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腰痛|坐骨神経痛 (足腰の痛み|足のしびれ)等について
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このページは以下の内容で構成されております
1.デスクワークが引き起こす腰痛
2.腸腰筋と股関節周囲の痛み
3.坐骨神経痛とその専門治療
4.腸腰筋と腰方形筋の影響
5.自己ケアと早期治療の必要性
6.小殿筋トリガーとその影響
7.梨状筋症候群とその対策
8.徒手検査の重要性
9.ウイルス性坐骨神経痛と帯状疱疹後のケア
10.突発性大腿骨頭壊死と痛み
全て私が実務経験の中で対応したことのある症状、病態をもとに参考文献の情報と合わせて作成しております。
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腸腰筋症候群(大腰筋、腸骨筋) 腰・股関節の痛み
腸腰筋トリガーポイントと関連痛
当院では、デスクワーク等が原因となる腰痛の専門治療を提供しています。
特に、腸腰筋のトリガーポイントによる関連痛に注力しています。
腸腰筋群は、骨盤内側の腸骨筋と大腰筋、小腰筋と一緒になっており、深部に位置するインナーマッスルの一部です。
デスクワークなどで長時間座っていると、腸腰筋が収縮した状態が続き、これが血行不良と痛みの悪循環を引き起こします。
この状態が長時間続くと、トリガーポイントが活性化されます。この筋肉の大部分は直接触れることができませんが、鍼を用いて刺激を与えることで、関連痛が誘発されるかどうかを確認し、この筋肉が痛みの原因であるかを判断します。
腰背部と股関節に関連痛を引き起こし、鍼による探索で筋肉が非常に硬くなっていることが確認できます。
患者様が「股関節の痛み」と訴えた場合、私たちはレントゲン検査等の手段がないため、他の股関節疾患との鑑別手段として以下の徒手検査を重要視しております。
・当院で行う徒手検査法
1. パトリックテスト:
患者様には仰向けに寝て頂き。私は患者様の膝を曲げ、足首を他の膝の上に置きます。その後、患者様の膝と足首を同時に押し下げます。痛みがある場合、股関節等に問題がある可能性があります。
2. トーマステスト:
患者様は仰向けに寝ます。私は患者様の片方の膝を胸に引き寄せ、もう一方の脚が持ち上がるかどうかを観察します。もう一方の脚が持ち上がる場合、腸腰筋などの股関節の筋肉が硬くなっている可能性があります。
通常、この筋肉の緊張を緩和するためには、大腰筋(腸腰筋)を的確にとらえた刺鍼操作と低周波パルス通電治療、やや深部まで応力が加わる押圧での筋膜リリース目的に行う指圧を行います。しかし、表面からのマッサージや指圧だけでは、この筋肉を緩めるのは難しいです。
その為、私も含め、独自のストレッチや整体治療法を開発する治療家も多いです。
※「腸腰筋症候群」要点まとめ※
1. 腸腰筋の位置と機能:
腸腰筋群は、骨盤内側の腸骨筋と大腰筋、小腰筋と一緒になっており、深部に位置するインナーマッスルの一部です。
2. 腸腰筋の収縮と痛みの関連性:
デスクワークなどで長時間座っていると、腸腰筋が収縮した状態が続き、これが血行不良と痛みの悪循環を引き起こします。
3. トリガーポイントの確認:
この筋肉の大部分は直接触れることができませんが、鍼を用いて刺激を与えることで、関連痛が誘発されるかどうかを確認し、この筋肉が痛みの原因であるかを判断します。
4. 関連痛の確認:
腰背部と股関節に関連痛を引き起こし、鍼による探索で筋肉が非常に硬くなっていることが確認できます。
5. 徒手検査の重要性:
腸腰筋症候群と徒手検査の重要性: 股関節の痛みがある場合、他の疾患を見分けるために、「パトリックテスト」が必要です。さらに、腸腰筋を含む股関節の筋肉の柔軟性を評価する「トーマステスト」も施術の決定に重要です。
6. 筋肉の緊張を緩和する方法:
通常、この筋肉の緊張を緩和するためには、大腰筋(腸腰筋)を的確にとらえた刺鍼操作と低周波通電治療、やや深部まで応力が加わる押圧での筋膜リリース目的に行う指圧を行います。す。
7.早期治療の重要性:
症状を放置すると、痛みやシビレが悪化し、より深刻な問題を引き起こす可能性があります。そのため、早期の治療が重要です。
8.自己ケアの一環:
独自のストレッチや整体治療法を開発する治療家も多いです。自宅でのストレッチや腰痛体操等のセルフ整体も、自己ケアの一環としても非常に有効です。
腰痛 頑固な腰のコリと臀部(おしり)に関連痛を出す腰方形筋
腰方形筋トリガーポイント
腰方形筋は、腰痛の一般的な原因としてよく指摘される筋肉です。特に、疲労が原因で腰痛を感じる方の多くに、この筋肉の数か所にしこりが見られます。
この筋肉は、第二腰椎の外方から背骨の突起(横突起)に向かって圧をかけると、しこりを指圧する指と骨の突起で挟み込むようになります。この時に強い放散痛(関連痛)が出現します。この位置は、腰痛の特効ツボ「志室」があります。
はり治療や指圧による虚血圧迫法を用いて、トリガーを不活性化させます。指圧による筋膜リリース効果にも期待し、深刻な腰痛から通常のコリ程度に痛みを緩和します。この筋肉は、骨盤に付着するギリギリのラインにもトリガーができ、鋭い痛みが出る方が多いですが、比較的治療が容易な部位であるため、痛みは比較的早く消えます。
腰方形筋は、骨盤の角度に大きく影響を与え、下肢長の不均衡を生じやすい筋肉です。そのため、早期の治療をおすすめします。
※腰方形筋トリガーポイント治療の要点まとめ※
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1.専門治療:
当院は、デスクワーク等が原因となる腰痛の専門治療を提供しています。特に、腰方形筋トリガーポイントによる関連痛に注力しています。
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- 2.腰方形筋トリガーの特徴:
- 腰方形筋は、腰痛の一般的な原因としてよく指摘される筋肉です。特に、疲労が原因で腰痛を感じる方の多くに、この筋肉の数か所にしこりが見られます。
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3.症状の進行:
デスクワークなどで長時間座っていると、腰方形筋が収縮した状態が続き、これが血行不良と痛みの悪循環を引き起こします。
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4.鑑別方法:
腰方形筋は第二腰椎の外方から背骨の突起に向かって圧をかけると、しこりを指圧する指と骨の突起で挟み込むようになります。この時に強い放散痛(関連痛)が出現します。
この位置は腰痛治療の特効ツボ「志室」穴と一致します。
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5.治療法:
当院でははり治療や指圧による虚血圧迫法を用いて、トリガーを不活性化させます。指圧による筋膜リリース効果にも期待し、深刻な腰痛から通常のコリ程度に痛みを緩和します。
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6.早期治療の重要性:
腰方形筋は、骨盤の角度に大きく影響を与え、下肢長の不均衡を生じやすい筋肉です。そのため、早期の治療をおすすめします。
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7.自己ケアの一環:
独自のストレッチや整体治療法を開発する治療家も多いです。これらのストレッチ等の方法は、自宅でも行うことができ、自己ケアの一環として有効です。
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8.他の疾患による痛み:
滑液包炎や腰椎椎間板ヘルニアなど、他の疾患が原因で似た痛みを引き起こすこともあります。そのため、当院では痛みの種類や状況により、適切な医療機関の受診をおすすめすることもあります。診断行為は行えませんが、国家資格を持ち相応の実務経験を持つ施術者が治療の適応を判断させて頂いております。
小臀筋症候群【坐骨神経痛に似た症状】を出す小殿筋
小殿筋トリガーと坐骨神経痛様関連痛 【シビレるような放散痛】
当院はデスクワークによる腰痛の専門治療を提供しています。
特に、臀部の小殿筋トリガーによる坐骨神経痛に似た痛みの治療に注力しています。
小殿筋トリガーは、長時間の座位により発生しやすい症状で、筋肉の緊張と炎症が引き起こす痛みを伴います。
腰から下肢全体の施術を行い、指圧や整体を用いてしこりを和らげ、筋膜リリース効果も求めます。筋膜リリースは、筋肉の緊張を和らげ、血流を改善し、痛みを軽減する効果があります。鍼灸治療も大変効果的です。
冬季には、カイロを用いた温熱治療もおすすめします。局所を温めることで血流が改善し、痛みの軽減につながります。
当院を訪れる患者様方は、この症状に対し、自己ケアの手段として、「テニスボール」を用いた臀筋群のストレッチや「マッサージガン」を活用した筋膜リリースを行う「セルフ整体」で改善を図るる方々もいらっしゃいます。これらの方法により、つらい症状から解放されている方々が多くいらっしゃいます。
注意点 滑液包炎や腰椎椎間板ヘルニアなど、他の疾患が原因で似た痛みを引き起こすこともあります。そのため、当院では痛みの種類や状況により、適切な医療機関の受診をおすすめすることもあります。診断行為は行えませんが、国家資格を持ち相応の実務経験を持つ施術者が治療の適応を判断させて頂いております。
※「小臀筋症候群」治療の要点まとめ※
1.専門治療:
当院は、デスクワークによる腰痛の専門治療を行っています。特に、小殿筋トリガーによる坐骨神経痛に似た痛みの治療に注力しています。
2.小殿筋トリガーの特徴:
小殿筋トリガーは、長時間座っていることにより発生しやすい症状です。これは筋肉の緊張と炎症が引き起こす痛みを伴います。
3.症状の進行:
デスクワークにより長時間座っていると、小殿筋が収縮した状態が続き、血行不良と痛みの悪循環を引き起こします。
4.治療法:
当院では腰から下肢全体の施術を行い、指圧や独自の整体を用いてしこりを和らげ、「筋膜リリース」効果も求めます。また、鍼灸治療は大変効果的です。冬季には、カイロを用いて局所を温める温熱治療もおすすめします。
5.早期治療の重要性:
症状を放置すると、痛みが悪化し、より深刻な問題を引き起こす可能性があります。そのため、早期の治療が重要です。
6.自己ケアの一環:
自宅で行うことができるストレッチや整体治療法も有効です。これらは自己ケアの一環として推奨されます。
「テニスボール」を用いた小臀筋のストレッチや、「マッサージガン」を活用した自己ケアでの筋膜リリース等のセルフ整体で、つらい症状から解放されている方々が多くいらっしゃいます。
7.他の疾患による痛み:
滑液包炎や腰椎椎間板ヘルニアなど、他の疾患が原因で似た痛みを引き起こすこともあります。そのため、痛みの種類や状況により、適切な医療機関の受診をおすすめすることもあります。
診断行為は行えませんが、国家資格を持ち相応の実務経験を持つ施術者が治療の適応を判断させて頂いております。
梨状筋症候群 臀部の痛みから坐骨神経痛【足のシビレ】へ
梨状筋症候群:長時間のデスクワークや立ち仕事、陸上競技、長距離ドライブなどを行う方に多く見られる症状
梨状筋症候群の解説
梨状筋症候群は、長時間のデスクワーク、立ち仕事、陸上競技、長距離ドライブなどを行う方に多く見られる症状です。
この症候群は、初期段階では筋肉への刺激で「ジワ〜〜ン」という放散痛が誘発される程度ですが、早期に対策をしないと筋肉のさらなる緊張や拘縮(硬化)が起き、坐骨神経を圧迫(絞扼・しめつけ)する可能性があります。
この段階から足にビリビリという電撃様の感覚【シビレ】が出始めることがあります。
これが鍼灸マッサージで効果的な治療、施術の効果が期待できる最終段階です。
ここまで来ても何も手を打たないでいると、梨状筋筋膜との間に炎症が起き、関連痛による「坐骨神経痛様症状」から本格的に足がシビレる『坐骨神経痛』に発展してしまう可能性があります。
その場合、お医者様による注射や消炎鎮痛剤などの処置が必要となります。
私たちはレントゲンなどの検査手段を持っていませんので、腰椎椎間板ヘルニアや他疾患との鑑別は重要事項です。そもそもこの症状は、その病態からレントゲンやMRI検査での確定的な判定は出来ないということになっております。
私は「Kボンネットテスト」「Freiberg test」などの徒手検査で梨状筋が坐骨神経痛の原因となっているのかどうか見極めます。
私が行うマッサージ、指圧、鍼治療は、梨状筋症候群には特に有効な「筋膜リリース」効果も期待できる理想的な治療法です。
東洋医学ならではの坐骨神経痛特効ツボ
「承扶」「環跳」「委中」「承山」穴(経穴)も積極的に使用します。軽症でしたら梨状筋に効くストレッチ整体も加えます。
痛みが「ジワ〜〜ン」から「ビリビリ」に変わったら、それは梨状筋症候群による『坐骨神経痛』の警告信号です。そのような場合は、早期の治療、来院をお勧めします。
追記:当院を訪れる梨状筋症候群の患者様方は、自己ケアの手段として、テニスボールを用いた臀筋群のストレッチや、流行りのアイテム「マッサージガン」を活用して筋膜リリース等の「セルフ整体」を行っている方々おります。これらの方法により、つらい症状から解放されている方々が多くいらっしゃいます。
※梨状筋症候群治療の要点まとめ※
- 1.当院の専門治療:
当院では、特にデスクワークや立ち仕事などを行う方に多く見られる腰痛の専門治療を提供しています。その中でも、梨状筋症候群に対する治療に注力しています。
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2.梨状筋症候群の特徴:
梨状筋症候群は、梨状筋が過度に緊張し、それが坐骨神経を圧迫または刺激し、疼痛が生じる状態です。
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3.症状の進行:
初期段階では筋肉への刺激で放散痛が誘発されますが、早期に対策をしないと筋肉の緊張や拘縮が起き、坐骨神経を圧迫する可能性があります。この段階から足に電撃様の感覚【シビレ】が出始めることがあります。
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4.鑑別方法:
当院では、「Kボンネットテスト」「Freiberg test」などの徒手検査を行い、梨状筋が坐骨神経痛の原因となっているのかを見極めます。
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5.治療法:
当院の行うマッサージ、指圧、鍼治療は、梨状筋症候群には特に有効な「筋膜リリース」効果も期待できる理想的な治療法です。また、東洋医学ならではの坐骨神経痛特効ツボ 「承扶」 「環跳」 「委中」 「承山」 、も積極的に使用します。
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6.早期治療の重要性:
痛みが「ジワ〜〜ン」から「ビリビリ」に変わったら、それは梨状筋症候群による『坐骨神経痛』の警告信号です。そのような場合は、早期の治療、来院をお勧めします。
※筋膜と坐骨神経の間に炎症が起き、深刻な神経刺激症状(シビレ)等が出るまで放置した場合、医師の処置が必要になり、当院では適応外症状となります。※
7.自己ケアの一環として・・(追記):
当院を訪れる梨状筋症候群の患者様方は、「テニスボール」を用いた臀筋群のストレッチや、流行りのアイテム「マッサージガン」を活用した筋膜リリース等の「セルフ整体」で、つらい症状から解放されている方々が多くいらっしゃいます。
- 陸上競技者などのオーバートレーニングによるものは、「休息」は必須となるでしょう。
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ウイルス疾患による坐骨神経痛 (施術適応外,投薬治療が優先)
【帯状疱疹・坐骨神経痛】
ウイルス性の坐骨神経痛は、鍼灸やマッサージ施術が適応外となります、主に投薬治療が行われます。具体的には、帯状疱疹を発症した場合、抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル)などが使用されます。
このような症状を持つ患者さんと接する際、頭痛や側腹部痛、坐骨神経痛様の症状が見られることがあります。特に、「元々頭痛持ちではない」や「腰痛持ちでもない」など、慢性的な症状とは異なるどこか「不自然な痛み」を訴える方が多いです。
私自身は、鍼灸・マッサージ師として、問診や徒手検査を通じて他の器質的な疾患がないことを確認します。また、帯状疱疹の前駆症状の痛みも考慮し、慎重に対応しています。
症状特有の発疹や水疱(疱疹)が出現すれば、患者さん自身でも気づくことが可能です。しかし、他の症状が出にくい場合や、発疹が見つけやすい脇腹以外の場所では、疱疹が出現する前の鑑別は困難なこともあります。
私自身、発疹が出る前に痛みが出た患者さんに出会った経験がありますが、その段階では医師でも鑑別が難しい状態だったと考えます。初期症状の観察力の重要性を痛感しており、早期受診と抗ウイルス薬の早期投与が予後に大きな影響を及ぼすため、少しでも疑わしい場合には医師の診察をお勧めします。
また、帯状疱疹後神経痛や足のしびれ、痛みなどの後遺症が残る場合には、鍼灸治療やマッサージにより症状の改善を図ることが可能です。
※要点まとめ
・ウイルス性の坐骨神経痛は、鍼灸やマッサージ施術が適応外となり、主に投薬治療が行われます。これは、ウイルス性の病気は抗ウイルス薬による治療が必要となります。
・患者さんが「不自然な痛み」を訴える場合、それは通常の痛みとは異なる可能性があり、特に注意が必要です。これは、慢性的な症状とは異なり、新たな疾患の可能性を示しているからです。
・症状特有の発疹や水疱(疱疹)が出現すれば、患者さん自身でも気づくことが可能です。しかし、毛髪等に覆われた部分は発見が遅れることが多いです。これは、疱疹が皮膚の表面に出現するため、視覚的に確認できる場所に出現しない場合、発見が遅れる可能性があるからです。
・発疹が出る前に痛みが出た患者さんに出会った経験がありますが、その段階では医師でも鑑別が難しい状態だったと考えます。これは、症状が完全に現れる前の初期段階では、病状の診断が難しいことを示しています。
・帯状疱疹後の後遺症が残る場合には、鍼灸治療やマッサージの鎮痛効果によりにより症状の改善を図ることが可能です。
根性坐骨神経痛(腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症)
坐骨神経痛は、多くの紛らわしい症状を伴うことがあります。その中でも、腰椎椎間板ヘルニアは坐骨神経痛の主要な原因となる疾患です。この疾患は、MRIなどの画像診断により、神経の根元に圧迫を引き起こす要素が明らかになります。また、医師の徒手検査や問診により、この症状を否定する要素がなければ、腰椎椎間板ヘルニアと確定診断されます。
私たちも、足を持ち上げるSLRテストや腱反射などの徒手検査を用いて症状の鑑別を行います。患者さんが仰向けになり、足を持ち上げた際に足にシビレが出る場合や、ラセーグ徴候※1の出方によっては、当院では施術を控えることもあります。ただし、これらの検査が陽性でも、必ずしも腰椎椎間板ヘルニアであるとは限りません。
神経の根元に強い圧迫や炎症があり、電撃様のシビレや痛みがある場合、私たちの施術は適用できません。そのような場合、医師による消炎剤の処方や保存療法が行われ、状況によっては手術が必要となることもあります。
私の20年以上の臨床経験から言えば、仕事などの都合で手術を避け、症状を放置した方が症状が消失したケースもあります。しかし、放置は推奨されません。ヘルニアは長い年月をかけて縮小し、神経の圧迫もなくなると言われています。
画像診断の技術は目覚ましい進歩を遂げていますが、痛みの真の発生源は未だに完全には解明されていません。
炎症や症状の程度により、医師と相談した上で保存療法と痛みに対する投薬を続けることが推奨されます。その後、痛みの軽減に鍼灸、局所の修復・改善を促す目的で血行促進の指圧・マッサージ治療を行うことで、症状の改善を見守ることも一つの選択肢となります。
当院がこの症状に対してお力になれるのは・・
医師による一通りの加療が終わり、その後辛い症状がある場合には鍼灸の鎮痛作用、マッサージの血行促進作用で、より早く症状の改善に導きます。
主治医先生の同意があれば【坐骨神経痛には鍼灸の保険治療】が認められます。
ご相談ください。
※1 ラセーグ徴候(Lasegue sign)とは、患者様に仰向けになっていただき、下肢を伸ばしたまま持ち上げようとすると、太ももの後ろから足先に痛みやシビレ感を訴えてくる状態を指します。ここで、痛みやシビレが出現すればラセーグ徴候陽性となります。
※要点まとめ
・坐骨神経痛は、腰椎椎間板ヘルニアなどが主要な原因となることがあります。
・医師の徒手検査や問診、そしてMRI等の画像診断の結果を基に、腰椎椎間板ヘルニアの確定診断がなされます。
・神経の根元に強い圧迫や炎症がある場合、電撃様のシビレや痛みが生じ、医師による消炎剤の処方や保存療法が必要となります。状況によっては手術が必要となることもあります。
・ヘルニアは時間をかけて縮小し、神経の圧迫もなくなるとされていますが、放置は推奨されません。
・痛みの真の発生源は、画像診断上明らかな所見があったとしても、必ずしもその所見が原因であるとは限らないということを理解することが重要です。
・炎症や症状の程度により、医師と相談した上で保存療法と痛みに対する投薬を続けることが推奨されます。
・痛みの軽減には鍼灸、局所の修復・改善を促す目的で血行促進の指圧・マッサージ治療を行うことが有効で、症状の改善を見守ることも一つの選択肢となります。
・当院では、医師による一通りの加療が終わり、その後辛い症状がある場合には鍼灸の鎮痛作用、マッサージの血行促進作用で、より早く症状の改善に導くことが可能です。
※坐骨神経痛は医師の同意にがあれば鍼灸治療の保険適用となります。
紛らわしい坐骨神経痛 アルコール・大量飲酒者は要注意の疾患
アルコールを常に摂られる方とこの症状色々な意味で関連してきます。
座敷であぐらを強要される飲み会や、炎症期の飲酒などは症状を悪化させる等マイナスとなる要素が多すぎるようです。
だからこそ見落とされやすい疾患があります。・・・
それは・・突発性大腿骨頭壊死症。原因不明の珍しい病気とされてますが、アルコール大量摂取者に比較的多いといわれる疾患です。
太ももの中の太い骨の頭、足の付け根の部分が壊死することで、色々な形の痛みが出るわけです。初期症状がは坐骨神経痛や脊柱管狭窄症と限りなく近い症状から始まることもありますが、珍しい病気だけにいきなり骨頭壊死症など疑われることはないようです。
坐骨神経痛に似た症状と股関節痛、脊柱管狭窄症特有の間欠性跛行などとても紛らわしい症状が出るので、初期症状の段階での鑑別は難しいのではないでしょうか?
飲酒は体内で起きている炎症を悪化させますし、あぐらを強いられる座敷での飲み会であればなおさら股関節に負担をかけますので、病気を考えるより「呑み」で痛みが増したと思い込む方もいらっしゃることと思います。
【坐骨神経痛 アルコール】
ネットでこのワードを調べられている方は色々な思いあるのでしょう。
発症率は高くないようですが、大量飲酒習慣のある方やステロイド薬使用者は要注意の病気となりますので、私も鑑別には神経質になります。股関節にあぐらをかかせるような負荷をかける徒手検査(パトリックテスト)が陽性で他にも怪しい要素がある場合には整形外科の受診をお願いすることもございますのでよろしくお願いいたします。
指圧・マッサージ・鍼灸師がこの症状に対しお力になれるのは・・
整形外科受診を先行し、腰、股関節どちらもレントゲン検査で異常がなかった場合、筋疲労やトリガーポイントが痛みしびれの原因となっていることが多いので当院にお任せください。
坐骨神経痛 腰痛に、鍼治療はとても有効な治療方法です。
※要点まとめ
・アルコール摂取と坐骨神経痛は、様々な意味で関連しています。特に、座敷であぐらを強要される飲み会や、炎症期の飲酒などは症状を悪化させる可能性があります。
・突発性大腿骨頭壊死症は、原因不明の珍しい病気とされていますが、アルコール大量摂取者、ステロイド薬の長期投与時の副作用との関連性も指摘されています。
・大腿骨頭壊死症の初期症状は、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症と非常に似ているため、鑑別が難しい場合があります。
・飲酒は体内で起きている炎症を悪化させ、あぐらを強いられる座敷での飲み会では股関節に負担をかけるため、その姿勢が原因で痛みが増したと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
・当院では、整形外科受診を先行し、腰、股関節どちらもレントゲン検査で異常がなかった場合、筋疲労やトリガーポイントが痛みしびれの原因となっていることが多いので、そのような場合には当院にお任せください。
・坐骨神経痛や腰痛に対して、鍼治療はとても有効な治療方法とされています。
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