HOME > 肩こり 首こり 頭痛  緊張型頭痛の原因となる筋肉などの解説
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頭痛 首の痛み、こり(首こり)

デスクワークや日常生活のストレスなどが原因となる、肩こりや肩こり頭痛

当院が着目している頭痛を引きおこす首こり筋肉について深堀り解説させていただきます。


後頭下部の筋肉群トリガーポイントによる 頭痛 について

後頭下筋群のトリガーと関連痛
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・首の凝り、痛みと頭痛について

後頭部から側頭部をまわり、目の周囲に起こる関連痛について説明いたします。

視線を安定させるために頭部を支えながら、繊細な動きをする筋肉として、後頭下筋群(2,3番目の画像の赤い部分)が関与しています。この筋肉は疲労もたまりやすく、デスクワークをされている方々に特に硬いコリ(筋硬結)が見られることがあります。

このコリが過敏になりトリガーポイントとなると、後頭部から側頭部をまわり目の周囲に頭痛と感じる関連痛を引き起こすことが知られています。

私の経験からは、他のトリガーポイントも同時に活性化していることが多いです。後頭部から頭頂部、額までの関連痛が同時に出現している方にも多く出会います。後頭部の神経を圧迫して神経痛を引き起こしたり、脳へ栄養を送る大事な動脈を圧迫してめまいを引き起こすこともあります。

このタイプの頭痛の原因の一つとして、メンタル面やストレスも大きく影響しており、ここの筋肉の緊張を引き起こします。ネット上では、この症状と精神安定薬・抗不安薬の作用について、ネット検索されている方が多いようです。筋肉弛緩作用を狙ってこの類の薬を処方されるお医者様がいることでしょうし、使用される方も多くいらっしゃることでしょう。神経系に作用する薬が、この頭痛の改善に影響することが、筋弛緩作用だけではなくメンタル面との関連を示唆しているのではないでしょうか?

痛みの悪循環に陥らぬよう早期の治療をお勧めします。
トリガーの不活性化には、はり治療(鍼灸)、指圧・マッサージによる的確なポイント刺激が必要です。ツボがズレる施術や軽めのマッサージが逆に神経を興奮させてコリ感や頭痛を増強させるパターンもあり刺激量にはとても気を遣う部位です。
尚この筋肉群の大後頭直筋上には頭痛や自律神経失調症の特効ツボである、天柱穴、風池穴があり、はり治療に用いられることが多いです。




※要点まとめ

1. 症状:
後頭下筋群にトリガーポイントが出来るた場合、後頭部から側頭部、目の周囲、頭頂部、額までの関連痛が特徴的です。緊張型(筋収縮性)頭痛となる症状が出てきます。

2. 原因:
視線を安定させるために頭部を支える後頭下筋群の筋肉が疲労し、硬くなることで引き起こされます。特にデスクワークを行う人々やストレスを感じている人々に多く見られます。

3. 進行:
筋肉のコリが過敏になりトリガーポイントとなると、関連痛を引き起こします。さらに、後頭部の神経を圧迫して神経痛を引き起こしたり、脳へ栄養を送る大事な動脈を圧迫してめまいを引き起こすこともあります。

4. 鑑別方法:
特徴的な症状から鑑別します。具体的には、後頭部から側頭部をまわり、目の周囲に関連痛が出ること、また後頭部から頭頂部、額までの関連痛が同時に出現することなどが挙げられます。

5. 治療法:
トリガーの不活性化には、はり治療(鍼灸)、指圧・マッサージによる的確なポイント刺激が必要です。また、頭痛や自律神経失調症による頭重感等の特効ツボである、天柱穴、風池穴がはり治療に用いられます。

6. 早期治療の重要性:
痛みの悪循環に陥らないよう早期の治療を勧めます。

7. 自己ケアの方法:
適切な休息とストレス管理が有効であると一般的には考えられています。

8. 薬物療法の背景:
緊張型頭痛はストレスや自律神経失調症が原因で、筋肉が緊張します。エチゾラム等の抗不安薬は頭痛改善に寄与する可能性がありましたが、これらは主に精神的症状を緩和するために用いられます。かつては海外などから入手でき、頭痛などに乱用されたエチゾラムですが、現在は規制がかかり事実上使えません。それが筋肉の緊張や頭痛に影響するかは、それぞれの体調や体の反応によります。これらの薬の使用は医師の指導下で、自己判断での使用は避けるべきです。。

 

緊張型頭痛2 目の奥とその周囲に関連痛を出す筋肉

頭半棘筋のトリガーと関連痛(目の奥の痛み)

半棘筋頭痛関連痛頭半棘筋 頭半棘筋は頸の筋肉の中でもかなり太い筋肉です。こちらも緊張型頭痛の原因となる筋肉の一つ。

一般的には目の奥や周囲に関連痛を出すことが多いとされております。緊張すると頸の骨の間から出てくる神経を圧迫するため、トリガーポイントの関連痛の概念と異なる【後頭神経痛】と言う症状が出てくることもあり、そのような方の頭皮に指圧・マッサージを行うと、鋭い痛みを出すポイントがところどころあり、状態によっては額までピリピリ感が出ることがあります。

医師の治療になりますが、後頭神経痛としてペインクリニックの適応になることもあり、ブロック注射を打つ部位は東洋医学での頭痛の特効ツボ「天柱穴」・・(天柱ブロック)を使うこともあります。

額や目の周囲に出る痛みを頭半棘筋トリガーポイントの「関連痛」と言うよりは神経痛として治療を行うこともあります。

※トリガーポイントの関連痛とは別に、後頭部、目の奥の痛み、目の違和感を伴う症状に対し「大後頭三叉神経症候群」と医師から診断を受ける患者様もいらっしゃいます。※



※要点まとめ
・頭半棘筋は頸の筋肉の中でも特に太く、緊張型頭痛の原因となる筋肉の一つです。

・この筋肉は一般的に目の奥や周囲に関連痛を出すことが多く、緊張すると頸の骨の間から出てくる神経を圧迫し、後頭神経痛という症状を誘発します。

・後頭神経痛の症状が出る方の頭皮に指圧・マッサージを行うと、鋭い痛みを出すポイントがところどころあり、額までピリピリ感が出ることがあります。

・医師の治療下において、後頭神経痛としてペインクリニックの適応になる際、東洋医学の頭痛の特効ツボ「天柱穴」に神経ブロック注射を行うこともあります。

・トリガーポイントとは別に、目の奥の痛みや随伴症状に対し「大後頭三叉神経症候群」と医師からの診断を受けるケースもあります。
 

緊張型頭痛3 頭の上部に痛みを感じさせる筋肉

頭板状筋トリガーと関連痛・頭痛

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頭痛の原因トリガーポイントの出来る頭板状筋に焦点を当てます。

頭痛を引き起こす代表的な筋肉である頭板状筋は、頭頂部に関連痛を生じさせます。この筋肉は、表面の大半が僧帽筋と胸鎖乳突筋という別の筋肉に覆われていますが、後頸部のわずかな窪みから触れることができます。

筋肉の中央付近とやや下部にトリガーポイントが形成されます。頭蓋骨の筋肉付着部を指圧で血流を改善し、鍼(はり)で頭蓋骨骨膜付近を刺激すると、心地良い鍼響が得られ、筋肉が緩和します。

また、東洋医学における頭痛の特効ツボである天柱穴と風池穴は、この筋肉上に位置しています。私の施術では、下部は主にマッサージを用い、上部は指圧を用います。

これらのツボは、「自律神経失調症」の特効ツボでもあります。自律神経失調症に伴う頭重感に対しても、これらのツボは非常に効果的です。


 


※要点まとめ
・頭痛を引き起こす頭板状筋は、頭頂部に関連痛を生じます。

・この筋肉は後頸部の小さな窪みから触れることができ、筋肉の中央付近とやや下部にトリガーポイントが形成されます。

・頭蓋骨の筋肉付着部を指圧で血流を改善し、鍼で頭蓋骨骨膜付近を刺激すると、筋肉が緩和します。

・天柱穴と風池穴は頭板状筋上に位置し、「自律神経失調症」の特効ツボでもあり、頭重感の改善に著効します

緊張型頭痛4 めまい 聴力変化も起こすことがある筋肉

胸鎖乳突筋トリガーについて
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胸鎖乳突筋のトリガーとその関連痛 随伴症状(頭痛、めまい、聴力変化等)について説明します。

胸鎖乳突筋にトリガーが形成されると、それは厄介な問題となります。この筋肉に起こる関連痛は頭部に現れますが、自律神経症状としてのめまいやふらつき、目の充血、聴力低下を引き起こすことがあります。

この部位の施術はやや難しく、指圧とは異なる、筋肉をつまみながら緩める筋膜マッサージに近い手技を用います。これはかなりの痛みを伴うことがあります。

無意味な荒療治は避けるべきですが、逆にリラクゼーション的な軽いマッサージでは、トリガーをさらに活性化させてしまうことがあります。トリガーが活性化している状態では、軽くつまみ上げるだけでも強い関連痛を引き起こします。そのため、適切な刺激量を用いてトリガーを不活性化させることが重要です。

生まれつきの斜頸の方は、この筋肉に頑固なトリガーが形成されやすい傾向があります。

 

頭痛 緊張型頭痛と関連する神経痛(上大後頭神経痛)

頭の血管がどうにかしてしまったのか!?と思う程の痛みを出すこともある神経について
緊張型頭痛を持つ方々にとって、頸部の筋肉の硬さが原因となる神経の痛みやシビレは避けられない症状とも言えます。これらの症状は、頭の血管が何か問題を抱えているかのような強い痛みを引き起こすことがあります。

一番目の画像は簡略化した模型で、黄色の部分が神経を模し、赤い部分は筋肉を模しています。実際には、この神経は何層もの筋肉を貫いて表面に出てきます。表層の筋肉の隙間の下には、首こりに関連する筋肉がいくつも存在します。


肩こりや首こりに悩む方々は、この模型を見て、凝り固まった筋肉が大後頭神経を圧迫し、症状を引き起こすことを想像できるかもしれません。筋肉の緊張が神経痛を引き起こすのか、それとも他の要因が神経痛を引き起こし、それが筋肉の緊張を引き起こすのかは微妙なところです。しかし、基本的には筋肉の締め付けから症状が起きるとされており、治療には指圧による筋膜リリースや虚血圧迫など、様々な手技を用いて神経の締め付けを解くことが重要です。

頭痛治療の特効ツボである「天柱」や「風池」穴への指圧マッサージや針治療は、これらの症状に非常に効果的です。特に、「天柱」穴は、後頭神経痛の患者に対して医師が行うペインクリニックでも「天柱ブロック」として使用されるほど重要なツボです。さらに、「天柱」や「風池」穴は、自律神経失調症の治療にも多用され、交感神経の高ぶりからくる緊張型頭痛の治療には欠かせません。



この神経の締め付けが強い状態で、急に後ろを振り向いたりすると、非常に強い痛み(頭の血管に何か問題があるかのような痛み)が出ることがあります。この痛みは、髪の毛をとかすと額にピリピリと軽く電気が走る感覚が出るなど、症状は様々です。しかし、いずれの方も頭痛に悩まされているようなので、肩こりや首こりがひどい方で心当たりのある方は、ぜひ当院にご来院ください。鍼治療やマッサージでかなり改善します。

なお、トリガーポイントの関連痛とは別に、頭痛、後頭部、目の奥の痛み、目の違和感を伴う症状に対して、「大後頭三叉神経症候群(GOTS)」と医師から診断を受ける患者様もいらっしゃいます。


 
※要点まとめ
1.緊張型頭痛と神経痛
・頸部の筋肉の硬さが原因となる神経の痛みやシビレは、緊張型頭痛を持つ方々にとって避けられない症状です。
・これらの症状は、頭の血管に問題があるのでは?と思えるかのような強い痛みを引き起こすことがあります。

2.神経と筋肉の関係
・神経は何層もの筋肉を貫いて表面に出てきます。
・凝り固まった筋肉が大後頭神経を圧迫し、症状を引き起こすことがあります。

3. 治療方法
・ 筋肉の締め付けから症状が起きるとされており、治療には指圧による筋膜リリースや虚血圧迫など、様々な手技を用いて神経の締め付けを解くことが重要です。

4. 特効ツボ
・「天柱」や「風池」穴への指圧マッサージや針治療は、これらの症状に非常に効果的です。
・これらのツボは、自律神経失調症の治療にも多用され、交感神経の高ぶりからくる緊張型頭痛の治療には欠かせません。

5. 症状
・神経の締め付けが強い状態で、急に後ろを振り向いたりすると、非常に強い痛みが出ることがあります。
・いずれの方も頭痛に悩まされているようなので、肩こりや首こりがひどい方で心当たりのある方は、ぜひ当院にご来院ください。鍼治療とマッサージでかなり改善します。

6. 医師の診断
- トリガーポイントの関連痛とは別に、「大後頭三叉神経症候群(GOTS)」と医師から診断を受ける患者様もいらっしゃいます。




ウイルス疾患と関連する神経痛(上大後頭神経痛)

先に後頭部神経痛は首のこりが原因の一つと書きましたが・・
もう一点大事な要素があります、坐骨神経痛のページにも書きましたが、帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルス)がかかわるケースがあるのです・・この症状は頭頚部にも出るのですが、後頭神経の領域は毛髪に覆われてるために発疹を見つけにくく、判断が遅れる場合があり注意を要します。初期症状は緊張型頭痛に近い要素もあるので、普段から頭痛持ちの方や、毛髪量の多い女性の方は尚更鑑別が難しくなるのではないでしょうか?坐骨神経痛同様、重い後遺症を残さないためには、医療機関での加療、抗ヘルペスウイルス薬の早期投与が予後を左右すると思います。


私は初診時から頭皮と耳たぶ周りの観察をしっかりと行っております。ニキビかどうかの質問もよくするかと思いますが、このような事情がある為お気を悪くなさらないでください。

 


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