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顎関節症1型  筋・筋膜性口腔顔面痛について



顎の痛み、顔の痛み等に悩む方々へ・・

 以下のような症状はございませんか?

1. 口が開けにくい:

口を大きく開ける動作が困難で、それに伴い痛みを感じることがあります。
口を開け自分の指3本が入らないと(顎関節症)かもしれません。


2. 物を噛む時に痛みがあり音が出る:

食事をするときや何かを噛むときに、顎や口の周辺に痛みを感じることがあります。嚙むときに顎から音が出たりしませんか?


3. 顎の痛み・顔の痛み:

顔面や顎全体に違和感や痛みを感じることがあります


4. 頬が締め付けられるような痛み:

頬の部分に圧迫感や締め付けられるような痛みを感じることがあります。マッサージをするとコリが刺激されて気持ち良い感じがすることも。


上記の症状に悩む方々に向けた当院の治療の紹介です。


このページの主な内容について


1. 新型コロナウイルス感染症と顎関節症:

・感染対策ストレスやマスク着用の影響で増えているとされる「食いしばり・噛みしめ」(クレンチング症候群)と「歯ぎしり」(ブラキシズム)
の問題について。


2. 顔と顎の痛みの治療:

・当院の特別な治療法と、それがどのように顔と顎の痛みを軽減するか。


3. 側頭下顎部障害・顎関節症1型:

・あごを動かす筋肉の痛みと、顎関節症の分類、当院の適応タイプ。


4. ストレートネックの影響:

・頭の位置など姿勢からくる顎への負担と、それがどのように顎関節症に影響を及ぼすか。


5. 顎関節症と筋・筋膜性口腔顔面痛:

・顎関節症と筋・筋膜性口腔顔面痛の痛みの共通点と違い。


6. 当院の強み:

・当院の高い専門性と実績、そして鍼灸師が得意とする「筋構造の蝕知観察術」を用いた独自のアプローチ。

7. 顎関節症の種類:

・当院で対応できる顎関節症の種類と症状解説。


8. 美容鍼施術:

・顎関節症の特効ツボ 下関(げかん)頬車(きょうしゃ)穴は、美容鍼施術でも重要なツボ(経穴)です


9. 顎関節症の治療:

・当院の顎関節症の治療法とその対応範囲について。


10. 食いしばり ストレスと自律神経失調症:

・ストレスと自律神経失調症がどのように心身の健康や姿勢、顎関節などに影響を及ぼすか。


11. 内側翼突筋:

・内側翼突筋が歯に異常がないのに歯が痛くなる原因(非歯原性歯痛)となる筋肉であること。 

等について説明しております。


コロナ禍以後急増している顎関節症 顔・顎の痛み クレンチング 


新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活は大きく変わりました。

その中で、私の鍼灸マッサージ治療院では、顎関節症の患者さんが増えていることを感じています。
特に、「食いしばり・噛みしめ」や「歯ぎしり」に悩む方々が増えています。


これまでにも、表情筋をほぐす施術の要求はありましたし、顎関節症を訴える方もおられましたが、ここ数年で増えた顔面部や顎関節周辺の痛み。これは、新型コロナウイルス感染症のストレスやマスク着用の影響が関連しているとも言われております。

さらに、スマホ首やストレートネックの増加、自律神経失調症といった病態も顎関節症と密接な関連があります。
これらの病態が顎関節症の患者増加につながっていると考えられます。

当院では、美容鍼施術のノウハウを活かし、顎関節症の治療にも対応しています。特に、咬筋にある(頬車)穴、外側翼突筋を狙う(下関)穴刺鍼は、即効性があり、患者様から好評を得ています。



症状のタイプと、当院で対応できる病型


「顎関節症」は以下の4つのタイプに分けられます。

1. 1型:
咀嚼筋痛障害 
(当院対応可)  
・顎を動かす筋肉、特に咀嚼筋に痛みが生じる状態。

2. 2型:
顎関節痛障害 
(状態により対応可) 
・顎関節自体に痛みが生じ、顎の動きに制限が出る状態。

3. 3型:
顎関節円板障害
(当院対応不可)

・顎関節の円板が正常な位置や形状を保てず、顎の動きに影響を及ぼす状態。

4. 4型:
変形性顎関節症
(当院対応不可)


・顎関節の骨が変形し、長期的に顎の動きに影響を及ぼす状態。


当院では、「顎関節症分類の1型」の治療に対応しています。

咬む筋肉が緊張し、顎を動かしたときに痛みを感じている状態です
筋・筋膜性口腔顔面痛と呼ばれるタイプにも特に当院の施術がお役に立てると思います。

頭の位置の異常による頭頚部の筋肉のバランス調整、咀嚼筋にできたトリガーポイントの治療により、顎関節症の改善に努めています


一方、顎関節症2型、3型、4型は、顎関節の関節機能の障害となりますので、歯科医院や口腔外科での根本治療が必要と考えています。





ストレートネックと顎関節症 頭部前方偏位による顎への応力


顎関節症の原因は様々です
未だ解明されていない部分もあり治療にも課題が多い疾患です。

当院ではストレートネックや不良姿勢からくる頭頚部アライメントの異常、首の筋肉と咀嚼筋の関係性に着目し、顎関節症の改善法を確立していきました。

 咀嚼筋とは物を咬む筋肉のことを指し
 1.咬筋
 2.側頭筋
 3.外側翼突筋
 4.内側翼突筋
 で構成されております 


 顎関節症 足柄上郡 快晴鍼灸院 上右側の画像Cは「カパンディ関節の生理学Ⅲ I.A.KAPANDJI著 医歯薬出版; 1986
  より引用させていただいております。


「上の画像左側Aのように不良姿勢で頭部が前方向に移動(青矢印の1)してくると、頸部と肩の筋肉の構造により、顎を下方向に引く力(青矢印の2)が発生します。これは目線を下向きにし、口を開けさせるような力が働くことを意味します。しかし、通常の姿勢を保つために、咬む筋肉は緊張し(青矢印の3)、目線を保つためにも筋肉が緊張します(青矢印の4)。この結果、(青矢印の5)の方向の力に抵抗するために、(青矢印の4と3)の方向の筋肉は疲弊し、顎関節(青丸の部分)に過度の負担がかかり続けます。

 
概略フローチャート


  1. 1.頭部が前方に移動(矢印1)
  1.   頸部と肩の筋肉が反応

  1. 2.顎を下方向に引く力が発生(矢印2)
  2.   目線を下向きにし、口を開けさせる力が働く

  1. 3.咬む筋肉が緊張(矢印3)→ 通常の姿勢を保つ

  1. 4.視線を保つ筋肉が緊張(矢印4)→ 目線を保つ

  1. 5.(矢印5)の方向の力に抵抗するために筋肉が疲弊

  1.   顎関節(青丸の部分)に過度の負担がかかり続ける

  1.   側頭下顎部障害や頭痛、肩こり、頸こりの要因となる

簡略説明

  1. 1.頭部の前方移動
  2. 不良姿勢により頭部が前方に移動します。
  1. 2.顎下方引力の発生
  2. 頸部と肩の筋肉の構造により、顎を下方向に引く力が発生し、口を開けさせるような力が働きます。
  1. 3.咬む筋肉の緊張
  2. 通常の姿勢を保つために、咬む筋肉が緊張します。
  1. 4.視線保持筋肉の緊張
  2. 目線を保つためにも筋肉が緊張します。
  1. 5.筋肉の疲弊
  2. これらの力に抵抗するために、筋肉は疲弊し、顎関節に過度の負担がかかり続けます。




上記の解説の様な筋肉の不均衡が続くことは、側頭下顎部障害(顎関節症)、頭痛、肩こり、くびこりの主要な原因となります。

特に、筋肉の緊張は顎関節症1型(咀嚼筋痛障害)のリスクを増大させ、筋肉の疲労や痛みが他の部位にも広がる可能性があります。

ストレートネックは、首の骨がまっすぐになる状態を指し、頭部が前方に突き出し、頸椎の中下部が屈曲し、生理的前弯を失って後弯カーブとなります。

この状態は、首周辺の筋肉が緊張しやすく、その影響で血行が悪くなり、肩こり、首こりなどの筋肉痛、さらには緊張型頭痛などが発生しやすいとされています。

さらに、ストレートネックと顎関節症は密接に関連しており、首周辺の血行不良から発生する炎症が首の神経を興奮させ、顎周辺を支配する神経に影響を及ぼすことがあります。

このストレスから、自律神経失調症に発展する可能性や、逆に自律神経失調症などのからくる筋緊張のアンバランスが、このような状態を作り出す可能性もあります。
当院の施術はどちらにおいてもこの症状の緩和には役立つと考えております。




※要点まとめ※

1. 筋肉と顎関節への応力:

頭の位置と周辺筋肉への応力が筋・筋膜性口腔顔面痛と顎関節痛の大きな要因となります。

2. 頭頚部アライメントの異常:
ストレートネックや不良姿勢からくる頭頚部アライメントの異常を観察することは、顎関節症の改善法を確立する上で重要です。

3. 顎への負担:
不良姿勢で頭部が前方向に移動すると、顎を下方向に引く力が発生し、これが顎関節に過度の負担をかけます。

4. 力の不均衡:
この力の不均衡が続くことが、顎関節症や頭痛、肩こり、くびこりの大きな原因の一つとなります。

5. 咀嚼筋痛障害:
顎関節症1型(咀嚼筋痛障害)は主に咀嚼筋(あごの筋肉)の過度な使用や緊張によって引き起こされます。

6. ストレートネックの状態:
ストレートネックは、本来であれば少しカーブしている首の骨がまっすぐになっている状態を指します。この状態は、頭部が前方に突き出し、頸椎の中下部が屈曲し、生理的前弯を失って後弯カーブとなります。

7. ストレートネックと顎関節症の関連性:
ストレートネックと顎関節症は密接に関連しています。首周辺の血行不良から発生する炎症によって首の神経が興奮し、顎周辺を支配している神経にも影響を及ぼす事があります。

8. ストレスと自律神経失調症:
このストレスから、自律神経失調症に発展する可能性や、逆に自律神経失調症などのからくる筋緊張のアンバランスが、このような状態を作り出す可能性もあります。当院の施術はどちらにおいてもこの症状の緩和には役立つと考えております。



食いしばり・クレンチング症候群と自律神経失調症の関連性

・食いしばり(クレンチング・クレンチング症候群)とは、歯を強くかみしめたり、左右に動かしたりすることで、咬筋や翼突筋などの顎周囲の筋肉に過剰な負荷をかけることです。
側頭下顎部障害と、筋・筋膜性口腔顔面痛の原因の要素となります。


1.食いしばり(クレンチング・クレンチング症候群)の定義:
食いしばりは、歯を強くかみしめたり、左右に動かしたりすることで、咬筋や翼突筋などの顎周囲の筋肉に過剰な負荷をかける状態です。

2.原因:
ストレスや不安、睡眠障害、歯並びの悪さなどが原因で起こることがあり、これらは自律神経失調症の一部の症状でもあります。

3.症状:
食いしばりのある方には歯ぎしりを伴うことも多く、その症状としては、歯のすり減りや欠け、顎関節症、咬筋や翼突筋のトリガーポイント活性化、頭痛や肩こり、筋膜性口腔顔面痛を伴う方々が多いです。

4.一般的な治療法:
第一に歯科医院を受診し、マウスピース・ナイトガードの作成、装着対象の症状か歯科医師の診断を仰ぐことは必須と私は考えます。状況によりかみ合わせの調整、歯並びの矯正などが必要な場合もあります。(医師による咬筋ボトックス注射という選択肢もあります。)

5.自律神経失調症との関連性:
食いしばりはストレスや不安、睡眠障害など自律神経失調症の症状により引き起こされることがあります。


6.当院の治療法:
当院では、食いしばりの原因となるストレスや不安、そして自律神経失調症を軽減するために、鍼灸での自律神経の調整や、マッサージでリラクゼーション効果を与える施術を行います。

7.筋肉、筋膜のリリース:
食いしばりによってこわばった咬筋や翼突筋をほぐすために、咬筋マッサージや咬筋・外側翼突筋トリガーポイント刺鍼などの施術を行います。

8.姿勢矯正:
頭部前方偏位やストレートネックが咬筋緊張の要因となっていると思われる方々には、姿勢矯正やストレッチなどのアドバイスも行っております。

9・美容面への影響:
症状を放置した場合、顎関節症だけでなく、美容面にも影響します。筋肉の緊張等によって表情筋がこわばると、表情が硬くなったり、しわやたるみが出来たりします。当院では、美容鍼も行っておりますので、食いしばり治療と併せて受けることで、お顔のリフトアップや小顔効果も期待できます。


内側翼突筋トリガーポイント  歯痛 耳鳴りに関与

側頭下顎部障害・顎関節症の治療と内側翼突筋の役割
顎関節症は、顎関節痛や歯痛、さらには耳鳴りを引き起こす可能性があります。これらの症状の一因となるのが、内側翼突筋という筋肉(左の画像)です。
 
右の画像はこの内側翼突筋トリガーポイントの関連痛の範囲です。
参考文献 トリガーポイントマニュアル 筋膜痛と機能障害. 第1巻 (頭頚部編) :; 著者: Janet G.Travell, David G.Simons 著ほか

・内側翼突筋と顎関節症・非歯原性歯痛の関連性について:
内側翼突筋という筋肉が顎関節症や非歯原性歯痛の一因となることについての説明です。

・当治療院の治療法の特徴:
当治療院が顎関節症の治療において、特に内側翼突筋に着目している理由とその方法についての説明です。内側翼突筋が関与する側頭下顎部障害・顎関節症は、顎関節痛や歯痛、さらには耳鳴りや頭痛を引き起こす可能性があります。



1.内側翼突筋と顎関節症・非歯原性歯痛のつながり:
内側翼突筋という筋肉が、顎関節症や歯が原因でない歯痛の一部を引き起こす可能性があります。

2.当院の特別な治療法:
当院では、顎関節症1型の治療に対応してますが、内側翼突筋の関連痛は重要視しております。この筋肉は大部分が下顎骨の奥に隠れており、触れることが困難である為に、容易にはゆるみません。下顎の内縁部分の筋腱移行部に適切な押圧を加えることで体に起きる特異な反射を用いて、筋緊張を和らげる施術を行っております。この施術は、筋肉の構造を深く理解する鍼灸・マッサージ師ならではの「筋構造の蝕知観察術」に基づいたものです。

3.内側翼突筋のトリガーポイント活性化の原因:
食いしばりや噛みしめ、歯ぎしり、ストレートネック等の姿勢などが、内側翼突筋のトリガーポイントを活性化させる可能性があります。

4.顎関節症の発症と治療の重要な要素:
これらの要素は顎関節症の発症に影響を与え、その治療において重要な役割を果たします。

5.歯や骨に異常がないのに歯痛が起こる原因:
内側翼突筋という筋肉は、歯や骨に異常がないのに歯痛を引き起こす可能性がある非歯原性歯痛の一因となることがあります。歯痛がある場合、まずは歯科医の診察が必要です。しかし、歯科医の診察で歯や骨に異常が見られない場合、筋・筋膜性口腔顔面痛という可能性も考えられます。その際、マッサージや鍼灸治療など、他の治療法も選択肢として考慮することが推奨されます。主治歯科医と相談の上来院されることをお勧めします。

6.顎関節症の自己治療の注意点:
顎関節症の治療において、自分でこの筋肉のケアは可能ですが、必ず専門家の指導のもとで行ってください。ご希望の方には当院でもアドバイスさせて頂きます。

7.トリガーポイント研究者の貢献:
トリガーポイント研究者であるジャネット・トラベル(※注記1)らの研究は、筋肉の痛みと不快感の治療に新たな視点を提供し、側頭下顎部障害・顎関節症や、筋・筋膜性口腔顔面痛の治療にも応用されています。


8.当院の治療法の基盤:
当院では、これらの研究を基にした治療法を用いて、側頭下顎部障害・顎関節症の患者様の痛みを和らげることを目指しています。この研究は、現代の筋肉や筋膜の痛みとそれによる機能障害の治療に大きな影響を与えています。
 尚、咀嚼筋トリガーポイントの活性化要因にマスク着用による開口制限が大きな要素となることも述べられてます。



注記※1
参考文献の著作者トリガーポイント研究者ジャネット・トラベル, デイヴィッド・サイモンズ
参考文献 トリガーポイントマニュアル 筋膜痛と機能障害. 第1巻 (頭頚部編) :; 著者: Janet G.Travell, David G.Simons 著 川原 群大(翻訳)

外側翼突筋 トリガーポイント

現在作成中です

側頭筋 トリガーポイント  

現在作成中です

咬筋 トリガーポイント  


現在作成中です

 

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