足柄上郡開成町で「背中の痛み・背中の張り」の鍼灸・マッサージなら ― 快晴鍼灸院
「背中が板のように張っている」「肩甲骨の間が重い」「深く息を吸うと背中がつっぱる」。 背中の張りは、ほぐしてもらった直後は軽いのに、数日で元に戻るという経過をたどりやすいつらさです。 当院は背中を「じっと固まっている場所」ではなく、呼吸のたびに動き続けている場所として見ています。 足柄上郡 開成町の快晴鍼灸院が、国家資格保持・臨床32年の施術者として、 呼吸・姿勢・トリガーポイントと関連痛の三つの観点から、背中の痛み・背中の張りを見直します。
開成で背中の痛みの相談先をお探しの方、また開成町・足柄上郡・南足柄市・小田原市から背中の張りの相談先を探されている方に、当院の考え方をご紹介します。 なお、背中の痛みには筋肉以外の原因が隠れていることがあります。まず医療機関を優先していただきたいサインを、このページの前半に置いています。
施術より先に医療機関へ ― 背中の痛みで見逃せないサイン
ひとことで言うと:背中は、体の内側の不調が痛みとして感じられやすい場所でもあります。だから当院は、背中の痛みのご相談ではまず「筋肉の話をしてよい状態か」を確かめます。
当院は鍼灸あん摩マッサージ指圧の施術所であり、診断を行う立場にはありません。 上に挙げたようなサインがある場合は、内科・整形外科などの医療機関を先に受診していただき、 危険な原因が除外されたあとに残るつらさについて、当院にご相談ください。この順番は変わりません。
解説:なぜ背中の痛みでは、この確認を先にするのか
背中には、体の表面の感覚を伝える神経と、内臓からの情報を運ぶ神経が、同じ高さの脊髄に入ってくるという関係があります。 このため、内臓側で起きている不調が、背中の表面の痛みとして感じられることが起こりえます。これは医学的に古くから知られている現象です。 背中の張りを筋肉の問題として扱うためには、まずこの可能性が除かれている必要があります。
また、背中の痛みでは、骨のもろさによる圧迫骨折が、はっきりした転倒なしに起こることも知られています。 「くしゃみをしてから背中が痛い」「しりもちのあとから痛みが引かない」といったお話は、当院では慎重に扱います。
専門用語メモ:内臓体性反射・関連痛・レッドフラッグ
内臓体性反射/内臓性関連痛:内臓からの求心性入力と体表からの入力が同一脊髄分節に収束することで、内臓の異常が体表の痛みとして知覚される現象(収束投射説)。心臓・胆嚢・膵臓・腎尿路系などで、背部・肩甲間部への関連痛が古典的に記載されています。
レッドフラッグ:腰背部痛の診療で、重篤な基礎疾患を示唆する所見として整理されてきた徴候群(外傷歴、悪性腫瘍の既往、原因不明の体重減少、発熱、夜間痛・安静時痛、神経学的所見など)。本節はこの考え方を、当院が施術をお引き受けする前の確認手順として用いているものです。
▶ 迷われる場合は、施術対応適否セルフチェック(約30秒)、 または対応できる症状・できない症状もあわせてご覧ください。
背中のどこが張るのか ― 4つの区分と、よく使われる言葉
ひとことで言うと:ひとくちに「背中の張り」といっても、肩甲骨の間・肩甲骨の下・背骨の際・背中の下のほうでは、関わる筋肉も、出やすい言葉も違います。当院はまず、どこの話なのかを分けるところから始めます。
「背中が痛い」「背中が張る」というご相談は、開成町の当院でも多くいただきます。 ただ、同じ言葉でも、指さされる場所は人によって違います。 下の4区分は、当院が問診と触診で最初に切り分けている枠組みです。 ご自分の背中の張りがどこに近いかを見てから、続きをお読みください。
① 肩甲骨の間(肩甲間部)
左右の肩甲骨にはさまれた、背中の上のほう。デスクワークやスマートフォンで前かがみが続く方に多い場所です。肩甲骨を背骨に引きつける筋肉(菱形筋)や、僧帽筋の中ほどが関わります。
この場所のこりは、その場所の筋肉だけが原因とはかぎりません。首の体幹側の付け根(C7〜T1のあたり)に隠れた深層の緊張から広がっている場合があります。
よく聞く言葉:「肩甲骨の内側を押してほしい」「背中の真ん中がこる」「奥に響く」「押された場所と違うところが痛い」② 肩甲骨の下・脇の下から続く側胸部
肩甲骨の下角のあたりから、脇の下へ回り込む範囲。肋骨の上に張りついている筋肉(前鋸筋)が関わることがあります。
この範囲のこわばりは、痛みよりも「息が吸いきれない」という感覚として語られることがあるのが特徴です。深呼吸で背中がつっぱる方は、この区分に当たることがあります。
よく聞く言葉:「深く息を吸うと背中がつっぱる」「息が浅い気がする」「脇の下が硬い」「肩甲骨の下が重い」③ 背骨の際(せぼねのきわ)
背骨のとげ状の突起のすぐ両脇、指1〜2本ぶんの帯。背骨と背骨をつなぐ短い深層の筋肉(多裂筋・回旋筋群)が層をなしています。
「面」ではなく「点」で深いところが痛むと表現されやすく、表面をなでるマッサージでは届きにくい場所です。当院が鍼(盤龍刺)を用いることが多い帯でもあります。
よく聞く言葉:「背骨のきわの一点が痛い」「指で押すとズーンとくる」「そこに何かある気がする」④ 背中の下のほう(胸から腰へ切り替わるあたり)
いわゆる胸腰移行部。背骨の両脇を縦に長く走る筋肉(腸肋筋・最長筋)が通り、呼吸に関わる横隔膜の付着部とも近い場所です。
この区分の張りは、腰の重さと同時に語られることが少なくありません。「背中と腰、どちらとも言えない」というお話は、当院ではよくうかがいます。
よく聞く言葉:「背中というより腰に近い」「反ると痛い」「寝返りのときにつらい」「朝、起き上がるときに固まっている」解説:区分を分けると、何が変わるのか
区分を分けるのは、触る場所を決めるためではありません。どこから確かめ始めるかを決めるためです。 たとえば①の肩甲骨の間のこりで、押しても本人のつらさが再現されない場合、当院は首の付け根まで戻って確かめます。 ②で「息が吸いきれない」という言葉が出た場合は、背中に触れる前に呼吸の入り方を見ます。 ④で腰の重さが同居している場合は、背中と腰を別々の症状として切り離しません。
つまりこの4区分は、つらさの場所の分類ではなく、確かめる順番の入口です。 実際には複数の区分が重なっている方がほとんどで、はじめから一つに決めきることはしません。
専門用語メモ:各区分に関わる主な筋
①肩甲間部:大菱形筋・小菱形筋、僧帽筋中部線維、肩甲挙筋の停止部付近。頸胸移行部(C7〜T1)横突起周辺の深層筋群からの関連痛が肩甲骨内側縁〜肩甲間部へ投射する例が知られています。
②肩甲骨下角〜側胸部:前鋸筋。Travell & Simons は前鋸筋トリガーポイントの関連痛域として、肩甲骨下角部・側胸部に加え、「息が吸いきれない」という主観的訴えを記載しています。
③傍脊柱部:多裂筋・回旋筋群(横突棘筋群)。棘突起近傍の深部痛として現れうるとされます。華佗夾脊穴の並びと重なる帯です。
④胸腰移行部:腸肋筋・最長筋(脊柱起立筋)。これらのトリガーポイントは頭尾側方向に広い関連痛域をもち、胸背部痛と腰部痛の併存の一因となりうると記載されています。横隔膜脚は右脚 L1〜L3、左脚 L1〜L2 の椎体前面および前縦靱帯に付着します。
※ 上記は Travell & Simons『トリガーポイント・マニュアル』に記載された古典的パターンとして提示しているもので、実際の現れ方には個体差があります。
背中の張りを肩こりの延長としてお感じの方は、肩こりのページもあわせてご覧ください。 肩甲骨の間のこりについては、首の付け根が原因のこともある(肩こりページ内)で、より詳しく解説しています。
背中の張りセルフチェック(10項目)
ひとことで言うと:ここに挙げるのは病気を見分けるための項目ではありません。「当院が扱っている背中の張りに近いかどうか」を、ご自分で確かめていただくためのものです。
あてはまる項目に、いくつ心当たりがあるかを見てください。
なぜ「もんでも数日で戻る」のか ― 呼吸と姿勢から見た背中
ひとことで言うと:背中の筋肉は、使っていないから硬くなるのではありません。前かがみの姿勢が続くあいだ、伸ばされたまま、弱い力で働き続けています。だから、その姿勢が変わらないかぎり張りは積み重なります。
前かがみの背中は、前へ倒れそうな荷物を、後ろから細いロープで支え続けている状態に似ています。 ロープはピンと張ったまま、強く引くわけでもなく、休むこともできません。 力そのものは弱いので「疲れた」とは自覚しにくいのですが、支え続けている時間だけが積み重なっていきます。 ほぐすというのは、このロープを一時的にゆるめる作業です。荷物の傾きが変わらなければ、ロープはまた張ります。
解説:背中は一日じゅう動いている場所です
胸の部分の背骨には、左右12対の肋骨が連結しています。呼吸のたびに、この連結部が小さく動きます。 安静時の呼吸をおよそ12〜16回/分とすれば、一日にすればおよそ2万回前後。 背中は、じっとしているように見えて、実際には反復運動を続けている場所です。
ですから、胸まわりの動く幅が小さくなると、背中の筋肉は同じ長さのまま、弱い力で働き続けることになります。 当院が背中の張りを考えるときに、まず呼吸を見るのはこのためです。
このしくみを、肋骨と背骨の連結・横隔膜の付着・呼吸補助筋の動員まで含めてくわしく解説したページがあります。 背中が張る ― 呼吸と姿勢の「あいだ」で起きていることをご覧ください。
専門用語メモ:伸張位での持続的低強度収縮
前方頭位・胸椎後弯増強の姿勢では、胸最長筋・胸腸肋筋・僧帽筋下部線維・菱形筋群などの背部伸筋群が、伸張された肢位のまま遠心性〜等尺性に低強度で持続動員される状態に置かれます。低強度の運動単位が長時間にわたり優先的に動員され続けることが筋の不調の一因となりうる、という考え方(Cinderella hypothesis)が知られています。
当院はこれを臨床上の作業仮説として用いており、確立した事実として述べているものではありません。
まとめ:背中の張りは、生活の姿勢が変わらないかぎり、また積み重なっていくものです。 当院が目指しているのは、背中を一時的にやわらかくすることそのものよりも、 戻りにくい条件をつくることのほうです。 姿勢の積み重なりについては、猫背・巻き肩・ストレートネックのページで、骨盤から頭までのつながりとして解説しています。
指した場所と原因がずれる ― 背中の関連痛
ひとことで言うと:背中の張りでは、本人が「ここ」と指す場所と、押して痛みが再現される場所が一致しないことがよくあります。ずれること自体が、めずらしい現象ではありません。
筋肉の中にできた硬いしこり(トリガーポイント)は、その場所だけでなく、決まった方向へ痛みを広げることが知られています。 これを関連痛と呼びます。背中は面積が広く、上下に長い筋肉が縦に走っているため、このずれが特に起こりやすい場所です。
- 背骨の両脇を縦に走る筋肉のしこりは、上下方向に離れた場所へ痛みを広げることがあります。背中の張りが腰の重さと一緒に語られるのは、めずらしいことではありません。
- 肩甲骨の下・脇の下から続く範囲のこりは、痛みというより「息が吸いきれない」という感覚として現れることがあります。
- 背骨のきわの短い深層筋のこりは、背骨のとげのすぐそばの深いところの痛みとして感じられることがあります。
- 首の付け根のこりが、肩甲骨の内側から肩甲間部へ広がることがあります。
解説:関連痛は「気のせい」ではありません
離れた場所に痛みを感じることは、体の勘違いではなく、神経のつくりから説明のつく現象です。 体のあちこちから届く信号は、途中で同じ通り道に合流します。 合流したあとの脳の側から見ると、どこから来た信号なのかを厳密には区別できないことがあります。 その結果、実際に問題が起きている場所とは別の場所に痛みを感じる、ということが起こります。
痛みのしくみそのものについては、痛みのしくみ(関連痛・トリガーポイント)でやさしく解説しています。
専門用語メモ:収束投射説とトリガーポイント
収束投射説(convergence-projection theory):異なる部位からの一次求心線維が同一の二次ニューロンに収束するため、上位中枢が入力元を弁別できず、痛みが別部位に投射されて知覚されるという説明。
トリガーポイント:骨格筋の索状硬結内にある過敏な圧痛点で、圧迫により特徴的な関連痛パターンを再現しうるとされるもの。当院が背中で確認しているのは、この再現性です。
当院で行うこと ― 背中に触れる前に見ている4つのこと
ひとことで言うと:背中の張りのご相談では、呼吸の入り方・胸郭と背骨の動き・圧痛の再現性・受け入れられる刺激量の順に確かめてから、鍼とあん摩マッサージ指圧を組み立てます。
① 呼吸の入り方
どこまで息が入るか、吸ったときにどこが動くか、どこで止まるかを見ます。上のほうの胸だけで浅く吸う形になっていないかを確かめます。
② 胸郭と背骨の動き
体をひねる・横に倒すときに、背中のどのあたりで動きが止まるかを見ます。硬い場所そのものより、動きが途切れる境目を探します。
③ 圧痛点の再現性
押したときに、ご本人が困っているつらさが再現されるかどうかを確かめます。再現されなければ、そこは今日の主役ではないと考えます。
④ 受け入れられる刺激量
その日の体が受け取れる強さには幅があります。当院は強い刺激を目的にしません。刺激量の見立ては、施術中も反応を見ながら調整します。
そのうえで ― 鍼とあん摩マッサージ指圧の使い分け
当院の施術者は、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の3つの国家資格を保持しています。 表面の張りや動きの少なさが中心であればあん摩マッサージ指圧を、 背骨の際や肋骨のきわなど手指では届きにくい深さのこわばりには鍼を、というように、こわばりの深さと刺激量に応じて組み合わせます。
背骨の両脇の帯に対しては、盤龍刺(ばんりゅうし)という古典的な刺鍼法を用いることがあります。 背骨のきわの華佗夾脊穴(かだきょうせきけつ)の並びに沿って、左右交互に、角度と深さを見極めながら打ち分けていく技法です。 使用するのは髪の毛ほどの細さの使い捨て鍼で、鍼が初めての方にもお受けいただけるよう、刺し方と深さを調整します。
施術の全体像は当院の施術(7つの手段)、料金と所要時間は施術メニュー・料金をご覧ください。
変化のめやす(症状別)
ひとことで言うと:当院が見ているのは「こりが消えたか」ではなく、呼吸が深く入るか・胸郭が広がるか・寝返りが楽かといった、日常の動きの側の変化です。
| 背中の症状 | 体に起きていること(当院の見立て) | 当院で行うこと | 変化のめやす |
|---|---|---|---|
| 肩甲骨の間のこり | 肩甲骨を引きつける筋のこわばり。首の付け根からの関連痛が重なっていることがある | 首の付け根まで含めた圧痛の確認、あん摩マッサージ指圧、必要に応じて鍼 | 肩甲骨を寄せる動きが出しやすくなることがあります |
| 肩甲骨の下・側胸部の張り | 肋骨の上に張りつく筋のこわばり。「息が吸いきれない」感覚として現れることがある | 呼吸の入り方の確認、側胸部への手技、胸郭の動きに合わせた施術 | 息の入る深さが変わることがあります |
| 背骨の際の深い痛み | 背骨をつなぐ短い深層筋のこわばり。手指では届きにくい層にある | 華佗夾脊穴の並びに沿った刺鍼(盤龍刺)、刺激量を調整しながら | 「点」の重さが薄れることがあります |
| 背中の下のほうの張りと腰の重さ | 背骨の両脇を縦に走る筋のこわばり。上下に離れた場所へ広がることがある | 背中と腰を切り離さず、胸腰の移行部までつなげて確認・施術 | 寝返り・起き上がりが楽になることがあります |
| 深く吸うと背中がつっぱる | 胸郭の動く幅が小さくなり、背中側が動きの少ない状態に置かれている | 呼吸に合わせた胸郭への手技、背部のこわばりへのアプローチ | 深呼吸のときのつっぱり感が変わることがあります |
| もんでも数日で戻る背中の張り | こわばりを生んでいる姿勢と呼吸の条件が残っている | 施術に加えて、姿勢の持続時間を短くする工夫のご提案 | 戻るまでの間隔が変わることがあります |
※ 変化の現れ方には個人差があり、効果を保証するものではありません。上の表は、当院が施術の前後で確かめている観察点をお示ししたものです。症状が続く場合・強くなる場合は、医療機関にご相談ください。
今日からできるセルフケア ― 正しい姿勢より「同じ姿勢の時間」
ひとことで言うと:背中の張りに対して当院がお願いしているのは、正しい形をつくることより、同じ形でいる時間を短くすることです。
- 30〜45分に一度、姿勢を変える。立つ、伸びをする、視線を上げる ― それだけで、伸ばされ続けていた背中の筋肉に「別の長さ」が入ります。ストレッチの種類より、回数と頻度のほうが大切だと当院は考えています。
- 息を吐ききってから吸う。深く吸おうとするより、まず吐ききるほうが、胸郭は動きやすくなります。座ったまま、口からゆっくり吐ききって、あとは自然に入ってくるのにまかせてください。
- 画面の高さを上げる。ノートパソコンやスマートフォンを見下ろす角度が、背中の張りの持続時間をつくっています。台や外付けキーボードで視線の高さを変えるほうが、背中を伸ばそうと意識するより続きます。
- 寝具より寝返り。朝の背中のこわばりが気になる方は、寝具の硬さを変える前に、寝返りが打てているかを見てください。寝返りは寝ているあいだの姿勢変換そのものです。
- 強く押し返さない。硬いところをテニスボールなどで強く押し込むと、その場は軽く感じても、あとで張り返すことがあります。痛みを我慢して押すことは、当院ではおすすめしていません。
セルフケア全般の考え方は、セルフケアのすすめにまとめています。
背中の痛み・背中の張りについて、よくあるご質問
Q1. 背中の痛み・背中の張りは、鍼灸やマッサージで相談できますか?
A1. 医療機関で危険な原因が除外されていて、姿勢や動作と連動する張りであれば、ご相談いただけます。 内科・整形外科などで危険な原因が除外されていて、姿勢や動作と連動する背中の張りであれば、足柄上郡開成町の快晴鍼灸院でご相談いただけます。当院が対象としているのは、画像や血液検査に映らない筋肉と膜のこわばりです。一方で、労作で強まり休むとおさまる胸背部の痛み、姿勢や動作に関係なく続く痛み、夜間に強くなる痛み、発熱や体重の減少を伴う痛みは、まず医療機関の受診が先になります。順番は常に医療機関が先、というのが当院の考え方です。
Q2. もんでもすぐ戻る背中の張りは、なぜ戻るのですか?
A2. 張りを生んでいる姿勢と呼吸の条件が、そのまま残っているためと考えています。 背中の筋肉は、呼吸のたびに一日じゅう動き続けている場所です。前かがみの姿勢が長く続くと、背中の筋肉は休むこともできず、強く縮むこともなく、前へ倒れる上半身を後ろから引き止め続ける状態に置かれます。この働き方は弱い力なので疲労として自覚されにくく、その姿勢が続くかぎり張りは積み重なっていきます。ほぐした直後に軽くなっても数日で戻るのは、こわばりの結果だけを一時的に動かし、それを生んでいる姿勢と呼吸の条件が変わっていないためと当院は考えています。
Q3. 肩甲骨の間が重い・奥が痛いのは、背中の筋肉の問題ですか?
A3. その場所の筋肉だけとはかぎらず、首の付け根からの関連痛のことがあります。 肩甲骨の間のこりは、その場所の筋肉だけが原因とはかぎりません。首の体幹側の付け根(C7〜T1のあたり)に隠れた深層の緊張が、肩甲骨の内側から肩甲間部へ関連痛として広がっている場合があります。この部位は首を支える筋・肩甲骨を吊る筋・背中へ広がる膜・脊髄神経の後枝が交差する場所です。当院では、肩甲骨の間だけでなく首の付け根まで含めて確かめます。
Q4. 深く息を吸うと背中がつっぱるのですが、どこを見ますか?
A4. まず呼吸の入り方と、胸郭の広がり方を見ます。 胸椎には左右12対の肋骨が連結していて、背中は呼吸のたびに動いています。上のほうの胸だけで浅く吸う呼吸が続くと、背中側は動きの少ない状態に置かれ、深く吸ったときにつっぱる感覚が出やすくなります。また、肩甲骨の下角のあたりや側胸部のこりが「息が吸いきれない」という感覚として現れることもあります。詳しいしくみは背中が張る ― 呼吸と姿勢の「あいだ」で起きていることで解説しています。ただし、息を吸うと痛みが走る、痛みが持続する、息苦しさを伴うといった場合は、まず内科の受診を優先してください。
Q5. 背中の痛みで、施術より先に医療機関を受診したほうがよいのはどんなときですか?
A5. 次の7つのいずれかに当てはまるときです。 (1)体を動かしたときに出て休むとおさまる胸や背中の痛み、(2)姿勢や動きに関係なく続く痛み、(3)夜間に強くなる痛み、(4)発熱・体重の減少を伴う痛み、(5)片側に帯状に走る痛みと、その後に出る皮膚の発疹、(6)転倒・外傷のあとの痛み、(7)手足のしびれや力の入りにくさを伴う場合。背中の痛みは、筋肉以外の原因が背景にあることがあるためです。
Q6. 背中の張りと腰の重さが同時に出るのはなぜですか?
A6. 背骨の両脇を縦に走る筋肉は、上下に離れた場所へ痛みを広げることがあるためです。 背骨の両脇を縦に走る筋肉(腸肋筋・最長筋)のしこりは、上下方向に離れた場所へ痛みを広げることがあるとされています。背中の張りが腰の重さと一緒に語られるのは、めずらしいことではありません。また、呼吸に関わる横隔膜は下位の肋骨の内側と腰椎の前面に付着していて、胸と腰の切り替わるあたりは力学的に切り離せません。当院では背中と腰を別々の症状として切り離さず、胸腰の移行部までつなげて確かめます。慢性腰痛のページもあわせてご覧ください。
Q7. 背中には鍼とマッサージ、どちらがよいですか?
A7. こわばりの深さと、受け入れられる刺激量によって使い分けます。 表面の張りや動きの少なさが中心であれば、あん摩マッサージ指圧が心地よく働きます。一方、背骨の際や肋骨のきわなど手指では届きにくい深さのこわばりには、鍼のほうが必要な量の刺激を届けやすいことがあります。当院は鍼・きゅう・あん摩マッサージ指圧の3つの国家資格を持つ施術者が、両方を症状に応じて組み合わせます。どちらを強くするかは、その日の反応を見ながら調整します。
Q8. 背中の張りは何回くらいで変わりますか?
A8. 回数をお約束することはできません。 長く続いた背中の張りは、姿勢と呼吸の条件が積み重なってできているため、一度で完全に消えることは稀です。当院が見ているのは、施術のあとに呼吸が深く入るようになるか、胸郭が広がりやすくなるか、寝返りが楽になるか、といった変化です。こうした変化が出ることがありますが、感じ方には個人差があります。施術間隔とセルフケアについては、ご来院時に体の状態を見ながらご案内します。
Q9. 「背中の痛み 開成」で快晴鍼灸院を選ぶ理由は何ですか?
A9. 開成で25年、背中を「呼吸のたびに動いている場所」として見てきた鍼灸マッサージ院だからです。 快晴鍼灸院は、小田急小田原線 開成駅西口から徒歩4分の場所で、創業25年・臨床32年、国家資格を持つ施術者が一対一で対応する鍼灸あん摩マッサージ指圧院です。背中の張りを背中だけの問題として切り離さず、呼吸・胸郭・姿勢・首の付け根・腰までを一続きのものとして確かめます。完全予約制で流れ作業を行わないため、開成・開成町のほか、足柄上郡の大井町・松田町・山北町、南足柄市、小田原市からもお越しいただいています。
やさしい用語集
- 肩甲間部(けんこうかんぶ)
- 左右の肩甲骨にはさまれた、背中の上のほうの範囲。「背中の真ん中がこる」と表現されやすい場所。
- 胸腰移行部(きょうよういこうぶ)
- 背中から腰へ切り替わるあたり。背中の張りと腰の重さが同時に語られやすい場所。
- 胸郭(きょうかく)
- 背骨・肋骨・胸の骨でつくられるかご状の構造。呼吸のたびに大きさが変わります。
- 横隔膜(おうかくまく)
- 胸とおなかを分けるドーム状の筋肉。呼吸の主役で、下のほうの肋骨の内側と腰の骨の前面に付いています。
- 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
- 背骨の両脇を縦に長く走る筋肉のまとまり。背中の張りの中心になりやすい筋肉です。
- 菱形筋(りょうけいきん)
- 背骨と肩甲骨の内側のふちをつなぐ筋肉。肩甲骨の間のこりに関わります。
- 前鋸筋(ぜんきょきん)
- 肋骨の上に張りついて肩甲骨を支える筋肉。こわばると「息が吸いきれない」感覚として現れることがあります。
- トリガーポイント
- 筋肉の中にできる硬いしこりで、押すと離れた場所へ痛みを広げることがある点。
- 関連痛(かんれんつう)
- 問題が起きている場所とは別の場所に感じられる痛み。背中では特に起こりやすい現象です。
- 華佗夾脊穴(かだきょうせきけつ)
- 背骨のとげ状の突起の両脇に並ぶ、古典的なツボの並び。背骨の際の帯にあたります。
- 盤龍刺(ばんりゅうし)
- 背骨の両脇へ左右交互に打ち分けていく、古典的な刺鍼法。当院が考案したものではなく、古くから伝わる技法です。
背中の痛み・背中の張りでお越しいただける地域 ― 足柄上郡 開成町からのアクセス
快晴鍼灸院は神奈川県足柄上郡開成町吉田島(〒258-0021)にあります。小田急小田原線開成駅 西口から徒歩4分、マックスバリュのすぐ近く・大村楽器店(ヤマハ音楽教室)さんの向かいで、玄関前に駐車場を1台完備しています。 電車でも車でも通いやすい立地のため、開成町はもちろん、足柄上郡一帯や南足柄市・小田原市からも、背中の痛み・背中の張りにお悩みの方がご来院されています。
開成・南足柄・小田原など、各エリアからの所要時間の目安(お車・実測平均)
- 開成町・足柄上郡 大井町(上大井駅周辺)― 約8〜10分/東名・大井松田ICから6〜8分
- 足柄上郡 松田町(新松田駅周辺)― 約7〜9分
- 足柄上郡 山北町(山北駅周辺)― 約14〜16分
- 南足柄市(和田河原駅・大雄山駅・塚原駅周辺)― 約4〜10分
- 小田原市(栢山駅周辺)― 約3〜5分/小田原駅から約30分(小田急線では開成駅まで電車で約15分)
「背中の張りを相談できる鍼灸院を、開成や足柄上郡の近くで探している」「南足柄市・小田原市から通える範囲で、背中の痛みをじっくり見てくれるところを探している」という方は、まずお気軽にご相談ください。 詳しい道順・地図・駐車場のご案内はアクセスページに、足柄の地域紹介は足柄上郡とその近郊紹介に掲載しています。
背中の痛み・背中の張りの鍼灸マッサージのお問い合わせ・院情報
開成町・足柄上郡で背中の痛み・背中の張りの鍼灸マッサージをお探しの方は、ぜひ快晴鍼灸院にご相談ください。南足柄市・小田原市・大井町・松田町・山北町からもお越しいただいています。完全予約制です。