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腰痛・坐骨神経痛(足腰の痛み・足のしびれ)の専門治療
●辛い腰の痛み、足のしびれから解放されたい方へ。
足柄上郡開成町の快晴鍼灸院は、30年以上の実績を持つ国家資格保有の専門家による、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)の治療に特化した鍼灸院です。
■当院の特徴
・一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療
・痛みの根本原因へのピンポイントアプローチ
・国家資格を持つ専門家による安心の施術
イメージはDALL-E3にて生成・モデルは当院ペルソナ
「朝起きると腰が痛い」
「立つのが辛い」
「歩くのが怖い」-そんなお悩みを抱える方に、あなたらしい毎日を取り戻すお手伝いをいたします。
筋・筋膜痛の専門治療!! 快晴鍼灸院
● トリガーポイントとは?
トリガーポイントは、筋肉内にできたコリの塊で、足腰だけでなく、他の部位にも痛みやしびれを引き起こすことがあります。
● 当院のトリガーポイント治療
当院では、鍼灸、マッサージ、指圧、独自の指圧整体などを用いて、トリガーポイントを的確に刺激し、症状の軽減を目指します。
● 腰痛・坐骨神経痛でお悩みの方へ
・長年続く痛みで朝の痛みが辛い
・足にしびれや痛みがある
・動き初めに強い痛みがある
・立ち仕事が辛い
・一日中デスクワークで腰が辛い
・病院で検査し異常はないが、痛みやしびれが続いている
・腰がだるく凝った感じがする
上記のような症状でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
● その他、当院の強み
1.筋・筋膜性疼痛に特化した専門治療。
2.実務経験30年以上の国家資格を持つ施術者が責任をもって対応。
3.地域トップクラスの施術実績。
4. 多彩な施術メニュー:鍼灸、マッサージ、指圧、独自の指圧整体。
当サイト内では、トリガーポイントや下半身の症状についての詳細を解説しております。
腰痛治療なら【足柄上郡 開成町】の快晴鍼灸院へ。
慢性的な痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
このページは以下の内容で構成されております
1.デスクワークが引き起こす腰痛
2.腸腰筋と股関節周囲の痛み
3.坐骨神経痛とその専門治療
4.腸腰筋と腰方形筋の影響
5.自己ケアと早期治療の必要性
6.足のしびれ、痛みを起こす疾患
7.小殿筋トリガーとその影響
8.梨状筋症候群とその対策
9.徒手検査の重要性
10. 坐骨神経痛と帯状疱疹
11. 突発性大腿骨頭壊死と痛み
12. 腰痛と痛みの情動的側面
13. 腰痛と自律神経失調症の関連性
1.腸腰筋トリガーポイントが原因の腰痛について
腸腰筋トリガーポイントと関連痛
腰のトリガーポイントってなに?
腰痛に悩んでいませんか?その原因の一つに「トリガーポイント」があることをご存じでしょうか。今回は、一般の方にもわかりやすく、腰のトリガーポイントについてご説明します。
●トリガーポイントとは?
トリガーポイントは、筋肉にできる小さなしこりのようなものです。これが刺激されると、痛みが広がったり、別の場所に痛みが出ることがあります。特に「腸腰筋(ちょうようきん)」という深い部分の筋肉にトリガーポイントができると、腰や股関節に痛みを感じることが多いです。
●なぜ腸腰筋にトリガーポイントができるの?
長時間のデスクワークや座りっぱなしの生活で、腸腰筋がずっと縮んだ状態になります。これが血行不良を引き起こし、筋肉が硬くなってトリガーポイントができてしまうのです。
●どうやって対処すればいいの?
専門の鍼灸院では、鍼を使って腸腰筋のトリガーポイントを刺激し、痛みを和らげる治療を行っています。また、自宅でできるストレッチや簡単な体操も効果的です。
腸腰筋トリガーポイントの詳細解説
●はじめに
腸腰筋は、大腰筋、腸骨筋、小腰筋からなる深部のインナーマッスルであり、腰痛の主要な原因の一つとされています。腸腰筋のトリガーポイントが引き起こす関連痛とその病態、生理学的メカニズムについて詳しく解説します。
●腸腰筋の解剖学的特徴と機能
腸腰筋群は腰椎から大腿骨小転子にかけて付着し、主に股関節の屈曲と体幹の安定に寄与します。その深部に位置するため、直接触診が困難であり、臨床的評価が難しい筋群です。
●トリガーポイントの形成メカニズム
長時間の座位姿勢や過度の筋緊張により、腸腰筋内にトリガーポイントが形成されます。これは筋繊維の微小損傷や代謝異常に起因し、感作された神経終末が関連痛を引き起こします。
●関連痛のパターンと臨床症状
腸腰筋のトリガーポイントは、腰背部から股関節前面にかけての関連痛を誘発します。患者は深部の鈍い痛みや可動域制限を訴えることが多く、他の腰椎や股関節疾患との鑑別が必要です。
●徒手検査による評価
・パトリックテスト(FABERテスト):股関節の可動性と痛みの有無を評価し、股関節病変のスクリーニングに用います。
・トーマステスト:腸腰筋の短縮や筋緊張を評価するために実施され、陽性の場合は対側の下肢が持ち上がります。
●治療アプローチ
・鍼治療と低周波通電療法:腸腰筋のトリガーポイントに直接アプローチし、筋緊張の緩和と疼痛軽減を図ります。
・深部組織マッサージと筋膜リリース:やや深部まで圧を加え、筋膜の滑走性を改善します。
・セルフケアとストレッチ:日常生活での再発予防と筋柔軟性の維持を促すエクササイズの提案をさせて頂きます。
●早期治療の重要性
腸腰筋のトリガーポイントを放置すると、慢性的な腰痛や神経症状の悪化を招く可能性があります。早期の診断と適切な治療介入が予後を左右します。
●まとめ
腸腰筋のトリガーポイントは、腰痛の見逃されやすい原因の一つです。正確な評価と包括的な治療により、患者のQOL向上が期待できます。
2.腰方形筋 頑固な腰のコリと臀部(おしり)に関連痛を出す
1.頑固な腰のコリとおしりの痛み、その原因は?
腰やおしりの痛みに悩んでいませんか?
その原因の一つに「腰方形筋(ようほうけいきん)」という筋肉と、その特効ツボである「志室(ししつ)」が腰痛対策に役立つかもしれません。今回は、一般の方にもわかりやすく、腰方形筋トリガーポイントと特効ツボについてご説明します。
●腰方形筋ってなに?
腰方形筋は、腰の深い部分にある筋肉で、背骨と骨盤をつなぎ、体を横に曲げたり安定させたりする役割があります。この筋肉が疲労やストレスで硬くなると、腰やおしりにコリや痛みを感じることがあります。
●特効ツボ「志室(ししつ)」とは?
志室は、腰方形筋の上に位置する特効ツボで、腰痛やおしりの痛みを和らげる効果があります。このツボを適切に刺激することで、筋肉の緊張をほぐし、痛みを軽減することができます。
●どうして痛みが出るの?
長時間のデスクワークや同じ姿勢を続けると、腰方形筋に負担がかかり、しこり(トリガーポイント)ができやすくなります。このしこりが神経を刺激し、腰やおしりに関連した痛みを引き起こすのです。
●どんな症状が出るの?
・腰の深いコリや痛み
・おしりや腰の横側に広がる痛み
・体を動かすと痛みが増す
●どうやって対処すればいいの?
専門の鍼灸院では、鍼や指圧を使って腰方形筋のトリガーポイントや特効ツボ「志室」をほぐす治療を行っています。早めにケアをすることで、痛みを軽減し、日常生活を快適に過ごせるようになります。
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2.腰方形筋トリガーポイントによる関連痛の詳細解説
●はじめに
腰方形筋は、腰痛の一般的な原因として知られる筋肉で、特に疲労や姿勢の悪さからトリガーポイントが形成されやすい部位です。また、この筋肉に対応する特効ツボ「志室(ししつ)」は、鍼治療において重要なポイントとなります。本稿では、腰方形筋トリガーポイントが引き起こす関連痛とその治療法について、より詳しく知りたい方に理解しやすいように解説します。
●腰方形筋の解剖学的特徴
腰方形筋は、腰椎(背骨の腰の部分)の横突起と骨盤の腸骨稜(ちょうこつりょう)をつなぐ四角形の筋肉です。この筋肉は、体を横に曲げたり、背骨を安定させたりする役割があります。
●トリガーポイントの形成と症状
トリガーポイントとは
筋肉の中にできる硬いしこりで、周囲の神経を刺激して痛みを引き起こします。
腰方形筋でのトリガーポイント
・原因:長時間の座位姿勢や疲労、ストレス
・症状:
・腰の深部に感じるコリや痛み
・おしりや腰の横側への関連痛
・第二腰椎の外側から横突起に圧をかけると強い痛みが出る
●特効ツボ「志室」穴の役割
「志室」穴とは
・位置:第二腰椎の外側約3寸(指幅3本分)の位置にあります。
・効果:腰痛やおしりの痛みに効果的な特効ツボであり、腰方形筋のトリガーポイントと重なる部位です。
●鍼治療での重要性
・技術的なポイント:志室穴を正確に刺激するためには、腎臓との位置関係を正確に把握し、鍼の刺入角度や深さを慎重に調整する必要があります。
・当院の取り組み:当院では、この刺鍼技術を徹底的にマスターした施術者が在籍しており、安全かつ効果的な治療を提供しています。
●治療法
・鍼治療
・方法:腰方形筋のトリガーポイントおよび志室穴に鍼を刺入し、筋肉の緊張を緩和します。
・効果:深部の筋肉に直接アプローチすることで、痛みの原因を根本から改善します。
・指圧と筋膜リリース
・方法:指圧による虚血圧迫法と深部組織マッサージでしこりをほぐし、筋膜の滑りを良くします。
・効果:筋肉の柔軟性を取り戻し、痛みを軽減します。
●早期治療の重要性
腰方形筋が硬くなると、骨盤の角度に影響を与え、「見かけ上の脚長差」を引き起こすことがあります。これは、足の長さが違うように見える状態で、姿勢の歪みや歩行時の不安定感をもたらします。放置すると症状が悪化するため、早めの治療が重要です。
●他の疾患との鑑別
腰方形筋の痛みは、他の疾患と症状が似ている場合があります。以下の症状がある場合は、医療機関での診察をおすすめします。
・長期間続く腰痛
・安静時にも痛む
・夜間に痛みが増す
・発熱を伴う
・排尿障害がある
これらの症状は、腰椎疾患や腎臓疾患、尿路結石などの可能性もあります。
●まとめ
腰方形筋トリガーポイントと特効ツボ「志室」は、頑固な腰のコリやおしりの痛みの原因と改善において重要な役割を果たします。専門的な治療を受けることで、症状の改善が期待できます。早期のケアと適切な対処で、快適な生活を取り戻しましょう。
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●注意事項
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上のアドバイスではありません。症状が続く場合や気になる点がある場合は、必ず専門の医療機関でご相談ください。
足のしびれの原因と坐骨神経痛を起こす可能性のある疾患
坐骨神経痛は、腰から脚にかけての痛みやしびれを引き起こす疾患で、坐骨神経が圧迫または炎症を起こすことが原因です。坐骨神経痛を引き起こす可能性のある疾患は以下のように分類できます
1. 脊椎の疾患によるもの
1.腰椎椎間板ヘルニア:
2.腰部脊柱管狭窄症:
3.骨腫瘍:
4.変形性腰椎症:
5.腰椎すべり症:
これらの疾患は、脊椎の異常により坐骨神経が圧迫され、痛みやしびれを引き起こします。
筋肉の疾患によるもの (当院適応症)
梨状筋症候群:
梨状筋というお尻の筋肉が緊張し、坐骨神経を圧迫します。
3. 筋・筋膜痛由来の関連痛 (当院適応症)
筋・筋膜痛:小臀筋症候群など
筋肉や筋膜(筋肉を覆う薄い膜)の緊張や炎症が、坐骨神経痛に似た症状を引き起こすことがあります。
4.脳など中枢神経等に由来するしびれ
このような状態であれば、「足のしびれ」や「痛み」どうのより、中枢神経系の疾患が原因である場合、しびれ以外にも運動障害や感覚異常などの症状等重篤な他の症状が目立つのではないでしょうか?
とにかく病院へ!!
当院で改善が見込める【足のしびれ】
「筋・筋膜性疼痛の専門治療院として、足のしびれに悩むあなたをサポートします」
当院は、長年の経験と実績に基づき、筋肉や筋膜の痛み(筋・筋膜性疼痛:MPS)に特化した鍼灸マッサージ治療院です。
当院が得意とする足のしびれ
●当院の(足のしびれ)に対する施術の効果の高い症例は以下のものとなります
・絞扼性神経障害:(梨状筋症候群)
筋肉の緊張による神経の圧迫: 凝り固まった筋肉が神経を締め付け、しびれや痛みを引き起こす状態です。
・トリガーポイント由来のしびれ:
筋肉のコリやトリガーポイント(硬結)が神経を刺激し、しびれ、しびれに似た感覚や痛みを誘発する場合があります。
・腰や臀部の筋肉の緊張からくる坐骨神経痛様症状:(小臀筋症候群)
腰や臀部の筋肉のトリガーポイントが原因で、坐骨神経痛と似た症状(関連痛)が出ることがあります。
これらの症状は、筋肉の緊張を緩め、血流を改善することで、効果的に改善が見込めます。
当院の施術が難しいケース
●上記とは逆に実務経験に基づき、当院で対応が難しい
【足のしびれ】を起こす疾患は以下の症状となります。
・椎間板ヘルニア:
神経根に炎症を起こしている場合
・脊柱管狭窄症:
中等症以上の場合
・糖尿病性神経障害:
神経自体が障害されている場合
・動脈疾患:
循環器系の問題が原因の場合
これらの症状は、専門医による治療を優先してください。
※以下は当院での高い効果がある症状の解説です
小殿筋症候群 - デスクワーカーに多い坐骨神経痛様の痛み
小殿筋トリガーと坐骨神経痛様関連痛 【シビレるような放散痛】
小殿筋症候群って何?
お尻の奥深くにある「小殿筋」という筋肉が硬くなることで、坐骨神経痛によく似た症状が出る状態です。特にデスクワークで長時間座っている方に多く見られます。
●どんな症状が出るの?
・お尻が重たく感じる
・太ももの後ろからふくらはぎにかけてしびれるような痛み
・長時間座っているとお尻が痛くなる
・歩くと太ももの後ろが張る感じがする
●なぜ起こるの?
デスクワークなどで長時間座っていると、小殿筋が常に緊張した状態になります。これにより:
1. 筋肉が硬くなる
2. 血液の流れが悪くなる
3. 痛みやしびれが出る
という悪循環が起きます。
●自分でできるケア方法
1. テニスボールマッサージ
・お尻の痛いところにテニスボールを当てて体重をかける
・1カ所20秒程度じっとしている
2. 簡単ストレッチ
・横向きに寝て、上の足を前に出す
・お尻の奥が伸びる感じで30秒キープ
3. 生活習慣の改善
・1時間に1回は立ち上がる
・こまめに姿勢を変える
・クッションを使用する
●気をつけること
以下の場合は病院で検査を受けましょう:
・痛みが強くて眠れない
・足に力が入りにくい
・しびれが取れない
・発熱がある
小殿筋症候群の詳細解説
●解剖学的特徴と症状
小殿筋は解剖学的に非常に興味深い筋肉です。大殿筋の深層に位置するこの扇状の筋肉は、腸骨から大腿骨大転子まで広がっており、股関節の動きと姿勢の安定性に重要な役割を果たしています。主に股関節の外転と内旋を担うだけでなく、歩行時の骨盤安定化という重要な機能も持ち合わせています。
デスクワークなどの長時間の座位姿勢では、この小殿筋に持続的な負荷がかかります。特に不良姿勢や骨盤の歪みがある場合、筋繊維は常に緊張状態に置かれ、その結果として微小な損傷が蓄積されていきます。この状態が継続すると、筋肉内の特定の部位に過敏点、すなわちトリガーポイントが形成されることになります。
●トリガーポイントと疼痛の出現
小殿筋のトリガーポイントは、単なる筋肉の凝りとは異なる特徴的な病態を示します。この部位では筋線維が異常な収縮状態にあり、局所的な循環障害と代謝異常を引き起こしています。興味深いことに、このトリガーポイントへの刺激は、坐骨神経痛によく似た放散痛を引き起こします。
痛みは通常、臀部深層の鈍痛として始まり、やがて大腿後面から下腿後外側にかけて放散していきます。この痛みのパターンは、下殿神経およびL4/L5/S1神経根の支配領域に一致することが多く、このことが時として坐骨神経痛との誤診を招く原因となっています。
●鑑別の重要性
小殿筋症候群の鑑別において最も重要なのは、適切な病態鑑別です。似たような症状を示す疾患として、梨状筋症候群、仙腸関節機能障害、大転子滑液包炎、腰椎神経根症、変形性股関節症などが挙げられます。これらの疾患は、時として小殿筋症候群と症状が重複することがあり、施術には慎重な評価が必要です。
特に注目すべきは、これらの疾患が単独で存在するとは限らないということです。例えば、腰椎疾患に続発して小殿筋の機能障害が生じることも少なくありません。このため、包括的な評価が不可欠となります。
●評価と治療アプローチ
熟練した施術者による鑑別では、特徴的な所見を確認することができます。触診では筋の緊張増加と索状の硬結を認め、その部位への圧迫で特徴的な放散痛が再現されます。股関節の可動域検査では、特に外転と内旋の制限が見られることが多く、これらの所見は診断の重要な手がかりとなります。
治療においては、急性期、回復期、維持期という段階的なアプローチが効果的です。急性期では炎症の制御と疼痛管理を優先し、回復期では筋の柔軟性回復と機能改善に焦点を当てます。維持期では再発予防のための運動指導と生活習慣の改善が重要となります。
●予後と生活指導
適切な治療と管理により、多くの場合で良好な予後が期待できます。しかし、デスクワークなど誘因となる環境要因が継続する場合、再発のリスクは依然として存在します。このため、作業環境の整備や定期的なセルフケアの習慣化が重要です。
特に重要なのは、症状の改善後も継続的な予防的ケアを行うことです。適切な座位姿勢の維持、定期的な運動習慣の確立、そして必要に応じた専門家による定期的なケアを組み合わせることで、長期的な症状のコントロールが可能となります。
梨状筋症候群
梨状筋症候群と坐骨神経痛の関連性
画像左側の模型は、赤い部分は筋肉、黄色い部分は坐骨神経、上側の大きい赤色が梨状筋、下部の筋肉群(双子筋・内閉鎖筋)との間に坐骨神経が挟まれた状況を模しております。
挟まれることで生じる絞扼性神経障害及び絞扼部の炎症によるシビレと、梨状筋の筋筋膜痛によるトリガーポイントからの関連痛は似て非なるものであることをここで説明いたします。
画像2個目は坐骨神経痛への発展前、梨状筋トリガーポイントからの関連痛、放散痛の出現領域となり、その領域は坐骨神経痛による痛みの発生領域と極めて近似します。
梨状筋トリガーポイントの位置とバレー圧痛点
梨状筋トリガーポイントは、お尻の深部にある梨状筋に発生する筋肉の緊張に起因する症状です。初期症状は関連痛の出現となります。
トリガーポイントの位置
梨状筋トリガーポイントの位置は、諸説ありますが、主に以下の2つの場所にあると言われています。
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梨状筋外側1/3: 大転子(お尻の骨の出っ張り)の外側1/3付近に位置し、殿部から太ももの後面にかけて放散する痛みを引き起こします。
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梨状筋起始部: 仙骨と腸骨の接点付近に位置し、仙骨周辺、臀部全体、太ももの後面にかけて放散する痛みを引き起こします。
その他のトリガーポイント
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梨状筋全体にわたって、複数のトリガーポイントが存在する可能性があります。
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トリガーポイントは、硬結や圧痛として触診で確認できることが多いです。
バレー圧痛点との鑑別
バレー圧痛点というものがあり、梨状筋症候群と同様に、お尻の痛みやしびれを引き起こす症状です。仙骨下部の左右に鋭い圧痛が特徴です。
「尾てい骨」の周りが痛いと訴える患者様も関連痛によるものが多いように思いますが、状況により医師の診察が必要なケースも考えられます。
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梨状筋症候群から坐骨神経痛への進行
梨状筋症候群は、長時間のデスクワーク、立ち仕事、陸上競技、長距離ドライブなどを行う方に多く見られる症状です。この症候群は、初期段階では筋肉への刺激で「ジワ~~ン」という放散痛が誘発される程度ですが、早期に対策をしないと筋肉のさらなる緊張や拘縮(硬化)が起き、坐骨神経を圧迫(絞扼・しめつけ)する可能性があります。
坐骨神経痛への移行
この段階から足にビリビリという電撃様の感覚【シビレ】が出始めることがあります。これが鍼灸マッサージで効果的な治療、施術の効果が期待できる最終段階です。ここまで来ても何も手を打たないでいると、梨状筋筋膜との間に炎症が起き、関連痛による「坐骨神経痛様症状」から本格的に足がシビレる『坐骨神経痛』に発展してしまう可能性があります。その場合、医師による注射や消炎鎮痛剤などの処置が必要となります。
梨状筋由来の坐骨神経痛の鑑別
私たちはレントゲンなどの検査手段を持っていませんので、腰椎椎間板ヘルニアや他疾患との鑑別は重要事項です。そもそもこの症状は、その病態からレントゲンやMRI検査での確定的な判定は出来ないということになっております。
梨状筋由来の坐骨神経痛の鑑別と徒手検査
1. ラセーグ兆候:
まずこのチェックを行います。患者様に仰向けになっていただき、下肢を伸ばしたまま持ち上げようとすると、太ももの後ろから足先に痛みやシビレ感を訴えてくる状態を指します。ここで、痛みやシビレが出現すればラセーグ徴候陽性となります。このチェックを第一に行います。これは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症等との鑑別に重要です。
2. Freiberg test(フライバーグテスト):
次にこちらを行います。このテストでは、仰向けに寝た状態で検査者側が患者の足を持ち上げ、股関節を屈曲・外旋させながら膝を伸展・内旋させる方法があります。この検査は、梨状筋症候群だけでなく、坐骨神経痛全般の鑑別に用いられます。
3. Kボンネットテスト:
このテストは、梨状筋症候群の鑑別上必須です。痛みのある足を逆の足の膝に交差させて押し倒し、梨状筋に負荷をかけることで、坐骨神経を意図的に締め付け、その反応から神経障害をチェックします。
鑑別が非常に難しいとされる梨状筋症候群
上記徒手検査で全ての原因を確定出来るものではありません。
検査結果が陽性であっても、必ずしも病気が存在するとは限りません。
検査結果が陰性であっても、病気が存在する可能性があります。
私が患者様を見つめ続けてきた実務経験から思うに・・・
真の原因は「神のみぞ知るところ」
と言える症状が多々見受けられます。
当院の治療法と自己ケアの一環
私が行うマッサージ、指圧、鍼治療は、梨状筋症候群には特に有効な「筋膜リリース」効果も期待できる理想的な治療法です。
東洋医学ならではの坐骨神経痛特効ツボ(経穴)
「承扶」「環跳」「委中」「承山」穴(経穴)も積極的に使用します。軽症でしたら梨状筋に効くストレッチ整体も加えます。
痛みが「ジワ~~ン」から「ビリビリ」に変わったら、それは梨状筋症候群による『坐骨神経痛』の警告信号です。そのような場合は、早期の治療、来院をお勧めします。
追記:当院を訪れる梨状筋症候群の患者様方は、自己ケアの手段として、テニスボールを用いた臀筋群のストレッチや、流行りのアイテム「マッサージガン」を活用して筋膜リリース等の「セルフ整体」を行っている方々おります。これらの方法により、つらい症状から解放されている方々が多くいらっしゃいます。
※【梨状筋症候群】 治療の要点まとめ※
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1.当院の専門治療:
当院では、特にデスクワークや立ち仕事などを行う方に多く見られる腰痛の専門治療を提供しています。その中でも、梨状筋症候群に対する治療に注力しています。
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- 2.梨状筋症候群とは:
- 長時間のデスクワーク、立ち仕事、陸上競技、長距離ドライブなどを行う方に多く見られる症状です。
3.症状の進行:
- 初期段階では筋肉への刺激で「ジワ~~ン」という放散痛が誘発されますが、早期に対策をしないと筋肉のさらなる緊張や拘縮(硬化)が起き、坐骨神経を圧迫(絞扼・しめつけ)する可能性があります。
4.シビレの出現:
- この段階から足にビリビリという電撃様の感覚【シビレ】が出始めることがあります。
5.治療の重要性:
- ここまで来ても何も手を打たないでいると、梨状筋筋膜との間に炎症が起き、関連痛による「坐骨神経痛様症状」から本格的に足がシビレる『坐骨神経痛』に発展してしまう可能性があります。
6.徒手検査:
- 梨状筋由来の坐骨神経痛が疑われる場合の徒手検査には、「ラセーグ兆候」、「Freiberg test(フライバーグテスト)」、「Kボンネットテスト」があります。
7.鑑別診断の難しさ:
- 上記徒手検査で全ての原因を確定出来るものではありません。検査結果が陽性であっても、必ずしも病気が存在するとは限りません。また、検査結果が陰性であっても、病気が存在する可能性があります。
8.治療法:
- 私が行うマッサージ、指圧、鍼治療は、梨状筋症候群には特に有効な「筋膜リリース」効果も期待できる理想的な治療法です。
9.自己ケアの一環:
- 当院を訪れる梨状筋症候群の患者様方は、自己ケアの手段として、テニスボールを用いた臀筋群のストレッチや、流行りのアイテム「マッサージガン」を活用して筋膜リリース等の「セルフ整体」を行っている方々おります。
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1.ウイルス疾患による坐骨神経痛 (医師の治療が優先)
【帯状疱疹・坐骨神経痛】
ウイルス性の坐骨神経痛は、鍼灸やマッサージ施術が適応外となります、主に投薬治療が行われます。具体的には、帯状疱疹を発症した場合、抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル)などが使用されます。
このような症状を持つ患者さんと接する際、頭痛や側腹部痛、坐骨神経痛様の症状が見られることがあります。特に、「元々頭痛持ちではない」や「腰痛持ちでもない」など、慢性的な症状とは異なるどこか「不自然な痛み」を訴える方が多いです。
私自身は、鍼灸・マッサージ師として、問診や徒手検査を通じて他の器質的な疾患がないことを確認します。また、帯状疱疹の前駆症状の痛みも考慮し、慎重に対応しています。
症状特有の発疹や水疱(疱疹)が出現すれば、患者さん自身でも気づくことが可能です。しかし、他の症状が出にくい場合や、発疹が見つけやすい脇腹以外の場所では、疱疹が出現する前の鑑別は困難なこともあります。
私自身、発疹が出る前に痛みが出た患者さんに出会った経験がありますが、その段階では医師でも鑑別が難しい状態だったと考えます。初期症状の観察力の重要性を痛感しており、早期受診と抗ウイルス薬の早期投与が予後に大きな影響を及ぼすため、少しでも疑わしい場合には医師の診察をお勧めします。
また、帯状疱疹後神経痛や足のしびれ、痛みなどの後遺症が残る場合には、鍼灸治療やマッサージにより症状の改善を図ることが可能です。
※要点まとめ
・ウイルス性の坐骨神経痛は、鍼灸やマッサージ施術が適応外となり、主に投薬治療が行われます。これは、ウイルス性の病気は抗ウイルス薬による治療が必要となります。
・患者さんが「不自然な痛み」を訴える場合、それは通常の痛みとは異なる可能性があり、特に注意が必要です。これは、慢性的な症状とは異なり、新たな疾患の可能性を示しているからです。
・症状特有の発疹や水疱(疱疹)が出現すれば、患者さん自身でも気づくことが可能です。しかし、毛髪等に覆われた部分は発見が遅れることが多いです。これは、疱疹が皮膚の表面に出現するため、視覚的に確認できる場所に出現しない場合、発見が遅れる可能性があるからです。
・発疹が出る前に痛みが出た患者さんに出会った経験がありますが、その段階では医師でも鑑別が難しい状態だったと考えます。これは、症状が完全に現れる前の初期段階では、病状の診断が難しいことを示しています。
・帯状疱疹後の後遺症が残る場合には、鍼灸治療やマッサージの鎮痛効果によりにより症状の改善を図ることが可能です。
2.根性坐骨神経痛(腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症)
坐骨神経痛は、多くの紛らわしい症状を伴うことがあります。その中でも、腰椎椎間板ヘルニアは坐骨神経痛の主要な原因となる疾患です。この疾患は、MRIなどの画像診断により、神経の根元に圧迫を引き起こす要素が明らかになります。また、医師の徒手検査や問診により、この症状を否定する要素がなければ、腰椎椎間板ヘルニアと確定診断されます。
私たちも、足を持ち上げるSLRテストや腱反射などの徒手検査を用いて症状の鑑別を行います。患者さんが仰向けになり、足を持ち上げた際に足にシビレが出る場合や、ラセーグ徴候※1の出方によっては、当院では施術を控えることもあります。ただし、これらの検査が陽性でも、必ずしも腰椎椎間板ヘルニアであるとは限りません。
神経の根元に強い圧迫や炎症があり、電撃様のシビレや痛みがある場合、私たちの施術は適用できません。そのような場合、医師による消炎剤の処方や保存療法が行われ、状況によっては手術が必要となることもあります。
私の30年の実務・臨床経験から言えば、仕事などの都合で手術を避け、症状を放置した方が症状が消失したケースもあります。しかし、放置は推奨されません。ヘルニアは長い年月をかけて縮小し、神経の圧迫もなくなると言われています。
画像診断の技術は目覚ましい進歩を遂げていますが、痛みの真の発生源は未だに完全には解明されていません。
炎症や症状の程度により、医師と相談した上で保存療法と痛みに対する投薬を続けることが推奨されます。その後、痛みの軽減に鍼灸、局所の修復・改善を促す目的で血行促進の指圧・マッサージ治療を行うことで、症状の改善を見守ることも一つの選択肢となります。
当院がこの症状に対してお力になれるのは・・
医師による一通りの加療が終わり、その後辛い症状がある場合には鍼灸の鎮痛作用、マッサージの血行促進作用で、より早く症状の改善に導きます。
主治医先生の同意があれば【坐骨神経痛には鍼灸の保険治療】が認められます。
ご相談ください。
※1 ラセーグ徴候(Lasegue sign)とは、患者様に仰向けになっていただき、下肢を伸ばしたまま持ち上げようとすると、太ももの後ろから足先に痛みやシビレ感を訴えてくる状態を指します。ここで、痛みやシビレが出現すればラセーグ徴候陽性となります。
※要点まとめ
・坐骨神経痛は、腰椎椎間板ヘルニアなどが主要な原因となることがあります。
・医師の徒手検査や問診、そしてMRI等の画像診断の結果を基に、腰椎椎間板ヘルニアの確定診断がなされます。
・神経の根元に強い圧迫や炎症がある場合、電撃様のシビレや痛みが生じ、医師による消炎剤の処方や保存療法が必要となります。状況によっては手術が必要となることもあります。
・ヘルニアは時間をかけて縮小し、神経の圧迫もなくなるとされていますが、放置は推奨されません。
・痛みの真の発生源は、画像診断上明らかな所見があったとしても、必ずしもその所見が原因であるとは限らないということを理解することが重要です。
・炎症や症状の程度により、医師と相談した上で保存療法と痛みに対する投薬を続けることが推奨されます。
・痛みの軽減には鍼灸、局所の修復・改善を促す目的で血行促進の指圧・マッサージ治療を行うことが有効で、症状の改善を見守ることも一つの選択肢となります。
・当院では、医師による一通りの加療が終わり、その後辛い症状がある場合には鍼灸の鎮痛作用、マッサージの血行促進作用で、より早く症状の改善に導くことが可能です。
※坐骨神経痛は医師の同意にがあれば鍼灸治療の保険適用となります。
3.紛らわしい坐骨神経痛 アルコール・大量飲酒者は要注意の疾患
アルコールを常に摂られる方とこの症状色々な意味で関連してきます。
座敷であぐらを強要される飲み会や、炎症期の飲酒などは症状を悪化させる等マイナスとなる要素が多すぎるようです。
だからこそ見落とされやすい疾患があります。・・・
それは・・突発性大腿骨頭壊死症。原因不明の珍しい病気とされてますが、アルコール大量摂取者に比較的多いといわれる疾患です。
太ももの中の太い骨の頭、足の付け根の部分が壊死することで、色々な形の痛みが出るわけです。初期症状がは坐骨神経痛や脊柱管狭窄症と限りなく近い症状から始まることもありますが、珍しい病気だけにいきなり骨頭壊死症など疑われることはないようです。
坐骨神経痛に似た症状と股関節痛、脊柱管狭窄症特有の間欠性跛行などとても紛らわしい症状が出るので、初期症状の段階での鑑別は難しいのではないでしょうか?
飲酒は体内で起きている炎症を悪化させますし、あぐらを強いられる座敷での飲み会であればなおさら股関節に負担をかけますので、病気を考えるより「呑み」で痛みが増したと思い込む方もいらっしゃることと思います。
【坐骨神経痛 アルコール】
ネットでこのワードを調べられている方は色々な思いあるのでしょう。
発症率は高くないようですが、大量飲酒習慣のある方やステロイド薬使用者は要注意の病気となりますので、私も鑑別には神経質になります。股関節にあぐらをかかせるような負荷をかける徒手検査(パトリックテスト)が陽性で他にも怪しい要素がある場合には整形外科の受診をお願いすることもございますのでよろしくお願いいたします。
指圧・マッサージ・鍼灸師がこの症状に対しお力になれるのは・・
整形外科受診を先行し、腰、股関節どちらもレントゲン検査で異常がなかった場合、筋疲労やトリガーポイントが痛みしびれの原因となっていることが多いので当院にお任せください。
坐骨神経痛 腰痛に、鍼治療はとても有効な治療方法です。
※要点まとめ
・アルコール摂取と坐骨神経痛は、様々な意味で関連しています。特に、座敷であぐらを強要される飲み会や、炎症期の飲酒などは症状を悪化させる可能性があります。
・突発性大腿骨頭壊死症は、原因不明の珍しい病気とされていますが、アルコール大量摂取者、ステロイド薬の長期投与時の副作用との関連性も指摘されています。
・大腿骨頭壊死症の初期症状は、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症と非常に似ているため、鑑別が難しい場合があります。
・飲酒は体内で起きている炎症を悪化させ、あぐらを強いられる座敷での飲み会では股関節に負担をかけるため、その姿勢が原因で痛みが増したと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
・当院では、整形外科受診を先行し、腰、股関節どちらもレントゲン検査で異常がなかった場合、筋疲労やトリガーポイントが痛みしびれの原因となっていることが多いので、そのような場合には当院にお任せください。
・坐骨神経痛や腰痛に対して、鍼治療はとても有効な治療方法とされています。
「痛みの情動的側面」と腰痛
「痛み」は単に身体的な不快感だけでなく、情動的な側面も持っています。
慢性的な腰痛や坐骨神経痛を抱える患者様は、痛みによるストレスや不安、恐怖、うつ症状など、心理的な影響を受けることがあります。
これらの情動的な反応は、痛みの感じ方や痛みとの向き合い方を変え、痛みの悪化や持続に影響を与えることがあります。
中でも重症の「ぎっくり腰」経験者の中でトラウマになるような痛みを経験した方々に多く見られる
「恐怖回避行動」からの「痛みの破局的思考」という悪循環に陥ると予後は厄介なものとなります。
「痛みの破局的思考」
これは別ページで紹介した痛みの悪循環とは異なる、脳内の思考等が関与するとても厄介な痛みの悪循環となります。
施術者の初期の処置と、法的に診断行為が行えない私たちでも出来る限り不安をあおらない病態の的確な説明が必要だと私は考えます。
そのため、私は患者様一人ひとりの痛みの体験を尊重し、心理的な側面も考慮に入れた治療を提供することを心掛けています。
このようなアプローチは、患者様のQOL(生活の質)の向上に寄与し、より効果的な痛みの管理を可能にします。当院の治療は、身体的な痛みだけでなく、その背後にある情動的な痛みにも対応することを目指しています。
この視点から、私は患者様の痛みを全面的に理解し、最適な治療を提供することを目指しています。
腰痛と自律神経失調症の関係性
腰痛と心の状態は密接に繋がっております。
ストレスや悩みを抱えていると、心身が緊張状態になりやすく、血行が悪くなったり筋肉が硬くなったりします。これらの状態が長く続くと、自律神経の働きが乱れ、腰痛の原因となることがあります。
特に女性の場合、ホルモンバランスの乱れが原因となる生理痛や、更年期障害との併発により、腰痛がより悪化しやすい傾向にあります。また、睡眠不足や疲労も、腰痛を悪化させる要因の一つです。
実は、「緊張型頭痛と腰痛が同時に起こる」という方も多くいらっしゃいます。これは、心身の緊張が、頭だけでなく首や肩、そして腰の筋肉まで硬くさせてしまうためです。
このように、ストレス、血行不良、筋肉の緊張、ホルモンバランス、睡眠不足、疲労といった、自律神経失調症と関連する様々な症状が、腰痛に影響を与えていると考えられています。
腰痛でお悩みの方は、自律神経失調症の可能性も考慮し、鍼灸マッサージの施術を是非一度受けてみてください。
自律神経失調症と腰痛の関連性を示す具体例
●ストレスによって交感神経が優位になると、筋肉が緊張し、腰痛を引き起こす。
● 血行不良によって、腰周りの筋肉に酸素や栄養素が十分に行き渡らなくなり、痛みを感じる。
● ホルモンバランスの乱れによって、骨盤周りの靭帯や筋肉が緩み、腰痛が悪化する。
● 睡眠不足や疲労によって、体全体の調子が低下し、腰等の痛みを感じやすくなる。
これらの例からも分かるように、自律神経失調症と腰痛は、互いに悪影響を及ぼし合う関係にあります。腰痛にお悩みの方は、ストレス解消、規則正しい生活習慣、適度な運動など、自律神経を整える生活習慣を心がけることも大切です。
鍼灸マッサージも改善策の一環ですが、状況により医療機関での適切な治療を受けることで、自律神経失調症と腰痛の改善が期待できます。
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