HOME > 肩こり 首こり 頭痛 緊張型頭痛の原因となる筋肉などの解説
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緊張型頭痛・肩こりからくる頭痛でお悩みの方へ
●安心できる国家資格保持者による頭痛の専門治療
当院の特徴:
筋・筋膜性疼痛の専門治療!!
当院では、長時間のデスクワークや姿勢の悪さからくる
首こりや肩こりなどの
筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)
の治療に特化しています。
痛みの原因となるトリガーポイントに焦点を当て、
実務経験30年の国家資格保持者
による高度な専門技術を用いて施術を行います。
緊張型頭痛とは?
●緊張型頭痛
(緊張性頭痛、筋収縮性頭痛)
長時間のデスクワークや姿勢の悪さ、ストレスなどが原因で肩や首の筋肉が緊張して起こる頭痛です。このため、以下のような呼び方をされることがあります。
・肩こり頭痛
・首こり頭痛
・肩こりからくる頭痛
・ストレスからくる頭痛
また、几帳面な性格なども関係していると言われています。
「また頭が重い...。」
「今日も頭痛が続くのかな...。」
そんな不安な朝を過ごしていませんか?
実は、あなたが感じているその頭痛、おそらく"緊張型頭痛"かもしれません。日本人の実に4人に1人が経験するこの頭痛は、私たちの日常にひそかに忍び寄る"現代病"とも言えます。
後頭部の締め付けられるような痛み、
重たい頭、首や肩のこり...。
これらの症状に心当たりがある方は、ぜひ以下の症例をご覧ください。
あなたの「つらい」その症状当てはまりませんか?
緊張型頭痛の主な症状と特徴
1. 既に頭痛外来で、肩こりからくる緊張型頭痛と診断されている方
・鍼灸・マッサージ治療と併用での改善が期待できます。
医師に鍼灸マッサージを禁止されている場合は医師の治療を優先してください。
2. 頭から首の付け根(後頭部)が締めつけられるような感じがする
・筋肉の緊張による典型的な症状です
3. とにかく頭が重くてたまらない
・筋肉の緊張や血行不良が原因の症状です
4. 朝起きた時から頭が重く、1日中続く
・姿勢の悪さやストレスが長引く原因となっています
5. ストレスが溜まるとすぐに頭痛が始まる
・心身の緊張がトリガーとなっています
6. 頭痛がひどくて集中力が続かない
・「ズキズキ」ではなく、「モヮ~ッ」とした感じの頭痛が特徴的です
7. 夜ぐっすり眠れないせいで日中頭が重い
・ 睡眠の質の低下が症状を悪化させる悪循環を生みます
8. 頭痛が原因で気分が落ち込みやすい
・慢性的な痛みによるストレスが心身に影響を与えています
9. 目の奥に響くような痛みが出る
・首や肩の筋肉の緊張が目の周りにまで影響を及ぼしています
10. 肩こりがひどく、腕までだるい
・ 首肩の緊張が腕の疲労感まで引き起こしています
11. 長時間のデスクワークで首や肩がガチガチに
・ 不適切な姿勢による筋緊張が蓄積されています
12. 頭痛と腰痛が同時に襲ってくる
・ 全身の姿勢バランスの乱れが原因となっています
13. 自律神経失調症と診断されている
・ 自律神経の乱れが頭痛を引き起こすことがあります
14. 食いしばりや顎関節症に悩んでいる
・ 顎の緊張が頭部全体に影響を与えています
15. ふわふわした感じのめまいがある
・ 首の筋肉の緊張が平衡感覚に影響を与えることがあります
16. 首のボキボキ、ポキポキ音が気になる
・ 関節の可動性低下が音を引き起こしています
17. 後頭部の痛み・首の付け根に自分でもわかる「コリ」がある
・ 慢性的な筋緊張による「後頭部の筋肉群の異常な硬さ」が特徴的です。
18. 頭痛は酷いが吐き気はない
・ 緊張型頭痛の特徴的な症状パターンです
19. 後頭部に一瞬ズキンとした痛みが出る(片側)
・ 凝り固まった筋肉による神経の圧迫が原因です
20. デスクワークで首が前に出ている(ストレートネック)
・ 首の自然なカーブが失われ、筋肉への負担が増加し頭痛の原因となります
21.コーヒーを飲むと頭痛がする
・カフェインが交感神経を刺激し、血管に様々な作用を与えることで、体質により頭痛が誘発されることがあります。
●このような方はぜひご相談ください
- 医療機関で「緊張型頭痛」と診断されたが、薬だけでは改善しない方
- 慢性的な肩こりや首のこりがあり、頭痛が頻繁に起こる方
- 姿勢の悪さやストレスが原因と考えられる頭痛でお悩みの方
- 生活の質を向上させ、頭痛から解放されたい方
緊張型頭痛は正しい治療で改善が期待できます。専門的な鍼灸・マッサージで、つらい頭痛を根本から解消しましょう。
お気軽にお問い合わせください。
●当院での施術について
これらの症状の多くは、首や肩の筋膜の緊張が関係しています。特にストレートネックは、現代社会において増加傾向にある症状で、緊張型頭痛との強い関連が指摘されています。
当院では、お一人お一人の症状や生活習慣を丁寧に確認し、筋膜へのアプローチを中心とした治療を行っています。また、日常生活での予防法もアドバイスさせていただきます。
一つでも当てはまる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。早期の対処が症状の改善につながります。
【肩こりからくる頭痛】や【緊張型頭痛】の改善方法
●症状の理解
これらの頭痛の原因となる要因を理解することは、効果的な治療のために重要です:
・頭頸部トリガーポイント:
首こり・肩こり頭痛の原因となる、後頭部・首の付け根にある筋肉群(インナーマッスル)に生じたコリの塊です。首の痛みだけでなく頭痛、歯など他の部位にも痛みを引き起こすことがあります。
・当院の治療法:
専門的なアプローチで、あなたの症状を改善します:
・鍼灸治療
・深層筋(インナーマッスル)マッサージ
・指圧療法
・独自の指圧整体・インナーマッスルストレッチ
・姿勢改善に寄与する脊椎マニピュレーション
これらの技術を組み合わせ、痛みの根源を的確に刺激し、症状を軽減していきます。
●予防策と改善策
※緊張型頭痛は自己改善も期待できる症状です※
1. 姿勢の改善
・長時間のデスクワークを行う際は、正しい姿勢を保つことが重要です。背筋を伸ばし、肩をリラックスさせるよう心がけましょう。
・定期的に立ち上がってストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐすことも効果的です。
2. ストレス管理
・ストレスは緊張型頭痛の主要な引き金となるため、リラクゼーション法を取り入れることが重要です。深呼吸、瞑想、ヨガなどが効果的です。
・趣味やリラックスできる活動を取り入れ、ストレスを軽減しましょう。
3. 運動
・定期的な運動は、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進するため、頭痛の予防に役立ちます。ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなどが推奨されます。
4. 睡眠の質を向上
・十分な睡眠を確保し、規則正しい生活リズムを保つことが重要です。寝る前にリラックスする時間を設け、スマートフォンやパソコンの使用を控えましょう。
5. 食事と水分補給
・バランスの取れた食事を心がけ、適切な水分補給を行うことが大切です。カフェインやアルコールの摂取を控えることも効果的です。
6. マッサージと温熱療法
・首や肩のマッサージを行い、筋肉の緊張をほぐすことができます。また、温かいタオルや温熱パッドを使用して、血行を促進することも効果的です。
7. 眼精疲労の軽減
・長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、目の疲れを引き起こすことがあります。定期的に目を休めるための休憩を取り、目のストレッチを行いましょう。
8. 専門家の相談
・症状が改善しない場合や重症化する場合は、頭痛外来など医師に相談することをお勧めします。適切な診断と治療を受けることが重要です。
これらの方法を試してみて、少しでも症状が軽減されることを願っています。
これらの自己対策にでは限界を感じる症状にお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
※当院は開業時より徹底的にこの症状に取り組んでおります。
緊張型頭痛治療と身体の反応・転機
・刺激量のさじ加減の重要性
はじめに
デスクワークやストレスによる緊張型頭痛。近年、鍼灸マッサージや整体での施術が効果的な治療法として注目を集めています。
●治療の基本的な効果
・筋肉のコリをほぐす
・血行を改善する
・自律神経のバランスを整える
・肩こり・首こりを改善
・睡眠の質を向上させる
上記の作用から、鍼灸マッサージは非常に有効な治療手段です。
●しかしながら
後頭部の痛み・コリ症状を起こす、後頭下部の筋肉群は繊細で、刺激には非常にセンシティブな部位であるため、有効な施術を多なう為
には「刺激量」が非常に重要な要素となります。
刺激量の解説に移ります
●治療の仕組み:2つの重要な理論
微弱な刺激はコリ症状を増悪させる可能性もあれば
日々強い痛みに悩まされる方の症状を緩解させることもある
人間の体が持つ相反する刺激に対する反応の解説です。
1. プリューゲル・アルントシュルツの法則
治療効果を最大限に引き出すために重要な医学理論です。刺激の強さによって、体は以下の4段階で反応します:
1. 弱い刺激 → 神経がやや活発に
2. 中程度の刺激 → 神経が適度に反応
3. 強い刺激 → 神経の働きが抑制
4. 過度な刺激 → 神経の働きが停止
この法則に基づき、施術者は以下の点に注意を払います:
・一人ひとりの体質に合わせた適切な刺激の強さを選択
・強すぎず、弱すぎない絶妙なバランスを追求
・経験に基づいた見極めが重要
・応用例として:
筋肉が過度に緊張している場合には中程度から強めの刺激が有効となることが多く、ごく軽度の施術で症状増悪といったケースが挙げられます。
2. 軽い皮膚刺激による鎮痛効果
上記内容と矛盾するようですが、私たちの体には、軽い刺激で痛みを和らげる自然な仕組みが備わっています。
例えば:
・ 頭痛時に頭を押さえる
・ 腹痛時にお腹をさする
といった自然な行動が、実は理にかなっているのです。
この仕組みで起こる体の変化:
1. 痛みの信号が脳へ届くまでに混ざり合い、弱まる
2. エンドルフィン(幸せホルモン)の分泌
3. セロトニンとノルアドレナリンのバランス調整
4. オキシトシン(リラックスホルモン)の分泌
● 治療効果の個人差
治療効果は人によって様々です:
・ コリが和らぎし視力が改善したように感じる方
・ 施術直後は楽になるが、翌日に違和感を感じる方
・ すぐに症状が戻ってしまう方
これらの違いは、以下の要因で生じます:
・ 個人の体質
・ 症状の程度
・ 生活習慣
・ 基礎疾患の有無
● 特に注意が必要なケース
・ 偏頭痛との混合タイプの方
・ 生活習慣の改善が必要な方
・ 他の疾患が原因の方
● より良い治療のために
1. 施術後の体調変化を観察
2. 違和感や不快感は必ず施術者に伝える
3. 生活習慣の改善も並行して行う
● 応用の可能性
この治療アプローチは、以下のような症状にも効果が期待できます:
・ 繊維筋痛症
・ 脳血管障害後遺症による視床痛
・ その他のデリケートな痛み
● まとめ
緊張型頭痛の治療では、トリガーポイント治療としての刺激量に並び、プリューゲル・アルントシュルツの法則に基づく適切な刺激と、体が本来持つ痛みを和らげる仕組みの両方を理解し活用することが大切です。一人ひとりの体質や症状に合わせた、オーダーメイドの治療アプローチが、最も効果的な結果をもたらすと考えられます。
次に、当院で得意とする緊張型頭痛について詳しくご説明します。
後頭部の筋肉群トリガーポイント 【首こり】の正体と頭痛
●首こりと後頭部の痛みに関与する、頸部深層の筋肉群
【インナーマッスル】
・後頭下筋群
・頭半棘筋
・頭板状筋
・胸鎖乳突筋
以下に詳細解説させて頂きます。
※参考文献 トリガーポイント・マニュアル 筋膜痛と機能障害. 第1巻 (頭頚部編) :; 著者: Janet G.Travell, David G.Simons 著 川原 群大(翻訳)
後頭下筋群の異常緊張と関連痛
説明:
●肩こりからくる頭痛と後頭部の筋肉について」
【どんな筋肉?】
• 後頭下筋群(こうとうかきんぐん)という、首の後ろにある筋肉のグループ
• 頭を支えて目線を安定させる大切な筋肉
【どんな人がなりやすい?】
• デスクワークが多い人
• ストレスを抱えている人
• 精神的に疲れている人
【どんな症状が出る?】
• 後頭部から横の方にかけての頭痛
• 目の周りの痛み
• ひどい場合は額まで痛みが広がる
• めまいが起きることも
【なぜこうなる?】
1. 筋肉に硬いコリができる
2. コリが神経や血管を圧迫
3. 頭痛やめまいの症状が出る
【治療について】
• 早めの治療が大切
• 鍼灸や指圧が効果的
• 「天柱穴」「風池穴」という頭痛に効くツボがある
• 軽いマッサージでは逆効果の場合も
【注意点】
• ストレスも原因の一つなので、生活習慣の改善も大切
• 症状が続く場合は専門家に相談を
首の筋肉の問題が様々な頭痛の原因となります。
詳細解説:
●後頭部の痛みと頭痛の原因となる首の小筋肉群について
首の後ろにある筋肉「後頭下筋群」が緊張すると、後頭部に痛みが出やすくなります。長時間のデスクワークやスマートフォンの使いすぎで姿勢が悪くなることが原因です。後頭部からこめかみ、目の周りにまで痛みが広がることもあります。放置すると痛みが悪化するので、早めのケアが大切です。
当院では、鍼やマッサージによるトリガーポイント治療で効果的な改善が期待できます。首の筋肉をしっかりケアすることで、頭痛の予防や改善ができます。
●頭痛原因となるインナーマッスル【後頭下筋群】の役割と治療法
多くの人が悩む緊張性頭痛の主な原因の一つは、首の後ろに位置する「後頭下筋群」の緊張です。この筋肉群は、頭部の安定性を保ち、繊細な動きをサポートしています。
1. 後頭下筋群の構成と役割:
後頭下筋群は4つの筋肉(大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)で構成されており、頭を動かす際に重要な役割を果たしています。特に視線を安定させる微妙な動きをサポートしています。
2. 筋緊張の原因:
現代社会では、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、不適切な姿勢、精神的ストレスなどが原因で、この筋肉が緊張しやすくなっています。この緊張が続くと、「トリガーポイント」と呼ばれる過敏な部位が形成され、後頭部、こめかみ、目の周囲に痛みが広がることがあります。
3. 痛みの広がり:
トリガーポイントが活性化すると、後頭部から側頭部、目の周囲、さらには頭頂部や額にまで痛みが及ぶことがあります。神経を圧迫することで、神経痛やめまいを引き起こす場合もあります。
4. 治療方法:
鍼灸治療や深部組織マッサージにより、トリガーポイントを不活性化し、痛みを軽減させることが可能です。当院では、首の深層筋に特化した施術を行っており、専門的な技術で症状の改善が期待できます。特に、後頭下筋群にある「天柱穴」や「風池穴」は、頭痛の緩和に効果的なポイントです。
5. 予防法:
定期的なストレッチや姿勢の改善、ストレス管理が予防に効果的です。また、症状が慢性化する前に専門家に相談することをお勧めします。
緊張性頭痛は深刻な病気ではありませんが、放置すると生活に支障をきたす可能性があります。適切なケアで症状の改善が期待できるため、早めの治療を心掛けましょう。
頭半棘筋 目の奥の痛みと周囲に関連痛を出す筋肉
頭半棘筋のトリガーと関連痛(目の奥の痛み)
説明:
頭半棘筋(とうはんきょくきん)について - 頭痛の原因となる首の筋肉
【大事なポイント】
• 頭半棘筋は首にある太い筋肉で、この筋肉の緊張も頭痛の原因になります
【どんな症状が出る?】
• 目の奥が痛くなる
• 首から後頭部にかけて痛みが出る
• 頭皮を押すと痛いポイントがある
• 症状がひどいと額までピリピリする
【なぜ痛みが出るの?】
1. 筋肉が緊張→神経を圧迫
2. 圧迫された神経が痛みを引き起こす
※この症状を「後頭神経痛」と呼びます
【治療方法】
• 病院では神経痛の治療として注射をすることもある
• 「天柱穴(てんちゅうけつ)」という頭痛に効くツボを使った治療もある
首の筋肉の緊張が神経を圧迫しておこる頭痛もあります。
詳細解説:
1.頭半棘筋は、頸部の筋肉の中でも特に太く、緊張型頭痛の原因となる重要な筋肉の一つです。この筋肉のトリガーポイントは、目の奥や周囲に関連痛を引き起こすことが一般的です。
2.筋肉が緊張すると、頸椎の間から出る神経を圧迫し、
【後頭神経痛】という症状を誘発することがあります。この場合、トリガーポイントの関連痛の概念とは異なり、神経痛として治療が行われることもあります。
3.後頭神経痛の症状がある方の頭皮に指圧やマッサージを行うと、鋭い痛みを感じるポイントがいくつか見つかり、状態によっては額までピリピリとした感覚が広がることがあります。
4.医師による治療では、ペインクリニックで後頭神経痛としてブロック注射が行われることもあります。特に、東洋医学で頭痛の特効ツボとされる「天柱穴(てんちゅうけつ)」に対して、天柱ブロックを用いることがあります。
5.額や目の周囲に出る痛みは、頭半棘筋トリガーポイントの「関連痛」としてではなく、神経痛としてアプローチされる場合もあります。
※参考文献
トリガーポイント・マニュアル 筋膜痛と機能障害 第1巻 (頭頚部編)
著者: Janet G. Travell, David G. Simons
翻訳: 川原 群大
頭板状筋 頭の上部に痛みを感じさせる筋肉
頭板状筋トリガーと関連痛・頭痛
説明:
頭板状筋(とうばんじょうきん)について - 頭痛の原因となる首の筋肉
【どんな筋肉?】
• 首から頭にかけてある筋肉
• 他の首の筋肉の下に隠れている
• 首の後ろの小さな窪みから触ることができる
【どんな症状が出る?】
• 頭の上の方(頭頂部)が痛くなる
• 後頭部に痛みが出る
• 首が凝って痛い
• 頭が重く感じる
【なぜ痛くなるの?】
1. 筋肉が緊張する
2. 血液の流れが悪くなる
3. 筋肉の中にコリ(トリガーポイント)ができる
4. そこから頭に痛みが広がる
【治療方法】
• 頭に近い部分は指圧
• 首に近い部分はマッサージ
• 鍼(はり)治療も効果的
• 特に「天柱穴」「風池穴」というツボが有効
【治療のポイント】
• 筋肉の緊張をほぐす
• 血液の流れを良くする
• 自律神経の乱れも整える
【注意点】
• 自分で強く押しすぎない
• 症状が続く場合は専門家に相談
• 生活習慣の改善も大切
詳細解説:
頭板状筋は後頭部から頭頂部にかけて存在する筋肉です。表面からは僧帽筋と胸鎖乳突筋に覆われているため直接見ることはできませんが、後頸部のわずかな窪みから触れることができます。この頭板状筋の不調は、頭痛や後頭部の痛みを引き起こす大きな要因となっています。
頭板状筋のトリガーポイントは、筋肉の中央部から下部にかけて現れやすい傾向があります。このトリガーポイントが刺激されると、後頭部の強い張りや頭頂部への痛みとして感じられます。また、緊張型頭痛を引き起こすだけでなく、自律神経の乱れにも影響を与えることがわかっています。
治療のアプローチとして有効なものとして、一つ目は指圧やマッサージによる方法です。局所の血行を改善し、筋肉の緊張をほぐすことで症状の緩和が期待できます。二つ目は鍼灸による東洋医学的なアプローチです。頭板状筋上にある天柱穴や風池穴への鍼治療は、頭痛の緩和に特に効果があるとされています。また、頭蓋骨の付近を鍼で刺激すると、心地よい響きとともに筋肉の緊張がほぐれていきます。
これらの治療を適切に行うことで、頭痛の頻度が減少し、後頭部のこりも改善されていきます。さらに、自律神経の調子も整い、日常生活の質が向上することも期待できます。特に注目すべきは、継続的な治療により、長期的な症状の改善が見込めることです。
頭板状筋のトリガーポイント治療は、頭痛や後頭部の痛みに悩む方々にとって、効果的な治療選択肢の一つとなっています。西洋医学的な理解と東洋医学の知恵を組み合わせることで、より良い治療効果が得られるでしょう。慢性的な頭痛でお悩みの方は、この治療法を一度検討されてはいかがでしょうか。
胸鎖乳突筋トリガーポイントと「ストレートネック」
めまい・聴力変化などへの影響もある厄介な筋肉
首の前側の筋肉の説明
みなさんは、スマホやパソコンをよく使うとき、首や肩が痛くなった経験はありませんか?
今回は、その原因の1つかもしれない「首の前側の筋肉」について説明します。
【どんな筋肉?】
・首の前にある「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という筋肉
・頭を動かすときに使う大切な筋肉です
【どんな症状が出る?】
この筋肉が凝ると、次のような症状が現れることがあります:
・頭痛(特にこめかみや目の周り)
・めまい
・耳鳴り
・目の疲れ
【なぜ起こるの?】
スマホやパソコンをよく使う人に多い「ストレートネック」が原因の1つです。
これは、
・首の自然なカーブが無くなって真っ直ぐになる
・頭が前に出る姿勢になりやすい
・その結果、首の前の筋肉に負担がかかる
という状態です。
【対処法は?】
この症状が気になる場合は:
・画面を見る時間を減らす
・姿勢を意識する
・首のストレッチ(ただし強くやりすぎない)
・症状が続く場合は、専門家に相談する
大事なポイント:
むやみに首を強くマッサージするのは危険です。痛みが続く場合は、必ず専門家に相談しましょう。
詳細解説:
●胸鎖乳突筋のトリガーポイントとストレートネックの関係
首や肩の慢性的な痛みや不調を感じている方は、胸鎖乳突筋にトリガーポイントが形成されている可能性があります。
1.胸鎖乳突筋とは
胸鎖乳突筋は、首の前側に位置する大きな筋肉で、頭を左右に倒したり、回したり、上に向けたりする際に重要な役割を果たします。この筋肉にトリガーポイント(筋肉の特定の部位にできる硬結や圧痛点)が形成されると、緊張型頭痛だけでなく、めまいや聴力の変化などの症状を引き起こすことがあります。
2.ストレートネックと胸鎖乳突筋トリガーポイントの関係
「ストレートネック」とは、頸椎の自然な湾曲が失われ、首が真っ直ぐになった状態を指します。この状態では、頭が前方に突き出た姿勢になりやすく、バランスを保つために胸鎖乳突筋が過度に緊張します。結果として、筋肉が硬直し、血行不良やトリガーポイントの形成につながります。
3.胸鎖乳突筋のトリガーポイントによる症状
・頭痛:こめかみ、目の周り、後頭部などに広がる痛み
・めまい:ふわふわとした感覚や回転性のめまい
・聴覚症状:耳鳴り、難聴
・目の症状:充血、かすみ目
・吐き気:トリガーポイント特有の症状
(※緊張型頭痛では一般的に吐き気は起こらないとされています)
4.胸鎖乳突筋のトリガーポイント治療
胸鎖乳突筋に形成された頑固なトリガーポイントは、一般的なマッサージでは効果が得られないことがあります。当院では、筋肉内の索状硬結(紐状の硬い部分)を的確に捉え、適切な刺激を与えることで症状の改善を目指します。
・専門的な手技:鍼灸師の持つ深層筋へのアプローチ技術と、筋肉の状態を見極める観察力を活用します。
・ディープティシュー・マッサージ:当院が得意とする手法で、深部の筋肉にまで働きかけます。
※むやみに強い刺激を与えると症状が悪化する可能性があるため、経験豊富な施術者による対応が重要です。
●先天性斜頸との関連
生まれつきの先天性斜頸の方は、胸鎖乳突筋に慢性的な緊張が生じやすく、トリガーポイントが形成されやすい傾向があります。適切な施術により、症状の緩和が期待できます。
まとめ
胸鎖乳突筋の過緊張やトリガーポイントは、頸椎のアライメント異常と深く関係しており、頭痛やめまいなどの様々な症状を引き起こす可能性があります。これらの症状でお悩みの方は、専門的な知識と技術を持つ当院にぜひご相談ください。
首周りの神経痛について
●首こり由来の神経痛
●ウイルス疾患由来の神経痛
頭痛 緊張型頭痛と関連する神経痛(上大後頭神経痛)
頭の血管がどうにかしてしまったのか!?と思う程の痛みを出すこともある神経について (後頭部のズキンとした痛み)
首や肩のこりが原因で、神経の痛みやしびれを感じることがあります。特に、首の筋肉が緊張すると、頭や顔に強い痛みを感じることがあり、まるで頭の血管に問題があるかのように感じることもあります。
これは、凝り固まった筋肉が神経を圧迫することで起こります。マッサージや指圧、鍼治療などで筋肉の緊張をほぐすと、痛みやしびれが和らぎます。特に、「天柱(てんちゅう)」や「風池(ふうち)」というツボを刺激すると効果的です。
もし、肩こりや首こりがひどく、頭痛や神経痛でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
以下の一番目の画像は簡略化した模型で、黄色の部分が神経を模し、赤い部分は筋肉を模しています。実際には、この神経は何層もの筋肉を貫いて表面に出てきます。表層の筋肉の隙間の下には、首こりや神経絞扼に関連する筋肉(特に頭半棘筋)等がいくつも存在します。
く
肩こりや首こりに悩む方々は、この模型を見て、凝り固まった筋肉が大後頭神経を圧迫し、症状を引き起こすことを想像できるかもしれません。
●詳細解説:
首周りの神経痛について
首こりや肩こりが原因で発生する神経痛は、緊張型頭痛や上大後頭神経痛と深く関わっています。頸部の筋肉、特に頭半棘筋(とうはんきょくきん)の硬直は、神経の痛みやしびれを引き起こし、これらの症状は避けられないものとなります。場合によっては、頭の血管に異常があるのではと感じるほどの強い痛みを伴うこともあります。
1.神経と筋肉の関係
大後頭神経は、何層もの筋肉を貫いて頭皮まで達します。首や肩の筋肉が凝り固まると、この神経が圧迫・絞扼され、神経痛やしびれを生じます。特に、首こりによる後頭部神経の絞扼は、天柱シンドロームや緊張型頭痛の原因となります。
2.症状の特徴
・急な動きによる痛み:神経の締め付けが強い状態で急に後ろを振り向くと、非常に強い痛みが走ることがあります。これは、頭の血管に問題があるかのような鋭い痛みです。
・ピリピリとした感覚:髪の毛をとかすと、額にピリピリと電気が走るような感覚を覚えることがあります。
・ 頭痛の持続:これらの症状を持つ方は、慢性的な頭痛に悩まされることが多いです。
3.治療方法
筋肉の締め付けによる神経圧迫を解消するために、以下の治療が効果的です。
・指圧による筋膜リリース:筋膜の緊張を和らげ、神経の圧迫を軽減します。
・虚血圧迫法:一時的に筋肉への血流を制限し、その後再び血流を促すことで筋肉を柔らかくします。
・鍼灸治療:特効穴である「天柱穴(てんちゅうけつ)」や「風池穴(ふうちけつ)」に鍼や指圧・マッサージを施します。
4.特効ツボの効果
・天柱穴と風池穴:これらのツボは、後頭神経痛や緊張型頭痛、自律神経失調症の治療において重要です。特に「天柱穴」は、後頭神経痛患者の特異的な痛みである「天柱シンドローム」の改善に効果的で、ペインクリニックでも使用されることがあります。
・自律神経の調整:これらのツボへの刺激は、交感神経の過度な興奮を抑え、緊張型頭痛の症状を緩和します。
※まとめ※
首や肩のこりが原因で起こる神経痛や緊張型頭痛は、適切な治療によって大きく改善する可能性があります。筋肉の緊張を解消し、神経の圧迫を取り除くことで、痛みやしびれが和らぎます。肩こりや首こりがひどく、頭痛や神経痛でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。鍼治療やマッサージで症状の改善をサポートいたします。
※参考※
・緊張型頭痛:筋肉の緊張によって引き起こされる頭痛の一種。
・上大後頭神経痛:大後頭神経の圧迫・炎症による痛み。
・頭半棘筋:首の深部に位置する筋肉で、姿勢維持や頭部の運動に関与。
・筋膜リリース:筋膜の癒着や緊張を解放する手技療法。
・虚血圧迫法:一時的に血流を制限し、その後再開させることで筋肉を緩める方法。
・天柱穴・風池穴:東洋医学で重要視されるツボで、首や頭の症状に効果的。
・自律神経失調症:自律神経のバランスが乱れることで起こる様々な症状。
ウイルス疾患と関連する神経痛(上大後頭神経痛)
説明:
首や肩のこりが原因で起こる神経痛や頭痛は、多くの方が経験する症状です。しかし、これらの痛みの背後には、ウイルス疾患が関与している場合もあります。特に、帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルス)が原因で神経痛を引き起こすことがあり、早期の診断と治療が重要です。
詳細解説:
ウイルス疾患と関連する神経痛(上大後頭神経痛)
先に述べたように、首こりや筋肉の緊張が原因で発生する神経痛は、緊張型頭痛や上大後頭神経痛と深く関わっています。しかし、これらの症状の背後には、もう一つ重要な要因があります。それは、帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルス)が関与するケースです。
1.発疹の見逃しに注意
帯状疱疹ウイルスは、坐骨神経痛だけでなく、頭頚部にも症状を引き起こすことがあります。特に、後頭神経の領域は毛髪に覆われているため、発疹や皮膚の異常を見つけにくく、診断が遅れる場合があります。初期症状は緊張型頭痛と似ており、普段から頭痛持ちの方や毛量の多い女性は特に注意が必要です。
2.早期治療の重要性
帯状疱疹ウイルスによる神経痛は、適切な治療を受けないと重い後遺症を残す可能性があります。そのため、医療機関での早期診断と、抗ヘルペスウイルス薬の迅速な投与が予後を大きく左右します。
3.症状鑑別の配慮
当院では、初診時から頭皮や耳たぶ周りの観察を徹底しています。ニキビや小さな発疹の有無を確認するのも、ウイルス性の神経痛を早期に発見するためです。
ニキビかどうか?このような質問をする場合もありますが、適切な治療のためにご理解いただければ幸いです。
4.治療と予防
・医療機関での受診:疑わしい症状がある場合は、速やかに専門の医療機関を受診しましょう。
・抗ウイルス薬の投与:早期の抗ヘルペスウイルス薬の投与が、症状の進行を防ぎます。
・鍼灸治療:免疫力の向上や症状の緩和に効果的です。
※まとめ※
ウイルス疾患による神経痛は、筋肉の緊張によるものとは異なるアプローチが必要です。普段感じないような痛みや頭痛、頭皮や、耳たぶ周りの違和感は上記の可能性も考慮し、早めの対応が大切です。当院では、これらの症状も考慮した慎重な問診と観察を行っております。
国家資格者としての鑑別力で施術に当たらせております。
※参考※
・帯状疱疹ウイルス
・ヘルペスウイルス
・上大後頭神経痛
・緊張型頭痛
・後頭部の違和感
頭痛と薬物療法の背景
このトピックは以下内容について述べさせていただきます。
1. 薬剤乱用性頭痛とその予備群:
頭痛薬の過度な使用が頭痛を引き起こす可能性について
2. 緊張型頭痛とその治療手段:
薬物治療以外の緊張型頭痛の治療手段について
3. 当院の指圧・マッサージ、鍼灸の施術:
当院の施術が頭痛を未然に防ぐことが期待できる件
4. 向精神薬と緊張型頭痛治療:
抗不安薬「エチゾラム」の使用とその規制について
5. 筋弛緩薬と緊張型頭痛:
筋弛緩薬の効果と副作用について
6. 薬物療法の効果と代替療法の可能性について:
薬物療法の効果と代替療法の可能性について
7. 高騰する現在の日本の医療費削減のための投薬、減薬:
必要な症状への適切な投薬、減薬の重要性について
8. 当院の鍼灸マッサージと薬物療法の弱点の補完:
当院の鍼灸マッサージが薬物療法の弱点を補完できることについて
薬剤乱用性頭痛とその予備群
初めて肩こりからの頭痛を自覚したとき、軽い気持ちで服用した薬が、後々「頭痛」を引き起こす原因となることもあると想定される方はおそらくいらっしゃらないでしょう。
皮肉なことに、「頭痛薬の最大の副作用は頭痛」という言葉があります。これは、頭痛薬の過度な使用が、反対に頭痛を引き起こす可能性があることを指しています。これを「薬剤乱用性頭痛」と呼びます。
私たちの治療院で見られる患者さんには、楽になりたい一心で、市販薬を含む、薬の処方量を無視して服用するケースもあるようです。
確かに、薬物治療が第一選択肢となる頭痛もあります。
しかし、緊張型頭痛に対しては、運動、マッサージや鍼灸、認知行動療法など、薬剤乱用性頭痛にならない治療手段は多々存在します。
薬物に比べ、手間やコスト面から治療を躊躇する方も多いのは事実です。
しかし、当院を訪れる多くの方々は、薬を断ち切りたいという強い願いを持っています。
当院の指圧・マッサージ、鍼灸の施術は、これらの頭痛を未然に防ぐことが期待できます。私たちがあなたの力になれれば幸いです。
向精神薬と緊張型頭痛治療
緊張型頭痛の治療には、抗不安薬であるエチゾラムが使用されることがあります。一時期、インターネット上ではエチゾラムが緊張型頭痛に非常に効果的であるという情報が拡散し、「妙薬」とまで呼ばれることもありました。その話題性の高さは、Googleのサジェストに
「緊張型頭痛 + デ●●」
と製薬名がトップ表示されていたこともあるほどです。
過去には、ネット情報を基に個人輸入や自己処方が行われていました。
情報過多や医療への不満、コスト削減などの背景から、これらの行為が広まりました。しかし、これらの行為は薬物の品質や安全性、法的な問題など、多くのリスクを伴います。
当時の円高や規制の緩さもあり、個人輸入で同成分のジェネリック薬が安価に入手できたため、自己判断での使用や乱用が問題視されました。しかし、2016年(平成28年)の規制強化により、事実上医師の処方箋なしでの入手は困難になりました。
平成28年9月14日
医薬・生活衛生局
監視指導・麻薬対策課 発
向精神薬指定に対する厚生労働省の通達
現在でも、エチゾラムは緊張型頭痛の治療薬として使用される場合がありますが、依存性のリスクがあるため、医師の指導の下、慎重に用いられるべきです。自己判断での使用は絶対に避けてください。
エチゾラムは、緊張型頭痛に対して一定の効果が期待できる一方、副作用や依存性などのリスクも伴います。
治療を受ける際は、医師や薬剤師に相談し、自分に合った治療法を選択することが重要だと私は考えます。
筋弛緩薬と緊張型頭痛
緊張型頭痛と重度の肩こり
薬物療法の効果と代替療法の可能性について
医療機関で緊張型頭痛や重度の肩こりの診断を受けると、通常、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、筋弛緩薬、抗不安薬、経皮的消炎鎮痛薬(シップ)などの薬物が処方されます。しかし、これらの治療法が必ずしも効果的であると感じられない患者が私たちのような代替療法を提供する(鍼灸・マッサージ)等の治療院を訪れます。
(当院としてはは適切な薬物療法はこの類の症状には必要と考えております。)
私自身の臨床経験から見て、NSAIDsは重症の緊張型頭痛の症状を軽減するために非常に有効であることがわかっています。しかし、患者はこれが一時的な解決策であることを理解しておりますが、一方で長期的な薬物使用による不安を感じる方がいらっしゃることも事実です。
近年、緊張型頭痛や慢性頭痛の治療に対し、マッサージ、鍼灸、その他理学療法、認知行動療法などの代替療法が推奨されてきたことなども相まって、先の記事で挙げた抗不安薬が処方されるケースはあまり聞かないように思えます。
その反面、筋弛緩薬は多くの患者に処方されていますが、私が聞く患者様の声からは、眠気やだるさといった副作用が主であり、その効果と副作用とのせめぎあったバランスの観点から、服用を自己判断で中止する方が良いと感じる患者が多いように見受けられます。
私は、自分自身の行う治療ももちろんですが、医師による投薬と薬物の作用機序、その予後にも非常に強い興味があり、その効果と服用後の患者の感想は深く追及しております。
筋弛緩剤は、寝違え(急性疼痛性頸部拘縮)やぎっくり腰直後の急性の筋緊張(スパズム)を緩和する作用があり、多くの患者さんが症状の改善を実感しています。ただし、効果には個人差があり、必ずしもすべての人に効くわけではありません。
また、慢性期の症状には効果が期待できない場合もあります。
筋弛緩剤には様々な種類があり、それぞれ作用や副作用が異なります。医師や薬剤師に相談して、自分に合った薬を選ぶことが重要だと当院では考えます。
高騰する現在の日本の医療費削減のためにも本当に必要な症状への適切な投薬、減薬は重要課題なのではないでしょうか?
当院では、鍼灸マッサージがこれらの薬物療法の弱点を東洋医学の観点から補完できることを期待し日々施術に当たっております。
緊張型頭痛とコーヒーの関係について、カフェインの作用とその影響を以下にまとめました。
緊張型頭痛とコーヒー
私は、緊張型頭痛と血管運動性頭痛・(偏頭痛)の混合タイプの患者様には慎重に対応しております。
特にコーヒーやアルコール摂取と関連した頭痛の出現度合いを非常に重視し、治療方針を定めます。
コーヒー摂取が頭痛を軽減させるか悪化させるかどうか、またマッサージによる血流変化が好影響を与えるか悪影響を与えるかを考慮します。
・緊張型頭痛とコーヒーの関係
コーヒーに含ませる成分でもあるカフェインは、血管に対して収縮作用を持ち、偏頭痛の症状を緩和する効果があります。
市販頭痛薬に配合されているることがあります。しかし、カフェインの血管収縮作用は一方で血行不良を引き起こし、緊張型頭痛に対しては症状を悪化させる要素ともなり得ます。
・カフェインの血管に与える影響
カフェインは血管を収縮させる作用がありますが、使用中止後には血管が急激に拡張し、リバウンド症状が出現することがあります。これは、カフェイン禁断頭痛として知られています。
市販の鼻炎治療の点鼻薬や、充血除去目薬も同様に血管を収縮させる作用があり、過度な使用者は使用中止後にリバウンド症状が現れる点が血管に与える影響として類似しています。
・カフェインと自律神経系(交感神経)
カフェインは交感神経を刺激し、過敏性を上昇させることがあります。これにより、不眠や血管反応性の変化が生じることがあります。コーヒー摂取後の交感神経への影響は、緊張型頭痛の発症に関与することがあります。
・カフェインの二面性
カフェインは、偏頭痛に対し、血管収縮作用により良好な効果を示す一方で、過敏性の上昇や不眠などの悪影響もあります。カフェインの摂取は、適切な量とタイミングを考慮することが重要です。
このように、カフェインを含むコーヒーは偏頭痛に対して有益な効果を持つ一方で、過剰摂取や飲用中止後のリバウンド症状、カフェイン作用時の血管収縮によるによる血流低下による緊張型頭痛の悪化などのリスクも伴います。適量摂取を心がけることが大切です。
上記のように、このような人体への影響が考えられますが、全ての方にこのような反応があるわけではありません。
ただ、飲酒やコーヒー摂取に過敏に反応される方の中には、マッサージによる血流変化の影響も受けやすい体質の方もいらっしゃるので、当院では刺激量には気を使い施術に当たらせております。
天気痛(気象病)予測アプリと確証バイアスの影響
●緊張型頭痛と天気痛・心理的要因の関連性
近年、気圧変動による天気痛(気象病)由来の気圧感受性頭痛や関節痛といった気象関連症状を予測するアプリケーションが普及していますが、当院ではその利用に際して一定の注意が必要だと考えております。
気象予報やアプリが登場して以来、私の実務経験の中で患者様の訴えを記録・観察し続けてきた結果からの考察です。
その理由は以下の通りです。
この類のアプリケーションや最近の気象予報でもこの類の情報が出されますが、多くの患者様が数回予測が一致してしまうと、患者様の思考回路に「確証バイアス」が働き、負の悪循環が生じる可能性があると感じています。
確証バイアスとは、自分の信じていることを裏付ける情報ばかりを重視し、反対の情報を無視する傾向のことです。アプリの予測がなければ頭痛が発生しない場合でも、予測が一致することで痛みの情動的側面が関与し、確証バイアス的な思考を持つ方は、実際には起きなくても良い頭痛を引き起こす可能性があるのでは?とある時に感じ、以後観察を続けて参りました。
痛みの情動的側面とは、痛みが単なる身体的な感覚だけでなく、感情や心理状態にも影響を受けることを指します。
具体的には、気圧低下→過去の痛みの記憶→実際の痛みの発生→確証バイアス的思考、という負の連鎖が生じることがあります。
薬剤のプラセボ効果と同様に、心理的な影響で人間の身体感覚が狂うことがあります。プラス思考の人にとっては参考ツールとして使えるアプリでも、ネガティブな心理状況によっては痛みを引き起こす引き金になる危険性があると感じています。
天気痛予測アプリと確証バイアスの影響について私なりの考察まとめ
●背景
近年、気圧変動による頭痛や関節痛を予測するアプリケーションが普及しております。当院では、これらのアプリの利用に際して注意が必要であると考えております。【あくまで私個人の考察であり学術的根拠はありません】
●私なりのアプリ利用者の観察結果
1. 確証バイアスの影響:
数回予測が一致すると、患者様の思考回路に確証バイアスが働き、負の悪循環が生じる可能性あるのでは?
2. 痛みの情動的側面:
痛みは単なる身体的な感覚だけでなく、感情や心理状態にも影響を受けます。
3. 負の連鎖:
気圧低下→過去の痛みの記憶→実際の痛みの発生→確証バイアス的思考、という連鎖が生じているのでは?と考えます。
4. プラセボ効果との類似:
偽薬が何故か症状改善をもたらしてしまう「プラセボ効果」と心理的な影響で身体感覚が狂うことにおいては、逆の意味で類似しているのでは?と考えます。
結論
・アプリはプラス思考の方には参考ツールとして非常に有用なアイテムでございますが、ネガティブな心理状況の方には痛みを引き起こす引き金になる危険性もあると私は考えます。
重要なイベントを控えている方などは、気圧変動警告を参考に「偏頭痛治療薬」や気象病対策の薬物を忘れないよう携行確認や、もし頭痛が起きた場合、イベントを遂行出来る対策を事前にとる等の心構えをする等、この類のアプリのポジティブな可能性も無限にあるので、決してアプリを否定的にとらえているわけではありません。
事実、私も気圧の急上昇に影響を受けやすい体質ですので
翌日の業務の心構え(早めに就寝する等)アプリの気圧急変動警告は有効活用させていただいております。
ネガティブ発想からのアプリ使用者が多いことにも気が付いたので、このトピックを作成しました。
耳鼻科領域と頭痛、コロナ後遺症との関連性
新型コロナウイルス感染症後遺症と考えられる症状について
近年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症が多くの注目を集めています。倦怠感、頭痛、嗅覚障害などが長期間続くことが問題となっています。これらの症状の中には、鼻の奥や喉の痛みを起こす慢性上咽頭炎、さらに自律神経失調症、緊張型頭痛、逆流性食道炎などの疾患が関与していると考えられるものも多くあります。
一見、異なる疾患や症状に見えますが、実は共通点も存在し、密接に関係していることが明らかになってきました。これらの疾患や症状は、いずれも「頭痛」や「倦怠感」といった症状を引き起こす可能性があり、神経系や免疫系の働きに深く関わっていると考えられます。
慢性上咽頭炎について
慢性上咽頭炎は、鼻の奥や喉の奥にある上咽頭に慢性的な炎症が起こる病気です。上記症状以外にも、肩こり、首こり、耳鳴り、咽頭痛、後鼻漏、自律神経症状、などの症状が現れます。これらの症状は、上咽頭の炎症が脳と繋がる重要な神経、例えば上咽頭神経を介し迷走神経を刺激することで引き起こされると考えられています。
以下症状は慢性上咽頭炎に関連する迷走神経刺激による諸症状の可能性が考えられます
自律神経失調症:
自律神経失調症は、自律神経のバランスが崩れることで生じる病気です。頭痛、頭重感、倦怠感、めまい、動悸、息切れ、不眠などの症状が現れます。上咽頭炎による迷走神経の機能異常も含めストレスや生活習慣の乱れが大きな要因となります。
胃食道逆流症・逆流性食道炎:
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで起こる病気です。胸焼け、喉の痛み、咳などの症状が現れます。これらの症状は、胃酸が食道の粘膜を刺激することで引き起こされます。自律神経の機能異常で起こりえますし、こちらも咽頭の痛みを引き起越す可能性があります。
共通点と治療法
これらの疾患や症状は、それぞれ異なる治療法が必要となりますが、近年では、共通点として神経系や免疫系の働きが注目されています。これらのシステムを正常に保つことが、全体的な健康維持につながると考えられます。
具体的には、ストレス管理、適度な運動、バランスの良い食事、十分な睡眠などが重要です。
耳鼻咽喉科で行われる
(Bスポット療法・EAT)
をはじめ、鍼灸などの東洋医学的な治療法も有効性が示され始めており、選択肢の一つとして検討されるようになっています。
医療機関への受診
このように、一見異なる疾患や症状に見えたとしても、実は共通点や関連性があり、総合的に捉えることが重要です。
医療機関を受診する際には、それぞれの症状についてだけでなく、関連する疾患や症状についても医師に相談し、最適な治療法を見つけることが大切です。
耳鼻咽喉科への受診をお勧めするケース
新型コロナウイルス感染症の後遺症と慢性上咽頭炎との間には、いくつかの関連性が指摘されています。
1. 上咽頭炎と新型コロナウイルス感染症の後遺症:
新型コロナウイルス感染後、発熱や呼吸器の症状が落ち着いてからも、一定数の患者には倦怠感や頭痛などの後遺症が残るといわれています。これらの症状は、新型コロナウイルスによって上咽頭炎を発症したことで生じている可能性があると考えられております。
2. Bスポット療法・上咽頭擦過療法・EATについて:
上咽頭擦過療法は、専門的な技術を習得した耳鼻咽喉科等の医師により、鼻と喉の堺目にある上咽頭に炎症を起こしている患者さんに対して、その部分に薬剤を塗布し炎症をとっていく治療処置です。この治療は、上記記事に挙げた諸症状に対しても有効であると考えられています。
3. 自宅でのセルフケア:
自宅でできるセルフケアとして、鼻うがいが推奨されています。また、身体の冷えにより、自律神経のバランスが悪くなり免疫力低下にもつながるので、湯たんぽやペットボトルを使って、朝晩に身体や首、ふともも、脇の下など太い血管が走っているところを温めると、リラックス効果や冷えの症状の緩和にもなります。
※新型コロナウイルス感染症後遺症と慢性上咽頭炎との関連性については、まだ研究段階であり、確立された見解はありません。
※Bスポット療法や上咽頭擦過療法などの治療法についても、有効性や安全性については更なる研究が必要とされています。
※自宅でのセルフケアはあくまでも補助的な手段であり、専門的な医療機関を受診することが重要です。
上咽頭炎の診断はファイバースコープ(内視鏡)で粘膜を観察した上で行なわれているようです。これらの症状に心当たりがある場合は、ファイバースコープによる診断と「Bスポット療法」を受けることのできる耳鼻咽喉科にご相談されることをおすすめします。
上記以外の耳鼻咽喉科受診が必要となる頭痛
慢性副鼻腔炎:
慢性副鼻腔炎は、副鼻腔の炎症が長期間続く状態です。頭痛、鼻づまり、鼻水、嗅覚障害などの症状が現れます。
鼻中隔弯曲症:
鼻中隔が曲がっている状態で、鼻づまりや頭痛を引き起こすことがあります。
アレルギー性鼻炎:
アレルギー反応によって鼻の粘膜が炎症を起こし、頭痛や鼻づまり、くしゃみなどの症状が現れます。
頭頚部がん:
頭頸部がんの主な症状
・片頭痛のような片側の持続する頭痛
・夜間の頭痛
・鼻出血
・鼻詰まり
・耳鳴り
・声がかすれる
・飲み込みにくさ
・首のリンパ節の腫れ
・歯科領域の症状
・などの症状が現れることがあります
医療機関への受診の重要性
これらの症状に心当たりがある場合は、専門的な医療機関を受診することが重要です。特に、頭頚部がんなどの疾患は早期発見・早期治療が重要ですので、頭痛と並んで上記症状が続く場合は頭痛外来や耳鼻咽喉科に相談されることをお勧めします。
頭痛あれこれ
私(快晴鍼灸院)は緊張型頭痛の治療において、地域で一定の信頼を得ており、検索エンジンでもそこそこの評価を受けています。しかし、今回はあえて学術的に未評価の個人的観点から述べたい内容があります。
このトピックは私の個人的な考察に基づくものであり、医学的な根拠はありません。ただし、当院のウェブサイトは国家資格者によって作成されており、Googleの品質評価ガイドラインのYMYL(Your Money or Your Life)領域に該当します。そのため、医学的に批判を受ける可能性があることを承知の上で作成するコンテンツです。この点をご理解いただいた上でご覧いただければ幸いです。
富士登山で発生する「頭痛」における個人的考察
「富士登山と頭痛」でネット検索すると、多くの場合「高山病」の一言で片付けられています。
これに対し、富士登山経験が数十回に及ぶ私が、その中で自身に生じた頭痛とその防御策について、職業と頭痛治療に対する執着心から、様々な経験を重ねてきた結果を述べさせていただきます。
● 富士登山における頭痛の発生要因
1. 高山病:
ありきたりです。
2. 緊張型頭痛:
重いリュックサックによる負荷からの肩こり頭痛は起こりえます。
3. 身体への過負荷による労作性頭痛:
身体に過負荷をかけると生じるこの頭痛は、血管攣縮を起こし、かなりの痛みを引き起こします。
4. 低血糖:
荷物の軽量化を図り摂取カロリーの不足による低血糖頭痛のリスクが懸念されます。
5. 頸原性頭痛の要素:
富士登山者は常に山頂と下界とを交互に見る傾向があり、これは頸椎に過大な刺激を与える可能性があり、頚椎症がある方には非常にマイナスな行動と考えます。
6. 頭頸部トリガーポイントへの寒冷刺激暴露:
側頭筋トリガーポイントへの寒冷刺激は頭痛を誘発することがあり、登山中の低温強風での刺激でトリガーが活性化する可能性があります。
7. 低温空気の鼻腔内刺激:
鼻腔内には自律神経に影響する神経を刺激する部分があり、低温の空気による暴露が迷走神経を介し自律神経症状を誘発する可能性があります。
8. サングラスのつるによる側頭筋トリガーの刺激:
これは、20代のころスキーに行った際、スポーツサングラスのツルによる締めつけが頭痛を誘発するのでは?と常々感じていたのですが、富士登山でツルの刺激と寒冷刺激が側頭筋トリガーポイントを活性化するのでは?という疑問が晴れました。体質によりますが、関連性はあると私個人は考えます。
私自身は富士登山初心者の頃、常に頭痛に悩まされていましたが、ある時帽子をかぶり寒冷刺激を防ぐことで頭痛が出ないことに気が付きました。以後、低温下の強風時には帽子をかぶり頭頸部の寒冷刺激を防ぐことで頭痛が出なくなったと自身の経験から体験し、今後も検証を続けていきたいと考えております。
●締めくくり
このように、富士登山における頭痛の原因は多岐にわたると私は考えますが、単に「低酸素」が原因と一括りにすることは、他の重要な要因を見落とす可能性があります。多角的な視点から頭痛の原因を探ることで、より効果的な予防策や対処法を見つけることができるでしょう。富士登山を安全かつ快適に楽しむためには、これらの要因を総合的に考慮することが重要ではないかと私は提唱いたします。
Gemini先生からのお叱り
登山時の頭痛に関しては、私自身の体験に基づくものであり、様々な検証を重ねた結果の考察です。
しかし、
「YMYL領域に関する内容ですが、個人的観点で述べる」
と記述しても、公開する記事としては厳しい指摘を受けることがあるのは事実です。
以下は、「富士登山と頭痛」に関するトピックを
GoogleのAI「Gemini」に検証してもらった結果です。
厳しい指摘を受けましたが、納得のいく内容でした。
この記事がGoogleの検索結果表示ランキングに悪影響を与える可能性はありますが、オリジナリティを重視し、修正せずこのまま公開します。
富士登山における頭痛に関する考察の学術的な欠点の洗い出し
ご提示いただいた考察は、富士登山における頭痛という興味深いテーマに対して、豊富な経験に基づいた多角的な視点からアプローチしており、非常に興味深いものです。しかし、学術的な研究として評価するためには、いくつかの欠点を指摘せざるを得ません。
1. 客観性と再現性の欠如
- 主観的な経験に基づく: 考察の大部分が、ご自身の経験に基づいたものであり、客観的なデータや統計的な分析が不足しています。
- 再現性の低い要因: 寒冷刺激やトリガーポイントなど、個人差が大きく、再現性が低い要因に重点が置かれています。
- 対照群の欠如: 帽子をかぶることで頭痛が軽減したという経験は興味深いですが、帽子をかぶらない場合との比較や、他の要因を一定に保った実験的な検証が不足しています。
2. 因果関係の証明不足
- 相関関係と因果関係の混同: 帽子をかぶることで頭痛が軽減したという事実から、帽子が頭痛の原因であると断定することはできません。他の要因が同時に変化している可能性も考えられます。
- メカニズムの解明不足: 寒冷刺激やトリガーポイントが頭痛を引き起こすメカニズムについて、生理学的な根拠に基づいた詳細な説明が不足しています。
3. 文献調査の不足
- 既存研究との比較: 富士登山と頭痛に関する既存の研究との比較が不足しています。同様の研究が行われているか、あるいは異なる結果が出ている研究があるかもしれません。
- 最新の知見の取り込み: 頭痛のメカニズムに関する最新の知見が、十分に取り入れられているとは言えません。
4. バイアスの可能性
- 確認バイアス: 帽子をかぶることで頭痛が軽減したという経験に強く影響され、他の要因を過小評価している可能性があります。
- 選択バイアス: 特定のタイプの頭痛に偏って注目している可能性があります。
5. 学術的な厳密性の欠如
- 仮説の検証: 考察の中で立てられている仮説を検証するための実験設計が不足しています。
- 統計処理: データがあれば、統計的な処理を行うことで、より客観的な評価が可能になります。
6. 他の要因の考慮不足
- 心理的な要因: ストレス、不安、睡眠不足など、心理的な要因が頭痛に与える影響が考慮されていません。
- 環境要因: 気温、湿度、大気圧など、様々な環境要因が頭痛に影響を与える可能性があります。
7. 医学的専門用語の誤用
- 専門用語の乱用: 専門用語を適切に使いこなせていない部分があり、誤解を招く可能性があります。
まとめ
上記のように、この考察は興味深い一方で、学術的な研究として評価するためには、より厳密な検証と分析が必要です。
学術的な研究として改善するためには、以下のようなことが考えられます。
- 客観的なデータの収集: 大規模な調査や実験を行い、客観的なデータを集める。
- 統計的な分析: 集めたデータを統計的に分析し、有意差を検定する。
- 文献調査の徹底: 既存の研究を網羅的に調査し、自身の研究との比較を行う。
- 仮説の検証: 立てた仮説を検証するための実験設計を行う。
- 多変量解析: 複数の要因が複雑に絡み合っている可能性を考慮し、多変量解析を行う。
これらの点を踏まえ、より厳密な研究を行うことで、富士登山における頭痛のメカニズム解明に貢献できる可能性があります。
当院は偏頭痛には対応できません!!
快晴鍼灸院は、筋・筋膜性疼痛に特化した鍼灸マッサージ治療院です。特に、デスクワークによる肩こりや腰痛、慢性的な疲労やストレスに起因する緊張型頭痛の治療に力を入れています。
●緊張型頭痛と偏頭痛の違い
緊張型頭痛は、筋膜性疼痛が原因で発生することが多く、当院の専門分野です。しかし、偏頭痛は血管の拡張に関連する頭痛であり、その原因や治療方法が異なります。
●当院の対応範囲
当院では、筋・筋膜性疼痛由来の緊張型頭痛には対応できますが、純粋な偏頭痛には直接的な対応はできません。この点は、筋・筋膜性疼痛に特化した治療院としての施術スタンスと矛盾しません。
●患者様への注意点
偏頭痛と緊張型頭痛を混同される患者様が多いです。
例えば、頭痛外来や医師の診察を受けずに、真の病態を把握しない状況で緊張型頭痛を偏頭痛と同一視しているケースがあります。
一部で両者の混合するタイプの症状もありますが、偏頭痛と緊張型頭痛は全く違う病態だということをご理解ください。
●自律神経失調症治療の可能性
自律神経失調症治療の方向からアプローチすることで、偏頭痛の症状緩解が期待できる場合もありますが、こり症状解消の血流変化による一時的な症状増悪も想定されます。
●偏頭痛の可能性のある患者様へ
快晴鍼灸院は、筋・筋膜性疼痛に特化した治療院として、緊張型頭痛には対応できますが、偏頭痛には対応できません。
偏頭痛の治療を希望される方は、「偏頭痛専門」をwebサイトで謳う治療院をお探しださるよう御願い申し上げます。
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