病名を当てるためではなく、最初の相談先を決めるために

首の痛みと頭痛 ― 首から来る頭痛・首が原因の頭痛を、どう整理するか― 頸原性頭痛・後頭神経痛・むち打ち後の頭痛・筋筋膜性の頭痛のちがい|足柄上郡 開成町の鍼灸・マッサージ|快晴鍼灸院(開成駅 西口 徒歩4分)

首の痛みと頭痛をつなぐ、首から来る頭痛の4つの通り道を示した解剖イラスト|首の上のほうの骨(第1〜第3頸椎)の関節、後頭部から頭のてっぺんへのびる大後頭神経、後頭下筋群のトリガーポイント、電気が走るような神経痛を色分けした頭と首の横からの図|足柄上郡開成町 快晴鍼灸院
首から来る頭痛の通り道。首の骨のつなぎ目(関節)・神経・筋肉のしこりと、出どころはちがっても、痛みは同じ後頭部から頭へ広がって見えます ― 開成町 快晴鍼灸院 ※構成・監修 久保田崇士/作図はAIを使用したイメージ図

「首がこると、頭まで痛くなる」「首の痛みと頭痛が、いつも一緒に来る」。そう感じている方は少なくありません。 このような首から来る頭痛には、医学では4つの呼び名があります。 呼び名が分かれるのは、痛みがどこから来ているかと、それをだれが確かめられるかがちがうからです。 このページでは、足柄上郡開成町の快晴鍼灸院が、4つのちがいと、最初にどこへ相談すればよいかを、できるだけやさしい言葉でまとめました。

このページの要点(30秒で読めます)

  1. 首の痛みと頭痛が一緒に出る、首が原因の頭痛には、頸原性頭痛・後頭神経痛・むち打ち後の頭痛・筋筋膜性の頭痛という4つの呼び名があります。
  2. 4つは、症状がよく似ています。首からの痛みの信号と頭からの信号が、脳の手前で同じ場所に集まるからです。
  3. どれに当たるかを決める(診断する)のは医師です。「首を押すと頭痛が出る」だけでは決まりません。
  4. けがのあとの頭痛、突然の激しい頭痛、手のしびれや熱をともなう頭痛は、先に医療機関へ。
  5. 快晴鍼灸院(開成町)が主に関われるのは、首の筋肉のしこり(トリガーポイント)がかかわる頭痛です。
このページの立場

快晴鍼灸院は施術所です。頭痛の種類を診断することはできません。このページは「診断の手順」ではなく、「言葉の地図」です。 病名を決められるのは医師だけで、ここでの説明は医療機関での確認の代わりにはなりません。 頭痛そのものの解説は緊張型頭痛のページ、首そのもののつらさは首筋の張り・首の痛みのページ、 「もわーん」「ズキズキ」といった言葉から相談先を考える方法は頭痛の表現と相談先の目安にまとめています。

快晴鍼灸院は、首の痛みと頭痛に何をしてくれるのか ― 答えを先に(筋膜痛へのアプローチ)

ひとことで答えると:快晴鍼灸院(神奈川県足柄上郡開成町)は、首の痛みと頭痛が一緒に出る「首から来る頭痛」のうち、首・肩の筋肉にできたしこり(トリガーポイント)が頭へ痛みを送る筋膜痛(筋・筋膜性疼痛)の層を対象に、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格をもつ施術者が、極細の鍼とマッサージで筋肉の緊張に働きかけます。頭の痛む場所ではなく、痛みを送っている首の筋肉を手でふれて探し、押したときに「いつもの頭痛」が出るかを確かめてから施術します。

頭痛の種類の診断、画像検査、お薬の処方、首の骨の関節・椎間板・神経そのものへの処置は行いません。これらは医療機関の役割で、当院は医療機関での治療と並行して補完的にお手伝いします。

筋膜痛へのアプローチ ― 「痛む場所」ではなく「痛みを送っている筋肉」を探します

筋膜痛(きんまくつう)は、筋肉と、それを包む膜(筋膜)にできたかたく縮んだ小さなしこりが、はなれた場所へ痛みを送る状態です。 首の筋肉のしこりは、後頭部・こめかみ・目の奥・頭のてっぺんといった「首ではない場所」に頭痛を感じさせることがあります(→ なぜ4つは似て見えるのか)。 そのため当院では、頭痛を感じる場所を手がかりに、まず確かめる首・肩の筋肉を決めています。

頭痛を感じる場所と、快晴鍼灸院がまず確かめる首・肩の筋肉
頭痛を感じる場所まず確かめる筋肉ふれて確かめる場所(おおよそ)
後頭部から目のまわり・額(帯を巻かれたような締めつけ)後頭下筋群うなじの奥、頭の骨のきわ
後頭部から目の奥頭半棘筋首のうしろ、背骨の両わき
頭のてっぺん頭板状筋首のうしろの上のほう、やや外側
こめかみ・目の奥・耳のまわり胸鎖乳突筋耳のうしろから鎖骨へ斜めに走る、首の前の筋肉
首の横から耳のうしろ・こめかみ僧帽筋(上部)首のつけ根から肩

※ Travell & Simons『トリガーポイント・マニュアル 筋膜痛と機能障害』の関連痛パターンにもとづく一般的な整理で、個人差があります。この表で頭痛の種類を見分けることはできません。筋肉ごとのくわしい説明は 首筋の張りと頭痛のつながり(早見表) にまとめています。

ご相談から施術までの流れ ― 最初から「首の筋肉のせい」とは決めません

  1. 医療機関を優先すべき頭痛かを確かめますけがのあとの頭痛、突然の激しい頭痛、手のしびれや熱をともなう頭痛などは、施術を行わず、医療機関での確認を先にお願いします(→ 先に医療機関で確かめていただきたい頭痛)。
  2. 頭痛の場所と出方をうかがいますどこが・いつ・どんな動作や姿勢のあとに痛むか、頭痛薬を飲む日数、飲んでいるお薬(とくに血液をサラサラにするお薬)を確かめます。実際に何をうかがっているかは 施術者の臨床ノート に記録しています。
  3. 首の筋肉にふれて、「いつもの頭痛」が再現されるかを確かめます上の表の筋肉を中心に、押したときにご本人が知っている頭痛と同じ場所・同じ感じの痛みが出るかを確かめます。これは施術の手がかりであって、病名を決める証拠ではありません。
  4. 見つかった筋肉へ、必要な量だけ働きかけます直径0.16〜0.20mmの極細鍼によるトリガーポイントへの刺鍼と、マッサージを組み合わせます。首だけでなく、肩・背中・あご(食いしばり)の緊張もあわせて確かめ、刺激の強さはその日の体調とご希望に合わせます。いきなり強い刺激は加えません。
  5. 変化を確かめ、続けるか・線を引くかを決めます施術の直後だけで判断せず、帰宅後・その日の夜・次の朝の頭痛を次回うかがいます。首のこりが軽くなっても頭痛が増えた場合は、刺激量や方針を見直し、必要に応じて医療機関での確認をおすすめします。パソコン・スマートフォンの姿勢(ストレートネック)や寝ているときの姿勢など、日常のクセもいっしょに見直します。
くわしく知りたい方へ(専門用語メモ:筋膜痛をどう確かめているか)

筋・筋膜性疼痛(myofascial pain)は、骨格筋内の索状硬結(taut band)上の限局した圧痛点=トリガーポイントを特徴とし、圧迫によって離れた部位に関連痛が生じるものをいいます。Travell & Simons は、索状硬結・限局した圧痛・関連痛の出現・その痛みをご本人が「いつもの痛み」と認識すること・局所単収縮反応などを所見として挙げています。当院が施術の手がかりとして最も重く見ているのは、圧迫でご本人が知っている頭痛が再現されるかという点です。

ただし、トリガーポイントの見つけ方の基準は研究者のあいだで完全には一致しておらず、検者間の再現性には限界があります。また、上位頸神経と三叉神経の信号は三叉神経頸髄複合体で収束するため、筋由来の関連痛と頸原性頭痛(上位頸椎の関節など由来)は、誘発される痛みの場所だけでは区別できません。国際頭痛分類(ICHD-3)では、首や頭のまわりの筋の圧痛は「頭蓋周囲の圧痛を伴う緊張型頭痛」(2.1.1/2.2.1/2.3.1)で扱われ、「筋筋膜性頭痛」という独立した項目はありません。

誰が担当するのか ― 資格と経験

快晴鍼灸院で首の痛みと頭痛の施術を担当する施術者の資格と経験
担当久保田 崇士(施術者)。完全予約制で、毎回同じ施術者が最初から最後まで一対一で担当します。
国家資格はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(厚生労働大臣免許/1994年取得)
臨床経験臨床32年。病院のリハビリ室での鍼灸・マッサージ・機能訓練(1994年〜)、鍼灸整骨院での修行(1997年〜)、在宅訪問マッサージ(2000〜2019年)を経て、2001年に開成町で開業(開業25年)。
首と頭痛の見方Travell & Simons『トリガーポイント・マニュアル』を基盤とする筋・筋膜性疼痛(筋膜痛)の考え方で、頭痛の場所から首・肩の筋肉をたどります。
所属公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会/一般社団法人 神奈川県鍼灸マッサージ師会 会員

▶ 経歴と施術方針は 施術者紹介(ごあいさつ)、施術手段の全体像は 当院の施術 をご覧ください。

目指す変化と、お約束できないこと

目指す変化

  • 首筋の張りと一緒に来る、後頭部・こめかみ・目の奥の重さがやわらぐこと
  • 押すと「いつもの頭痛」が出ていた首の一点が、押しても響きにくくなること
  • 頭痛の出る場所と関わっている筋肉をいっしょに確かめ、姿勢や作業のしかたの見直しにつなげること
  • 医療機関での治療を続けながら、筋肉のこわばりにも手当てをすること

当院が行わないこと

  • 頭痛の種類の診断・画像検査
  • お薬の処方や、お薬をやめるおすすめ
  • 首の骨の関節・椎間板・神経そのものへの処置
  • 医療機関での治療の中断のおすすめ
  • 効果のお約束(変化の現れ方には個人差があります)

※ くり返す緊張型頭痛への鍼については、2016年のコクランレビューに研究報告があります(→ 鍼灸と頭痛の研究報告)。ただし、これは頸原性頭痛や筋筋膜性の頭痛そのものを対象にした評価ではなく、頸原性頭痛への鍼の効果は、質の高い研究で十分に確かめられていません。

こんな段階でのご相談が、多くなっています

当院でうかがう範囲では、首の痛みと頭痛のご相談は、次のような段階でいただくことが多くなっています。

  • 医療機関で「大きな異常はない」と言われたが、首の張りと頭痛が続いている
  • デスクワークやスマートフォンのあと、夕方になると後頭部やこめかみが重くなる
  • 首のうしろを押すと、いつもの頭痛と同じ場所が痛む
  • 頭痛薬を飲む日が増えてきた(月に10日以上の方は、先に医師へご相談ください)
  • 食いしばりやあごのこわばりと、首の張り・頭痛が重なっている
  • 朝起きたときから首が重く、頭痛がする(→ 枕と寝ているときの姿勢)

料金は60分 4,200円(初めての方は初検料 1,500円)。頭痛だけの特別な料金はなく、首・肩・背中・あごをまとめて同じ時間内で施術します(→ 施術メニュー・料金)。快晴鍼灸院は足柄上郡開成町(開成駅 西口から徒歩4分)にあり、開成町・南足柄市・小田原市など足柄上郡とその周辺から、首の痛みと頭痛のご相談をいただいています(→ 足柄上郡・開成町で相談するとき)。

首の痛みと頭痛 ― 首から来る頭痛の4つの呼び名のちがい

同じ「首が原因の頭痛」に見えても、痛みの出どころによって、医学では別の名前がつきます。 下の表は、4つを7つの点で並べたものです。 「自分はどれか」を当てるための表ではありません。どれとも言い切れないのがふつうだと知っていただくための表です。

首から来る頭痛の4つの呼び名(頸原性頭痛・後頭神経痛・むち打ち後の頭痛・筋筋膜性の頭痛)の比較
くらべる点 頸原性頭痛 後頭神経痛(大後頭神経痛) むち打ち後の頭痛 筋筋膜性の頭痛
どこから来る? 首の上のほうの骨(第1〜第3頸椎)のつなぎ目(関節)や、そのまわりの組織 後頭部へのびる神経そのもの(大後頭神経・小後頭神経・第三後頭神経) 事故などで首が急にムチのようにしなり、傷ついた首の組織(1か所とは限らない) 首の筋肉にできたしこり(トリガーポイント)
医学での分けかた 首という原因のはっきりした場所がある頭痛として、ふつうの頭痛(緊張型頭痛・片頭痛)とは別に分けられる 頭痛というより「神経の痛み」の仲間 「けがのあとの頭痛」の仲間 正式な名前ではない 多くは「首や頭のまわりの筋肉を押すと痛む緊張型頭痛」として扱われる
痛み方 後頭部からこめかみ・目の奥へ、うしろから前に広がる。重く、にぶい痛み 突き刺すような、電気が走るような痛みが、数秒〜数分。何度もくり返す けがのあとに始まった頭痛。首の痛み・こわばりをともなうことが多い じわっと広がり、痛む範囲の境目がはっきりしない。しめつけられる感じ
左右 片側にかたよりやすく、痛む側がいつも同じ(入れかわりにくい) 片側が多いが、両側のこともある。神経の通り道にそって痛む 決まっていない どの筋肉かによる。両側のことも多い
首を動かす・押すと 首を動かす、同じ姿勢を続ける、首のうしろを押す、でいつもの頭痛が出ることがある うなじの髪の生えぎわ(神経の出口)を押すと、強く痛む けがのすぐあとは、動かすこと自体がつらいことが多い しこりを押すと、いつもの頭痛が出る(関連痛)
確かめる人・方法 医師 診察・画像検査。必要に応じて、痛みの元と考えられる所へ麻酔の注射をして、頭痛が消えるかを見る(診断的神経ブロック) 医師 神経の通り道にそった診察と、診断的神経ブロック 医師 けがの経過の確認と、骨・靭帯・神経・頭の中の検査 医師・施術者 触診でしこりを探し、押して頭痛が出るかを確かめる
当院ができること 診断はできません。医師の確認が済んだ方に、筋肉の層への施術をご相談いただけます 神経痛そのものは対象外です。まわりの筋肉のこわばりには関われることがあります まず医療機関での確認が先です。そのあとに残る首のこわばりに関われることがあります 当院が主に扱う層です(鍼・深い筋肉への手技)
専門家の方へ ― 国際頭痛分類(ICHD-3)での位置づけ
  • 11.2.1 頸原性頭痛 ― 第2部「二次性頭痛」、第11章(頭蓋骨・頸・眼・耳・鼻・副鼻腔・歯・口あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛または顔面痛)
  • 13.4 後頭神経痛 ― 第3部、第13章「脳神経の有痛性病変およびその他の顔面痛」
  • 5.3 / 5.4 むち打ちによる急性頭痛/持続性頭痛 ― 第5章「頭頸部外傷・傷害による頭痛」
  • 分類名なし 筋筋膜性の頭痛 ― ICHD-3に独立項目はなく、筋の圧痛は緊張型頭痛の「頭蓋周囲の圧痛を伴う」下位分類(2.1.1/2.2.1/2.3.1)で扱われる

ICHD-3=国際頭痛分類 第3版(国際頭痛学会、日本語版は日本頭痛学会)。番号は分類上の位置を示すもので、重症度の順ではありません。

※ 「片側だけ」「うしろから前へ」「首を動かしたり押したりすると出る」は、頸原性頭痛の手がかりとされています。ただし国際頭痛分類は、これらは頸原性頭痛だけに見られる特徴ではないと注意しています。

4つの呼び名を、もう少しくわしく

表だけでは伝わりにくい「なぜ呼び分けるのか」を、ひとつずつ説明します。専門的な内容は、各カードの「くわしく知りたい方へ」を開くと読めます。

出どころ:首の骨のつなぎ目

頸原性頭痛(けいげんせいずつう)― 首の骨のつなぎ目から来る頭痛

首の上のほうの骨(頸椎)のつなぎ目や、そのまわりに原因があって起こる頭痛です。 医学では、首という「原因のはっきりした場所」がある頭痛として、ふつうの頭痛(緊張型頭痛・片頭痛)とは別に分けられています。

手がかりとされるのは、①片側にかたよって、痛む側が入れかわりにくい、②首を動かしたり、同じ姿勢を続けたりすると、いつもの頭痛が出る、③後頭部から前へ広がる、の3つです。 ただし、この3つがそろえば頸原性頭痛、というわけではありません。首の痛みがない場合もあります。

決めるのは医師です。痛みの元と考えられる神経や関節に麻酔の注射をして、頭痛が消えるかを見る方法(診断的神経ブロック)が使われることもあります。 この確認は、施術所ではできません。

くわしく知りたい方へ(専門用語メモ)

ICHD-3 では 11.2.1 として第2部「二次性頭痛」に置かれます(一次性頭痛である緊張型頭痛・片頭痛とは別の枠組み)。診断基準では、頭痛を起こしうる頸椎または頸部軟部組織の障害が臨床的・画像的に示され、さらに ①頸部の障害と時間的に関連して発症 ②頸部の障害の改善・消失と並行して頭痛も改善・消失 ③頸部可動域の低下と誘発手技での頭痛の明らかな悪化 ④頸部の構造またはその神経支配の診断的ブロックで頭痛が消失、のうち2つ以上で因果関係が示されることが求められます。

「上位頸椎」のうち、後頭骨と第1頸椎(C0-1)・第1頸椎と第2頸椎(C1-2)のあいだには椎間板がありません。椎間板が関わるのは第2・第3頸椎のあいだ(C2-3)より下です。

Sjaastad らの診断基準(1998年)では、症状側に固定した片側性(side-locked)、首の動き・持続した不自然な頭の位置・症状側の上位頸部や後頭部への圧迫による誘発などが挙げられています。ICHD-3 は、これらの特徴は頸原性頭痛に固有ではなく、それだけで因果関係を決めるものではないと注記しています。

出どころ:神経

後頭神経痛(こうとうしんけいつう)― 神経そのものが痛む

後頭部へのびる神経(大後頭神経など)そのものが痛むものです。 突き刺すような、電気が走るような痛みが、数秒から数分続き、何度もくり返します。 髪をとかす、頭の皮ふにふれる、といった軽い刺激でピリピリすることもあります。

うなじの髪の生えぎわあたりは、神経が筋肉の膜をつきぬけて、浅いところへ出てくる場所です。ここを押すと強く痛むのが特ちょうです。

頸原性頭痛とは別の分類ですが、症状が重なることがあります。当院では、首筋の張りのページで 「天柱(てんちゅう)シンドローム」と呼ばれる状態として説明しています。 また、後頭部は髪にかくれて発疹が見つけにくいため、帯状疱疹(たいじょうほうしん)による痛みが見のがされることがあります。

くわしく知りたい方へ(専門用語メモ)

ICHD-3 13.4 は「13. 脳神経の有痛性病変およびその他の顔面痛」の章に置かれています。大後頭神経・小後頭神経・第三後頭神経の分布域に、片側または両側の、刺すような・鋭い発作性の強い痛み(数秒〜数分)がくり返し起こり、頭皮や毛髪への軽い刺激で異常感覚やアロディニアを伴うこと、神経の枝の上の圧痛または大後頭神経の出口・C2 領域のトリガーポイントがあること、罹患神経への局所麻酔ブロックで一時的に軽くなることが基準です。

「天柱シンドローム」は学術的な病名ではなく、通称です。

きっかけ:けが

むち打ち後の頭痛 ― 決め手は「けがをしたこと」

交通事故やスポーツで、首が急にムチのようにしなったあとに起こる頭痛です。 国際頭痛分類では、けがから7日以内に始まった頭痛を「むち打ちによる頭痛」とし、3か月をこえて続くものを「持続性」として分けています。

大事なのは痛み方ではなく、けがをしたという事実です。 けがのあとの頭痛には、骨や靭帯(じんたい)の損傷、神経のけが、頭の中の問題がかくれていることがあります。 そのため当院では、痛みが軽くても、まず医療機関での確認をお願いしています。

確認が済んだあとに残る首のこわばりは、「頸椎捻挫後遺症(けいついねんざこういしょう)」として、医師の同意書があれば 健康保険(療養費)の対象になる場合があります。

くわしく知りたい方へ(専門用語メモ)

ICHD-3 では、5.3「むち打ちによる急性頭痛」(むち打ちから7日以内に発症し、3か月以内に消える、またはまだ3か月たっていない)と、5.4「むち打ちによる持続性頭痛」(3か月をこえて続く)に分けています。むち打ちは、首の急な加速・減速の動き(多くは追突事故)と定義されます。

交通事故によるけがで健康保険を使う場合は、加入している保険者への届け出(第三者行為による傷病届)が必要です。費用の扱いはご加入の保険によって異なるため、事前にお問い合わせください。

出どころ:筋肉のしこり

筋筋膜性(きんきんまくせい)の頭痛 ― 筋肉の「しこり」が頭へ送る痛み

首の筋肉にできた、かたく縮んだ小さなしこり(トリガーポイント)が、はなれた頭へ痛みを送っている状態です。 しこりを押すと、いつもの頭痛が出る。じわっと広がって、痛む範囲の境目がはっきりしない。そんな性質があります。 どの筋肉がどこへ痛みを送るかは、 首筋の張りと頭痛のつながり(早見表)にまとめています。

注意していただきたいのは、「筋筋膜性頭痛」は国際頭痛分類の正式な名前ではないことです。 分類のうえでは、多くの場合「頭のまわりの筋肉を押すと痛む緊張型頭痛」として扱われます。 当院が施術で主に関われるのは、この層です。

くわしく知りたい方へ(専門用語メモ)

関わる筋肉の例:後頭下筋群(大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋)、頭半棘筋、頭板状筋、胸鎖乳突筋。関連痛のパターンは Travell & Simons『トリガーポイント・マニュアル』第1巻によります。

ICHD-3 の緊張型頭痛には「頭蓋周囲の圧痛を伴う」下位分類(2.1.1/2.2.1/2.3.1)があり、首や頭のまわりの筋の圧痛はここで扱われます。筋・筋膜の圧痛は頸原性頭痛の議論でも取り上げられますが、トリガーポイントの見つけ方の基準は研究者のあいだで完全には一致しておらず、確かめ方の再現性には限界があります。

注記:寝ているときの姿勢と、枕について

頸原性頭痛には「同じ姿勢を続けると頭痛が出る」という手がかりがあるため、寝ているあいだの姿勢についてご質問をいただくことがあります。 睡眠は、1日のうちで同じ姿勢がいちばん長く続く時間です。枕の高さや寝る姿勢で、首まわりの負担が変わることは考えられます。 仰向け寝と横向き寝では、ちょうどよい枕の高さがちがいます。肩幅や、仰向けで首のうしろにできる頸部の隙間(首のカーブ)によっても変わります。

ただし、枕が合っているかどうかで、4つのどれかを見分けることはできません。 「朝に頭痛が強い」ことも頸原性頭痛だけのものではなく、片頭痛、緊張型頭痛、寝ているあいだの食いしばりなど、いろいろな理由で起こります。 枕は原因の候補のひとつにとどめ、見分けは医師の確認によります。 高さの考え方と、タオルを使った調整の目安は 枕とストレートネック ― 朝の首の痛み・頭痛の話にまとめています。

なぜ4つは、こんなに似て見えるのか

出どころがちがうのに症状が似てしまうのは、痛みの信号の通り道が、とちゅうで合流するからです。

首の上のほうから来る痛みの信号と、顔や頭の前のほうから来る痛みの信号は、脳の手前の同じ場所に集まります。

たとえると、いくつもの道が1本の大きな道路に合流すると、その先からは、どの道から来た車なのか見分けにくくなります。 脳も同じで、首から来た信号を、こめかみや目の奥といった「首ではない場所」の痛みとして感じることがあります。 痛む場所と原因の場所がずれるこの現象は、関連痛のしくみでくわしく説明しています。

だから「首を押すと頭痛が出る」ことは、4つのどれでも起こりえます。 施術の手がかりにはなりますが、病名を決める証拠にはなりません。

くわしく知りたい方へ(専門用語メモ)

上位3つの頸神経(C1〜C3)の求心線維と三叉神経(主に第1枝=眼神経)の求心線維は、延髄から上位頸髄にかけての三叉神経脊髄路核尾側亜核〜上位頸髄後角で、同じ二次ニューロンに収束します。この領域を三叉神経頸髄複合体(trigeminocervical complex)と呼びます。

この収束が、首に由来する侵害刺激が後頭部だけでなく前頭部・眼窩周囲の痛みとして感じられる解剖学的な基盤とされ、Bogduk らによって頸原性頭痛の機序の説明に用いられています。同じ収束は筋・筋膜由来の関連痛にも当てはまるため、誘発される痛みの場所だけでは出どころを区別できません。

先に医療機関で確かめていただきたい頭痛

次のどれかに当てはまるときは、施術所へ来る前に、医療機関で確かめてください。 施術で痛みがまぎれてしまうと、大切な確認がおくれるおそれがあるからです。

  • 事故・転倒・スポーツでのけがのあとに始まった頭痛 ― 骨・靭帯・神経・頭の中の確認が先です。
  • 今までで一番ひどい頭痛が、突然始まった ― 急いで調べる必要がある病気の可能性があります。迷わず救急へ。
  • 熱があり、首のうしろがかたくて前に曲げられない
  • 手のしびれ、力が入りにくい、歩きにくい ― 首の骨の中を通る神経(脊髄)の病気などの可能性があります。
  • いつも同じ側の頭痛が、週ごとに強くなっている
  • 物が二重に見える、ろれつが回らない、けいれんがある
  • 50歳をすぎて、初めて経験するタイプの頭痛が始まった
  • 頭痛薬を飲む日が、月に10日以上ある ― 薬の飲みすぎで起こる頭痛(薬剤の使用過多による頭痛)の可能性があります。まず医師にご相談ください。

※ 薬の飲みすぎによる頭痛の基準は、国際頭痛分類では薬の種類によって「月に10日以上」または「月に15日以上」とされています。ここでは早めに相談していただくため、少ないほうの日数を目安にしています。
▶ ご予約の前に確かめたい方は、施術対応適否セルフチェック(約30秒)をご利用ください。 当院で対応できる症状・できない症状の全体は対応できる症状・できない症状にまとめています。

当院ができること・できないこと

当院は、病名を決めることはできません。首から来る頭痛に対して当院が行えるのは、次の3つです。

① 頭痛が再現されるかを確かめる お話をうかがったあと、首のうしろの深い筋肉(後頭下筋群など)にふれて、押したときにいつもの頭痛が出る場所があるかを確かめます。
② その層に働きかける 見つかった層に、鍼または手による施術を行います。刺激の強さは、その日の体調とご希望に合わせて調整します。
③ 変化を確かめ、線を引く 施術のあとの変化を、いっしょに確かめます。手がかりが見つからないときや、上の「先に医療機関へ」に当てはまるときは、医療機関をおすすめします。

施術者の臨床ノート ― 後頭部の痛み方を、どう確かめているか

ここからは、分類や解剖の話ではありません。実際のご相談の場で、施術者の私(久保田)が何をうかがい、何をしないようにしているかの記録です。

うかがっていること。当院では、とくに後頭部の痛み方を大切にしています。 髪や頭の皮ふにふれたときのピリピリ感、振り向いたときの電気が走るような痛み、特定の動作や運動のあとに始まったかどうか、 歯科で食いしばりを指摘されたことがあるか、過去のぶつかり合うスポーツや事故の経験などを確かめます。

無理に痛みを出させません。特定の動きを無理にしていただくことはしません。ご本人が「こう動くと出る」とわかっている場合にかぎって、その関係を確かめます。

その場だけで決めません。施術の直後だけで判断せず、帰宅後・その日の夜・次の朝に頭痛が出なかったかを、次回のご来院時にうかがいます。 首のこりが軽くなっても頭痛が増えた場合は、刺激の量や施術の方針を見直し、必要に応じて医療機関での確認をおすすめします。

頸原性頭痛の原因は、関節・椎間板・靭帯・神経などさまざまで、そのすべてを施術所で扱えるわけではありません。 当院が関われるのは、手でふれて確かめられる筋肉・筋膜の層にかぎられます。 すでに病名を言われている方は、医療機関で言われた内容と、飲んでいるお薬(とくに頭痛薬や、血液をサラサラにするお薬)を、最初にお知らせください。 鍼をしてよいか、刺激をどのくらいにするかを考えるために大切な情報です。 施術の組み立て方は当院の施術(7つの手段)をご覧ください。

足柄上郡・開成町で「首の痛みと頭痛」を相談するとき

快晴鍼灸院は、足柄上郡開成町(小田急線 開成駅 西口から徒歩4分)にある鍼灸・マッサージの施術所です。 開成町のほか、南足柄市・小田原市・大井町・松田町・山北町など、足柄上郡とそのまわりからも通いやすい場所にあります。 足柄上郡・開成で首の痛みと頭痛の相談先を探している方は、次の順番で考えてみてください。

  1. まず、上の「先に医療機関へ」に当てはまらないかを確かめる。
  2. 当てはまるとき、初めての頭痛、いつもとちがう頭痛のときは、医療機関へ。頭痛そのものは脳神経内科・脳神経外科(頭痛外来)、首の骨や神経が気になるときは整形外科が、相談先の目安です。
  3. 医療機関で確認が済み、首の筋肉のこわばりが残っているとき、または首のうしろを押すといつもの頭痛が出るときは、施術所への相談を考える段階です。当院では、上の「当院ができること」の3つの手順で向き合います。

▶ 迷ったときは、施術対応適否セルフチェック(約30秒)で、施術所に相談してよい状態かを先に確かめられます。アクセスはアクセス・駐車場をご覧ください。

やさしい用語集 ― このページの言葉を、ひとことで

頸椎(けいつい)
首の骨。上から第1〜第7頸椎の7つがある。頭に近い第1〜第3頸椎を「上位頸椎」という。
一次性頭痛
ほかに原因となる病気が見当たらない頭痛。緊張型頭痛・片頭痛など。
二次性頭痛
別の原因(首の障害・けが・病気など)があって起こる頭痛。頸原性頭痛はこちら。
診断的神経ブロック
痛みの元と考えられる神経や関節に麻酔の注射をして、痛みが消えるかで原因を確かめる方法。医師が行う。
三叉神経頸髄複合体
首からの信号と、顔・頭からの信号が合流する、脳の手前の場所。首の問題が頭の痛みに感じられる理由。
関連痛
原因のある場所と、痛みを感じる場所がずれること。首のしこりが目の奥にひびく、など。
トリガーポイント
筋肉の中にできる、かたく縮んだ小さなしこり。押すと、はなれた場所へ痛みを送る。
触診(しょくしん)
手でふれて、筋肉のかたさや、押したときの痛み方を確かめること。
side-locked(サイドロック)
痛む側が入れかわらず、いつも同じ側であること。頸原性頭痛の手がかりの一つ。
首から来る頭痛・首が原因の頭痛
医学の正式な病名ではなく、日常の言い方。このページの4つの呼び名は、どれもこう表現されることがある。

よくあるご質問 ― 首から来る頭痛について

Q1. 医療機関で「頸原性頭痛」と言われました。鍼灸やマッサージは受けられますか?⌄

医師の確認が済んでいて、施術をひかえるように言われていなければ、筋肉・筋膜の層への施術をご相談いただけます。 ただし頸原性頭痛の原因は関節・椎間板・靭帯・神経などさまざまで、そのすべてを施術所で扱えるわけではありません。 当院が扱えるのは、押すといつもの頭痛が出る筋肉・筋膜の層にかぎられます。 病名がついている場合は、医療機関で言われた内容と、飲んでいるお薬を最初にお知らせください。

Q2. 緊張型頭痛と頸原性頭痛は、どうちがうのですか?⌄

国際頭痛分類での位置がちがいます。緊張型頭痛は、ほかに原因が見当たらない一次性頭痛です。 頸原性頭痛は、首(主に上位頸椎)の障害という原因が別にある二次性頭痛です。 症状の手がかりとしては、頸原性頭痛は片側にかたよりやすく痛む側が入れかわりにくいこと、首の動きや同じ姿勢でいつもの頭痛が出ること、うしろから前へ広がることが挙げられます。 ただし2つは重なることがあり、症状の印象だけで分けることはできません。 緊張型頭痛そのものの解説は緊張型頭痛のページをご覧ください。

Q3. 首を押すと頭痛が出ます。頸原性頭痛ということですか?⌄

それだけでは決まりません。首を押して頭痛が出ることは、頸原性頭痛でも、首の筋肉のしこり(トリガーポイント)による関連痛でも、後頭神経痛でも起こります。 首の上のほうの関節と、その上を通る筋肉と、後頭部へのびる神経が、どれも近い場所にあるためです。 押して頭痛が出るという事実は施術の手がかりとして大切ですが、病名を決める証拠にはなりません。

Q4. 事故のあとから続く頭痛です。まず何をすればよいですか?⌄

けがのあとに始まった頭痛は、痛みの強さにかかわらず、まず医療機関で確かめてください。 骨・靭帯・神経のけがや、頭の中の問題がかくれている可能性があり、それを確かめられるのは医師だけだからです。 確認が済んだあとに残る首のこわばりは、頸椎捻挫後遺症として医師の同意書があれば 健康保険(療養費)の対象になる場合があります。 交通事故の場合は保険者への届け出が必要になるなど、費用の扱いはご加入の保険によってちがうため、事前にお問い合わせください。

Q5. スマホやデスクワークの姿勢は、首から来る頭痛と関係がありますか?⌄

頭が前に出た姿勢が続くと、後頭下筋群など首のうしろの筋肉は、頭の重さを支えるために縮んだまま働き続けます。 この続く負担が、しこり(トリガーポイント)ができるきっかけになりうる、というのが筋肉・筋膜からの見方です。 ただし、姿勢が頸原性頭痛の原因だと証明されているわけではありません。 姿勢の背景はストレートネック・頭部前方姿勢のページでくわしく説明しています。

Q6. 足柄上郡・開成町で、首の痛みと頭痛(首から来る頭痛)はどこに相談すればよいですか?⌄

初めての頭痛、いつもとちがう頭痛、けがのあとの頭痛、手のしびれや熱をともなう頭痛は、まず医療機関(頭痛は脳神経内科・脳神経外科の頭痛外来、首の骨や神経は整形外科が目安)へご相談ください。 医療機関で確認が済み、首の筋肉のこわばりが残っている場合は、施術所へのご相談を考える段階です。 快晴鍼灸院は開成町(小田急線 開成駅 西口から徒歩4分)にあり、南足柄市・小田原市・大井町・松田町・山北町からも通いやすい場所です。 相談の順番は「足柄上郡・開成町で相談するとき」にまとめています。

Q7. 首から来る頭痛は、鍼で治りますか?⌄

「治る」とお約束することはできません。頸原性頭痛そのものに対する鍼の効果は、質の高い研究で十分に確かめられているとはいえません。 緊張型頭痛については鍼の研究報告があり、緊張型頭痛のページで紹介しています。 当院では、押していつもの頭痛が出る筋肉の層があるかを確かめ、施術のあとの変化をいっしょに見ながら、続けるかどうかを判断します。 変化が見られない場合や、確認が必要なサインがある場合は、医療機関をおすすめします。

構成時に確認した主な資料

  1. 日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会(訳)『国際頭痛分類 第3版(ICHD-3)』医学書院、2018年(11.2.1 頸原性頭痛/13.4 後頭神経痛/5.3・5.4 むち打ちによる頭痛/2.1.1・2.2.1・2.3.1 頭蓋周囲の圧痛を伴う緊張型頭痛/8.2 薬剤の使用過多による頭痛)
  2. Headache Classification Committee of the International Headache Society. The International Classification of Headache Disorders, 3rd edition. Cephalalgia. 2018;38(1):1-211.(ichd-3.org にて全文公開)
  3. Sjaastad O, Fredriksen TA, Pfaffenrath V. Cervicogenic headache: diagnostic criteria. Headache. 1998;38(6):442-445.(Cervicogenic Headache International Study Group による診断基準)
  4. Bogduk N, Govind J. Cervicogenic headache: an assessment of the evidence on clinical diagnosis, invasive tests, and treatment. Lancet Neurol. 2009;8(10):959-968.
  5. Linde K, Allais G, Brinkhaus B, et al. Acupuncture for the prevention of tension-type headache. Cochrane Database Syst Rev. 2016;4:CD007587.
  6. Travell JG, Simons DG. Myofascial Pain and Dysfunction: The Trigger Point Manual, Vol.1.(後頭下筋群・頭半棘筋・頭板状筋・胸鎖乳突筋の関連痛パターン)

※ 本ページは、これらの資料をもとに言葉の位置関係を整理したものです。一人ひとりの症状がどれに当たるかの判断は医師によります。 記述のあやまりがわかった場合はお知らせで訂正します。

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